12/8を目指して、続々と新刊が出ているが、本書もその内の1冊。
ファン・クラブの特集新刊。
ジョン・レノンが亡くなって、40年の、2020年12月8日発行。
この手の本は、何冊も読んでいるので、あまり期待していなかったのだが、なかなかの出来。
ジョンがソロになってからのアルバムを、わかりやすくかつ丁寧に、解説してくれている。
当時のジョンの活動について述べた本も多い中、ディスクを軸に、説明してくれていて、かつその背景、小話などもまぶせ、面白い仕上がりになっている。
結構知らなかった話もあり(有名なのかもしれないが)、例えば、ニルソンのアルバムをプロデュースした初日にポールもいたとか、ビーナス&マースの制作に加わることを約束していたとか。
結果だけ見ると、ヨーコさんの妨害により、ジョンとポールの共演は、実現しなかったことになる。
最後のアルバムを新たなミュージシャンだけで固めたのも、旧友との関係復活を警戒したヨーコさんの影響としているが、どうか。
レノンと、ヨーコの曲が、交互に入る構成も、ヨーコさんの強い意向だったともいうが。
亡くなってからも、いろいろ音源や、映像が出ているが、必ずしも、統一性のある出し方ではなく、廃盤になっているものも多いことを知って、所有するものの値段を調べたら、結構いい値段をしていた。
だったら、追加で出せばいいと思うのだが。
今回のジョンの命日40年に当たって、ヨーコさんの動画メッセージが出なかったのは、かなり体がお悪いのだろうか。
そういえば、昨夜は、ヨーコさんのファミリーヒストリーの再放送だった。
40周年も、いよいよあと1週間。