旅も一休みということで（新型インフルの関係で、動きにくくなっている）、読みためた本の紹介をぼちぼちとしていきたい。
この『大和路仏像巡礼』は、『入江泰吉と歩く』という副題がついていて、東奈良編で紹介した入江泰吉記念奈良市写真美術館で購入したものだ。
ぱらぱらとめくって、迷わず即購入した。
ここに写っている奈良の仏像達の迫力は、ただものではない。
その秘密は、本書後ろについている入江泰吉物語で、明かされている。
入江さんが、写真家になるきっかけになったのが、この仏像の撮影だったのだ。アメリカ軍に持ち去られる前に写しておこうと思ったのだという。その後、入江氏は、大和路の写真を生涯撮り続けた。
値段もサイズも手頃。寺院毎に、有名な仏像が紹介されているので、仏像巡りの際のガイドブック代わりにも使える。
目次を見て気がついたのだが、本書に紹介されている仏像の内、拝んだことのない仏様は、ほんの数体になっている。
近いうちに制覇したいものだ。
