ジョン関係で、もう1冊、昨年買った本があった。
本屋で見つけたもの。
ちょっと高いのでどうしようかと思ったが、著者が、立川直樹さんなのでゲットした。
略歴を見たら、私と10歳しか違わない。
でも、ずっと昔からビートルズ関連の本を出されているような気がする。
ステイホーム期に、資料をひっくり返して、まとめた本だそうだ。
やや校正ミスもあったが、立川さんのジョンに対する思いは十分伝わった。
JAl利用が多い私は、らなかったのだが、ANAに、ビートルズ所縁の地巡りの連載をしていたそうで、最初は、その再録。
雑誌への寄稿だから、そんな長いものではないが、ポイントを突いている。
そして、やたら長い年表。
ビートルズ時代の年表は巷にあふれているので目新しくは、ないのだが、立川氏ならではの年表になっている(ポールと出会ったの日は通説と異なっている)。
ソロになってからの年表は、やたら詳しく、イベントによっては、ほぼ読み物になっている。
ロストウィークエンド時期の混乱振りや、奇行の数々も、かなり詳しく掲載されている。
最近は、美化されて、あまり取り上げられていないが。
最後は、ジョージマーチン、ジュリアン、ヨーコさんとのインタビュー。
結構前のもので、改めて読むと、なかなか面白い。
ジョージマーチンとのインタビューでは、ビートルズとの出会いや、アンソロジープロジェクトの話。
ジュリアンの語る、父の思い出。
その時彼は、まだミュージシャンだった。今は写真家?
ヨーコさんとのインタビューは、20年前のものだが、結構本質を突いた内容になっている。
当時は、まだジョンの作品に対するヨーコさんの影響は、軽視されていた。
本書にも出てくる、アストリッドさん、ジェリーさんも相次いで亡くなられた。
20世紀の文化を代表するロックの歴史を、きちんと刻んでおきたい。