本書は、ファンクラブ特集号の最新版。
ポールの90年代を追った1冊。
ジョンが亡くなって、10年間の活動は、比較的静かだったが、90年代から、動きが再び活発になった。
まずは、Wingsの自然解散以来初のワールドツアー、身障者へのチャリティコンサート(ネプワース)、OFF THE GROUND、Oubu Juoobu、FLAMING PIE、モントセラト島コンサート、2枚のクラシック、絵画展、RUN DEVIL RUN 等、枚挙にいとまがない。
リンダさんが、亡くなるという不幸があったが、回りのサポートもあり、再び立ち上がった。
ビートルズファンとしては、この時期、アンソロジープロジェクトが始まったのが大きい。
本格的に、オフィシャルに、ビートルズの音源の研究が始まったといえる。
当時は、二人のジョージ(ハリソン、マーチン)が健在だったことも大きい。
これが、今のポールのアーカイブプロジェクトにもつながったといえる。
クラシックとか、絵画とか、個人的には、いまいち評価できない活動もあったが、とにかくやりたいことを確実に達成して今のポールがある。
とりまく人脈もすごいし、お互いに刺激しあっている様子もよくわかる。
ビートルズファンであれば、1冊いかが?
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