かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

洋楽マン列伝 1

2020年06月21日 | Music

今日もゴルフ。
前半雨で、疲れ気味。
後半やや持ち直し。



本書は、前から出ているのは知っていたのだが、読まずにいた。
いろんなトークイベントで、業界人の話を聞く機会があり、興味が湧いたので、読んでみた。

インタビュー自体、10年ほど前に行われたもので、雑誌に連載されていた。
冒頭の石坂敬一氏は、その後亡くなられたが、本人が出たパネルディスカッションを見れたのは、不幸中の幸いだった。
その時、すでに体調を崩されていたが、骨のある人と感じた。
ポール、リンダ、水上はる子、本人、バラカンさんの写真があるが、その後、ビザが下りずに、日本公演がキャンセルになる前のオーストラリアでの写真だ。

とにかく、さまざまな人がいて驚く。
銀行員の人まで掲載されているが、この方の話が、一番古い。
ヤングミュージックショーのディレクターの方のインタビューがあるが、単に、映像を買って放映していたのかと思っていたら、独自映像も多数あったことを知った。
当時、MVが流れることも稀で、TVにかじりついて見た番組も多かった。
ビデオがなく、見逃したものも多かったのだが。
映像が残っていないものが多いとのことで、もったいない話。

各レーベル間での、競争、譲り合い、来日のプロモーションでの逸話の数々など、まさに秘話といえる話が満載。

当時は、日本のリスナーの好みに合わせ、回転数を変えたり、原版が届かないため、レコードから原版を作ったり、やりたい放題?
日本のLP特有の帯は、英語だけのジャケットだとわかりにくいため、日本語のタイトルをつけ、帯をつけ、わかりやすくしたのが、発祥なのだそうだ。
写真を見ても、完全に業界人。とても、サラリーマンには見えない。

ただ、みな、洋楽は、かつての勢いを失ったとおっしゃっているのは悲しい。
これは、事実だろう。
当時は、日本と海外との距離があり、日本独自の企画や、邦題や、プロモーションが許されていたが、今は、中央集権(海外の本家の言うまま)になってしまったのも、勢いが失われた一因かもしれない。
郷に入っては郷に従え?

面白い!

コメント
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