かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

韮山散策

2020年12月29日 | Other Eastern Japan


今日も伊豆。
天気もまずまずだったので、行ったことは、あるが、韮山近辺をぶらぶら。
まずは、願成就院へ。
運慶の仏像群が目当てだったのだが、年末でクローズ。
再訪したい。



そして、ここも紹介したことがあると思うが、韮山の代官だった、江川邸。
先日、NHKでもとりあげられたが、江戸末期に、国防の重要さを説き、韮山反射炉を作り、お台場を築いた。
絵も得意、日本で最初にパンを作り、私塾で教育もし、多彩な人物であった。
彼がいなければ、日本は列強の植民地になっていたかもしれない。



そして、最後は韮山反射炉。
江川氏が、大砲を作るために作った溶鉱炉だ。
完成前に亡くなったが、子供が引き継ぎ完成させ、テストも成功。
お台場にとりつけられたが、実際に使用されることは、なかった。
来年秋まで、修復工事中。
なるべく、原型を留めるが、一部、従来の漆喰壁に戻すそうだ。
60年振りの修復というが、どうなるか。



結構細かいところまで、説明してくれて、これは、溶けた鉄を掻き出す穴。
ゴミを掻き出す穴と2つある。
最新技術とは言え、手作り感あふれる。
鋳型に流し込んで、自然に冷やした後、水車を利用して、カッティング、穿孔を、数週間かけて行う。



溶鉱炉の中のレンガには、触ることができる。
重たくがっちりしている。
伊豆産とのこと。
ちなみに、鉄鉱石は、島根と岩手から運んだという。
政府の命を受け、一代官が、国家プロジェクトを担った。



今は、足場で、覆われている。



併設のレストランでランチ。
イズシカ反射炉カレーをいただく。
ライスか、溶鉱炉で、野菜、シカニクは、そこから、流れ出す鉄を表しているのだろう。
ということで、のどかな、1日を満喫。
コメント
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