かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

京阪満願の旅 その6 下賀茂神社

2011年05月16日 | Kyoto・Osaka・Shiga ( Japan )


今晩は、和食。お造りに、かわいい蛙が乗っていた。
NICE!



法然院から、北にあがって、西に向かい、最後に訪れたのが、下鴨神社。
西に向かうと、当然鴨川を渡ることとなるが、橋を使わずに鴨川を渡れることを知った。



鴨川の中央には、黄色い花が咲き誇っていた。



二本の川が合流し、鴨川になる地点にある下鴨神社に到着。凄い人が、帰ってくる。その日、ちょうど流鏑馬の日で、終わったところだった。
京都に住んでいれば、そういうタイミングはのがさなかっただろうに。



平安京が作られる前から京都を治めていた賀茂氏の氏神。年季が違う。世界遺産にも指定されている。



朱塗りの鳥居と楼門が見事。



豪華な楼門だ。



特別公開があったが、間に合わなかった。
本殿は、檜皮葺きの古風なもので、国宝に指定されている。
参道も含めると、巨大な神社で、流石という感じ。

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挑戦する仏教

2011年05月15日 | Books

sun今日は、さわやかな五月晴れ。すばらしい天気だった。
原発の方は、残念ながら、ますます先が見通せなくなってきているが。
私的には、珍しく落ち着いた一日で、今、日本プロゴルフを見ている。



挑戦する仏教という本が、昨年の秋出た。現在の亜細亜各国の仏教に、的を絞ったユニークな本だ。各国毎に、その分野の研究者が著わしている。

なんで、この本がユニークかというと、仏教の伝播や、仏教の教えや、仏教美術について説く本は多いが、現在の社会の中で、どういう位置づけにあるのか、どう変貌しているかを説く本は、たぶんない。しかも、我々自身もよくわかっていなかったりする。

例えば、シンガポール駐在時代、シンガポールの華人の若手に宗教の話を聞くと(もちろん凄く親しい人にしか聞けない)、仏教ではないという。でも、道教のお寺にお参りに行くと、そこで、観音様が祀られていたりする。
本書によれば、シンガポール人の43%が仏教、15%が、イスラム、15%がキリスト、9%が道教、4%がヒンドゥで、仏教徒の比率は上昇傾向だそうだ。

インドでは、一旦仏教は、ほとんど途絶えたが、今復活傾向にある。ただ、その動機は、(ヒンドゥ教では極端な)身分格差是正を目的とした政治的な色彩も強いという。本書の、戦う仏教という題名も、インドの仏教復活運動を意識したもの。

韓国では、仏教は、曹渓宗という禅宗1宗だけなのだという。日本とは、えらい違いだ。確かに、ソウルで訪れたお寺も曹渓宗のお寺だった。キリスト教と信者の比率は互角だ。キリスト教との対抗意識から、仏教も一つにまとまる必要があった?

ネパールにおける仏教とヒンドゥ教の共存は、昨年今頃実体験したところだが、カトマンドゥで訪れたクマリの館に住む生き神様であるクマリは、必ず仏教徒の僧侶カーストであるシャーキャから選出されるのだそうだ。仏教徒とヒンドゥ教徒が、仲良く暮らすための先人の知恵ではないかと著者は説く。

これも、昨年訪れたブータンでは、オグロヅルの生息地に電線を通すと障害になるということで、電線の設置を止め、電気のない生活を送っている村人がいるのだそうだ。唯一、チベット仏教を国教とする国らしい話だ。

インドネシアでは、ボロブドゥール以外仏教に触れる機会がなかったが、本書によれば、ジャカルタとボゴールで仏教教会が設立され、儒教、道教、仏教という中国の三教の教えを説く三教会も設立されたという。
またアシン師が唱導した仏教は、上座、大乗、金剛乗の垣根を越え、あらゆる仏教の流儀を等しく尊重するのだとういう。
あれだけ、イスラム教を前面に押し出している国だが、仏教もしっかり頑張っているらしい。

本書は、仏教が、今注目を浴びる亜細亜で、新たなムーブメントを起こしていることを教えてくれる。

亜細亜の社会構造に興味のある人にお勧め。

今、河井選手が初優勝した。今まで20位以内に入ったことがない39歳。苦労人という言葉がぴったりだ。おめでとう。clap

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エネファーム

2011年05月14日 | Topics



世の中、まだまだバタバタだけど、例年にのように、人の動くシーズンになった。
いろいろ忙しい。



今日は、我が家にエネファームなるものが入った。まだ、T電力のチェックが完了していないので、稼働はしていないのだが。

話せば長くなるのだが、元は、今年初め頃に、我が家のガス給湯器が、そろそろ寿命を迎えたことに始まる。
今まで、故障したことはあったが、いよいよ交換部品もなくなってきたという。

そして、出てきたのが、エコキュート、エコジョーズ、エコウィル、そしてエネファーム。さっぱりわからない。
いろいろ話を聞いてみると、最初は、エコキュートが面白そうだった。環境にも良さそうで、オール電化ブームに乗れそうに思えたからだ。
ところが、家の他のガス製品の関係で、ガス給湯器も継続する必要があることがわかり、断念。
他も、一長一短があり、最終的に、最初は、優先順位の低かった、エネファームを導入することになったのだ。
一言でいうと、家庭用コージェネ。ガスで、発電をして、同時に、お湯を作る。エネルギー効率はいいようだが、初期費用が高い。ただ、補助金と、保証期間の延長で、元はとれるはずと説明されている。

何でこんなに時間がかかったかというと、4月に、新型が発売されるのを、待っていたのだ。これでもずいぶんコンパクトになった。以前は、発電部分と、お湯を貯める部分が分かれていて、もっと設置スペースが必要だった。

その間に、大震災が起こって、ガスと電気の立場が逆転。
でも、このエネファーム。電気がないと動かない。
何がベストなのか、いまだにわからないままである。

ただ、設置工事のついでに導入した、ミスティは、大好評である。こんな設備は、スポーツクラブだけにあるものと思っていた。


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京阪満願の旅 その5 百万遍知恩寺

2011年05月13日 | Kyoto・Osaka・Shiga ( Japan )


法然院から、下賀茂神社に行こうと思ったのだが道草を食ってしまった。
哲学の道を北上し、銀閣寺の入り口のところを、西に曲がると行けるはずだ。
おっと舞妓さんが、いた。このお二人は、間違いなく本物!と見た。



無骨だが、迫力満点の観音様に出会った。子安観世音菩薩と呼ばれているらしい。観音様には見えないが。



古墳にも出会った。北白河陵とのこと。



そして、大きなお寺があった、百万遍知恩寺だった。今回法然さんにちなんだ企画展には行くが、知恩院さんにはお邪魔していないし、特別展もやっているようだしということで、寄ってみることにした。



京都には、メジャーな寺社が数多くあり、散歩コースからもはずれているため、訪れる人も少ない。
正面にあるのが、御影堂。阿弥陀如来像は、快慶作と推定されるとの発表が、数年前にあった。



今回の特別公開では、御影堂→宝物館→宝物館→釈迦堂→阿弥陀堂の順で、回る。学生さんが、ボランティアで、説明をしてくれる。
百万遍と言う名は、京都に疫病が万選した後醍醐天皇の時代、百万遍念仏を唱え治めたことによるという。百万遍の名は、このお寺から来ているらしい。その時の、どでかい数珠なども展示されていた。



このお経を刻んだ石碑も、日本に3つしかない貴重なものらしいが。
京都では、あまりにも有名なお寺がありすぎて、あまり目立たないが、すばらしいお寺だった。
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京阪満願の旅 その4 真如堂と法然院

2011年05月12日 | Kyoto・Osaka・Shiga ( Japan )


永観堂から、ちょっと北に上がって、西の小山を登ったところに、真如堂はある。
永観2年(984年)、比叡山の戒算上人が、比叡山の阿弥陀如来像を、近くに安置したのが始まりという。応仁の乱以降、移転を繰り返し、元禄の世になって、現在の地に戻って再建された。



三重塔も、江戸時代の再建だが、趣きがある。



本堂も堂々たるもの。



中に入ると、最近作られた庭が見れる。これは、昨年作られた随縁の庭。背後の仏堂には、三井家の位牌が収められており、この庭のデザインも、三井家の家紋が元になっているようだ。



こちらは、涅槃の庭と名付けられている。1988年の作庭。奥の岩が、入寂されるお釈迦様を表し、周りの岩は、弟子たちが、嘆き悲しんでいる様子を表している。
ご本尊は、普段は拝めない。



真如堂から、哲学の道を北に行き、法然院を訪れた。



趣きのある茅葺の山門だ。法然院も、五木さんの百寺巡礼に取り上げられている。
法然院は、法然上人が、鎌倉時代に開いた念仏道場が始まりという。それから廃れ、復興したのは、江戸時代になってからという。



入口に不思議な造型の砂山があった。



中で、コンサートが行われていたようで、本堂には入ることはできなかった。雰囲気を味わっただけ。



庭も落ち着いた佇まい。自然体のお寺を見た感じがした。
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