かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

神社の起源と古代朝鮮

2020年06月25日 | Books


昨日から、大阪に来ている。
新幹線が見えるが、通常運転を続けており、ありがたいが、経済全体のことを考えると、ちょっと間引き運転しても、いいかもしれない。



ちょうど、1冊読み終わったので、一言コメント。
本書は、2013年に初版が出ている。
読んだのは、2017年の6刷。

岡谷さんの著書は、2冊目か。
実際の目で見た情報を元に、考察されているところが、特徴。

前書に、済州島、沖縄などを題材にした、"原始な神社を求めて"があり、そこで、神社と韓国からの渡来人との密接なつながりを認識され、日本の他の地域の神社と、渡来人との関係を探る書という位置づけとなるようだ。

レンタカーも使わずに、古代史の舞台を回られている。
なかなかこれはできない。
レンタカーでも、なかなか見つからない場所も多い中、頭が下がる。

地区も近江、丹後、敦賀、出雲、三輪、宇佐、慶州等、古代史の舞台は、かなり網羅。

古代朝鮮というより、新羅と日本の、繋がりの、深さを発見する結果となった。
日本の古代と縄文の繋がりが見直されているが、本書を読むと、新羅からの人の流入が、古代日本を席巻したようにも見えてくる。
やや、先入感からという感じの部分もあるが、確かにそうだとうなずく部分もある。
自ら、身体で感じでいくしかない。


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Violet Caldwell

2020年06月24日 | The Beatles

今日もはっきりしない天気。流石、梅雨。



このサインは、たぶん日本国内に一つ?
Beatlesが下積み時代、ライバル?だった、Rory Storm(本名Alan Caldwell)のお母さんのレター。
Rory Stormは、リンゴが在籍していたHurricanesのリーダーだった。

Rory の妹Irisは、Paulのリバプール時代のガールフレンドで、ビートルズが有名になってからも付き合いは続いたが、別れた後も、Paulとその母のVioletととは交流が続いた。
有名なのは、Yesterdayができた時、Paulが電話で、最初に歌った相手が、Violetだったという逸話。都市伝説?
Irisは、Georgeのガールフレンドだったという資料もあるが、いずれにしても、ビートルズとCaldwell一家は、仲が良かったことには間違いないようだ。



レターは、1970年10月13日付。
265ポンドで、フォードの車を売ったらしい。
裏に何かの計算。28ポンド14シリングが手数料か何かだったのか。

まぁ珍品ということで。

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Carl Perkins

2020年06月23日 | Music
今日は、朝雨だったが、午後には上がって、夏の気候。
梅雨の天気は、うっとうしい。



あまりいいサインではないが、Carl Perkinsのサインをゲット。
その下のサインは、特定できない。
1960年代のものと思われる。
11月6日の日付があるが、年代も特定できない。

Carl Perkinsは、1932年生まれだから、ビートルズよりも一回り上。
1998年に亡くなられている。
プレスリーと同時期、初期ロックンロールの立役者で、ビートルズも、彼の多くの曲をカバーしている。それだけ、強く影響を受けたということだ。
リバプールに彼らのレコードがどんどん入って来ていたのだろう。

あまり演奏を見る機会は、なかったが、1985年のジョージ、クラプトン、リンゴなどとの共演の映像が、DVD化され、いかに彼らが、Parkinsをリスペクトしているかがよくわかった。
モントセラト島救済コンサートにも出演したが、亡くなる前年で、あまり元気はなかったように記憶する。

The King of Rockably !!
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洋楽マン列伝2

2020年06月22日 | Music

今日は、ずっと雨。
梅雨ど真ん中。



洋楽マン列伝の第二弾。
2013年から2015年に行われたインタビュー集。
まだ、本連載は、続いているので、第三弾もあるのかもしれない。

本巻は、団塊の世代の人たちへのインタビューがほとんど。
したがって、彼らが見ていた時代も、似ているのだが、扱っている分野、それぞれのかかわっていた立場から、まったく違う風景が見えていたこともわかる。
私がよく聴いていた時代と、かなり被るが、それよりちょっと後の話が多いかもしれない。

第一弾同様、かなり荒っぽい話が多い。
イントロを切ったり、音が飛んでいる部分を、モノラルの別音源でつなげたり、本家が聴いたら怒りそうな話が満載。
売るためには何でもした時代という感じ。
ノベリティも豪華で、著名画家が描いたポスター(横尾さんのビートルズのポスターはいだたいた)や、分厚い本、Tシャツなど、当時の洋楽マーケットの盛り上がりぶりがわかる。

菅野ヘッケルさんは、ボブディラン研究家で有名だが、ボブディランを扱いたくて、CBSソニーに入社したという。
結果10年担当したというが、ちょうど私が買った、日本独自のベスト盤や、武道館ライブのアルバムなどを企画したのが、菅野さんだったらしい。
特にライブ盤は、私の19歳の誕生日の武道館での音源もそのまま使われたという奇跡的な出来事だった。
当時のディランは、もっとフランクだったようだ。
2ショット写真もある。
ディランが、新たなチャレンジをしていた時期に重なったラッキーもあったのかもしれない。
ヘッケルさんは、ディランの新作の解説もされている。
まさに、CBS入社50周年?

各レーベルの栄枯盛衰も面白い。
各レーベル間での貸し借りもあったというから、まさに業界だった。

ビートルズの登場は、この世代では、業界に入る前になるが、武道館に行った人の多いのにも驚く。
やはり音が聞こえたという人と、聞こえなかった人がいる。
ただし、業界に入った時は、ポストビートルズの時代に入っていて、本書ではあまり取り上げられていない。
つまり、音楽に興味を持ったきっかけにはなったが、仕事をするようになってからは、過去形になっている人が多い。

インタビューのラストは、中村とうようさんにお願いしようと思っていたが、亡くなられてしまったので、インタビュアーの篠崎氏が、本書のラストを飾っている。
この方も、音楽好きがそのままジャーナリストになった人。
趣味と、仕事が見事に一致!

貴重な記録だし、面白い話満載。

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洋楽マン列伝 1

2020年06月21日 | Music

今日もゴルフ。
前半雨で、疲れ気味。
後半やや持ち直し。



本書は、前から出ているのは知っていたのだが、読まずにいた。
いろんなトークイベントで、業界人の話を聞く機会があり、興味が湧いたので、読んでみた。

インタビュー自体、10年ほど前に行われたもので、雑誌に連載されていた。
冒頭の石坂敬一氏は、その後亡くなられたが、本人が出たパネルディスカッションを見れたのは、不幸中の幸いだった。
その時、すでに体調を崩されていたが、骨のある人と感じた。
ポール、リンダ、水上はる子、本人、バラカンさんの写真があるが、その後、ビザが下りずに、日本公演がキャンセルになる前のオーストラリアでの写真だ。

とにかく、さまざまな人がいて驚く。
銀行員の人まで掲載されているが、この方の話が、一番古い。
ヤングミュージックショーのディレクターの方のインタビューがあるが、単に、映像を買って放映していたのかと思っていたら、独自映像も多数あったことを知った。
当時、MVが流れることも稀で、TVにかじりついて見た番組も多かった。
ビデオがなく、見逃したものも多かったのだが。
映像が残っていないものが多いとのことで、もったいない話。

各レーベル間での、競争、譲り合い、来日のプロモーションでの逸話の数々など、まさに秘話といえる話が満載。

当時は、日本のリスナーの好みに合わせ、回転数を変えたり、原版が届かないため、レコードから原版を作ったり、やりたい放題?
日本のLP特有の帯は、英語だけのジャケットだとわかりにくいため、日本語のタイトルをつけ、帯をつけ、わかりやすくしたのが、発祥なのだそうだ。
写真を見ても、完全に業界人。とても、サラリーマンには見えない。

ただ、みな、洋楽は、かつての勢いを失ったとおっしゃっているのは悲しい。
これは、事実だろう。
当時は、日本と海外との距離があり、日本独自の企画や、邦題や、プロモーションが許されていたが、今は、中央集権(海外の本家の言うまま)になってしまったのも、勢いが失われた一因かもしれない。
郷に入っては郷に従え?

面白い!

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