かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

GoTo Travel 奈良&京都 その② 高山寺

2020年12月08日 | Kyoto・Osaka・Shiga ( Japan )
ついに、ジョンレノンの40回目の命日。
昨日の朝日夕刊は、一面トップだった。
第3次世界大戦こそ起こっていないものの、平和への願い、環境への願いは、無視され続けてきた。
だからこそ、ジョンの死が、40年たった今でも、クローズアップされる皮肉。



1日目は、ほとんど興福寺と、正倉院展のみになったが、2日目は、久しぶりの三尾の里に行ってみることにした。
ホテルでもらった紅葉情報の紙によると、見ごろとなっていたから。
15分おきに、乗り換えなしで行けるバスが、京都駅から出ていて、まずは、終点の栂尾(とがのお)へ。
まだひんやりしていて、駐車場の車も少ない。



右が高山寺(こうさんじ)への参道。
左の道が、バス通り。



本当に山の中。
瞑想するには、最適の場所だ。



細い山道を登っていくが、すがすがしい空気で、紅葉も美しく、最高の散策路になっている。
夏や冬はたいへんだろうが。



茅葺屋根から、湯気が登っているのは、日が出てきて朝露が蒸発しているからだろう。



ここが石水院(せきすいいん)。
入山料と別料金で、ちょっと高いが、管理費と考えれば。
明恵上人時代の唯一の遺構とされる。
後鳥羽上皇より、学問所として賜った。



入り口の建物は、書院で、この中庭を眺めながら、メインの石水院へ向かう。



石水院の庭。
わびさびの世界。



石水院は、鎌倉時代の住宅建築の傑作とされ、国宝に指定されている。



明恵上人樹上坐禅像も、鎌倉時代に描かれた国宝。
これは、レプリカだと思うが、本物もどこかの展覧会で見た。



庭の紅葉も最高。



この子犬の像も、鎌倉時代のもので、重文に指定されている。
明恵上人が愛玩していたというが、今の時代にも通ずる愛らしさだ。



高山寺でもっとも有名なのは、もちろん鳥獣人物戯画絵巻。
展示されているのは、レプリカだが、特別展で2回見たことがある。
来年も東京国立博物館で展示されるそうなので、見に行きたいが、巻物関係は、小さいため、見るのに時間がかかるのが難。



ずっととどまっていたい心境だが。



前回来た時は、石水院だけ見て帰ってしまったような気がするのだが、今回は、紅葉もきれいだし、さらに奥に行ってみた。



日本最古の茶園や、開山堂や、明恵上人の御廟などがあって、一番奥にあるのが、金堂。
桃山時代から江戸時代の建物という。
茶園は、栄西禅師から送られた茶種を明恵上人が植えたということになっているが、かつては、闘茶も行われていた。
当日も、お茶会が催されているようだった。



ぐるっと回る感じで、また降りて来たところ。



清滝川が近く、沢蟹を見つけた。



石水院を見上げたところ。



清滝川と紅葉。
高山寺から、西明寺へ向かう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする