今日は、ユーミンこと、松任谷由実さんのコンサートに行ってきた。横浜最終公演。ユーミンのコンサートは、何回目だろうか。DADIDAが最初だったが、その後、日本にいて、チケットが入手できる場合は、みな行っている。
前回は、シャングリラ3だが、ちょっとコンサートとは違うので、ラストウエンズデイツアーから4年振りになる。
ユーミンさんのコンサートは、いつも期待を裏切らない。特に、県民ホールのような規模の会場では、いつも会場が一つになる。
セットもいつもすばらしいが、イギリスで作ってわざわざ運んで来たらしい。ヨーロッパの古い鉄道駅の雰囲気だ。あっと驚く仕掛けもあるし、聞かせるところは聞かせるし、漫談コーナー?もあるし。
今回は、コンサートの名が示すように、旅をテーマにしている。NHKの探検ロマン世界遺産のテーマ曲も、しっかり2曲歌ってくれた。とにかくよくこれだけの名曲を作り続け、歌い続けてくれているものだ。
アンコールも終わり、場内照明もついて、本日終了のアナウンスが終わった後、何と、また武部さんとユーミンが登場。
県民ホールは、日本で一番好きな会場?とのことで、35年前、ここでのコンサートの時、3階から海を眺め、感動したとのお話。確かに、県民ホールの前は、山下公園で、その前は、海。大桟橋も、マリンタワーもすぐそこだ。
そして、武部さんの伴奏で歌い出したのが、「海を見ていた午後」。『山手のドルフィンは~』のフレーズで有名なこの歌は、私が学生時代、特に浜っコの間では、大人気を博した。当時は、よく行ったものだが、ドルフィンの前は、実は海というよりは、石油コンビナートなのである。そしてそんなロマンチックな雰囲気でもない(失礼)。ということは、この県民ホールの3階から見た海の風景と、山手のドルフィンというしゃれた場所にあるしゃれた名前のレストランのイメージを合成して作った歌なのかもしれない。
そして、76年に、正隆さんと山手の教会で結婚式をあげ、やはり、県民ホールの並びにあるニューグランドで、披露宴を挙げた。
ということは、県民ホールが日本一好きな会場というユーミンの言葉もまんざらリップサービスだけではなかったのかもしれない。