かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

THANK YOU JOHN LENNON

2020年12月03日 | The Beatles



本書は、何年か前のファンクラブの忘年会の特売場でゲット。
100円とか、そんな値段だったと思う。

何と、30年前の、没後10周年の追悼文集だ。
1991年10月9日発行とあるから、ジョンが生きていれば、51歳の誕生日に出たということになる。

まだ、10年しかたっていないから、生々しい感じがあるのと、まだビートルズ研究が進んでおらず、ジョンにとっての洋子とは?ビートルズにとっての洋子とは?という考え方にばらつきがある。
逆に言えば、その後30年間で、洋子さんが、いろんな題材を通して、ジョンにとっての洋子がどんなに重要だったかが、浸透してきたといことかもしれない。
10年以上続いたスーパーライブや、今は、クローズしたが、ジョンレノンミュージアム、今回のダブルファンタジー展など、その典型だろう。

文集は、年代別になっているが、10代の投稿が多いのに驚く。
ジョンが亡くなった時は、まだ小学生だったわけで、ジョンが亡くなったことも、リアルタイムでは知らず、後になってから、ジョンや、ビートルズのファンになった層なのだが、どういうきっかけだったのか。
私は、亡くなった時が、大学4年生で、リアルだったが、その10年後のこの時期は、シカゴ駐在で、ビートルズからはやや遠ざかっていた時期になる(1989年のポールのシカゴでのコンサートには行けたが)。
私がビートルズ第2世代とすれば、第3世代の寄稿が、半分以上を占める。
ファンクラブの方で、若い層に、より働きかけたのか。

没後10年のトリビュートコンサートに触れているものも多く、節目節目でのイベントの重要性が再確認できる。ポールのソロ後初来日コンサートの話も。
ジョンが来日し、福岡で演奏するはずだったとある寄稿もあり、1981年の来日情報が、もう出回っていたようだ。

みな一所懸命書いているのには頭が下がる。
しかし、この文集が当時1,800円とは、ずいぶん思い切った値段だ。

30年前と、今と比べて、社会情勢は改善していないように見える。
東西冷戦という姿は、変わったが、世界が分断されているという意味では、悪くなっているかもしれない。
没後50周年には、どんな世界が待ち受けているのか。

コメント
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