リスペクトコラムです。
先日、ちょっと目についた情報を紹介します。Jクラブの中の人でのインフルエンサーとして、栃木さんのえとみほさんや、鳥取さんのかーねる氏がおられますが、地元J2岡山でもSNSなど情報発信で活躍されている方がいる事を知りました。ただし、運営フロントではなく、へんざん氏という現場の方でブラジル人選手の通訳さんなのかな。まずはサンパウロ新聞での紹介記事。
【J2岡山で通訳・強化担当の平安山さん 南米経験活かし、海外クラブとの橋渡しを】
「23歳から南米諸国で指導者経験を積んできた平安山さんは、強化部で海外の名門クラブが用いる「ゲーム・モデル」の翻訳業務も担当している。ゲーム・モデルとは、クラブが試合を戦う上で、選手にプレーの優先順位を設けるなどし、クラブの試合方針となるもの。Jリーグでは現在、海外のコンサルトを雇用して、ゲーム・モデルを構築しており、同クラブも同様に注力している。
同クラブ(J2岡山)は、岡山の地理・文化的な要素を含み、育成部選手用に試合前の目標や思考パターンなどを盛り込んだゲーム・モデルを構築中だ。平安山さんは実際に海外クラブでゲーム・モデルに基づいた指導を経験しており、過去に所属していたブラジルの名門コリンチャンスや、メッシを輩出したアルゼンチンの名門ニューウェルス、知人がいるレアル・マドリードなどのゲーム・モデルを翻訳し、参考資料として提出している。」
引用:サンパウロ新聞
【サポーターがSNSで好きなチームを強くする方法】
〔サポーターを1番増やす事が出来るのは同じくサポーター〕
「(地方クラブのアカウントは)フォローしていない県民の方が圧倒的に多い。その公式フォロワー数ならば、複数のサポーターが投稿してくれた方が、公式アカウントが1つ投稿するよりも拡散力は上回る。サッカーにまだ興味が薄くて公式アカウントはフォローしていない方でも、友達や恋人、知人には興味があったりフォローしている。友達の投稿にたまにサッカーが混じっているなら、公式の投稿では届かない層にサポーターが魅力を届ける事が出来る。」
「(スタジアムには)多様な試合イベントがあったり、マスコットやスタジアムグルメがある。歌手のライブをやったり、子供を遊ばせられるキッズスペースがある。サッカーへの興味が薄くても、違う方向からアプローチする事が出来る。」
〔若い女性はインスタグラムで買い物を探す〕
時代の移り変わりと共に、最近はインスタグラムで欲しい物を探す女性が増えている。インスタは見た目の美しさが大事なので、加工してある画像も多い。」
〔ハッシュタグにサッカー以外のものを加える〕
「サッカー関係やチーム名などのハッシュタグを付けるのも勿論OK、むしろ付けた方が良い。同じくそのチームを好きな人がハッシュタグを検索して見て楽しめる。ただ、チームのハッシュタグを見ている時点でコアなファンである確率が高い。『ファンを増やしたい』という視点なら、チームに関係ないハッシュタグも加えた方が良い。みんなが見ているハッシュタグを加える。」
〔チームのアカウントを載せてサポート〕
「インスタで綺麗な写真とハッシュタグを入れたら、出来ればチームの公式アカウントも貼り付けると良い。ハッシュタグから興味を持ってくれた人が、そのままチームを知るキッカケを得られる。」
「チームのフォロワーがまた他のフォロワーを増やしていく相乗効果が期待出来る。フォロワーが多ければ宣伝効果が高いとスポンサーを考える企業も出て来るかも知れない。」
〔いいねを押す〕
「リツイートやリポストの方が拡散能力は高いかも知れないが、それには抵抗がある方も多い。そんな時はいいねをオススメしたい。いいねを1つの好感度の指標として見る方はいるからだ。」
引用:「へんざん@Jリーグ中の人」公式note
えとみほさんとのやり取りで、「現場の人なんですか?」みたいなものを見かけました。確かにこういう行動は、一般的には運営フロントの中のこういう分野に長けた人がやっている例がほとんどでしょう。山形さんなどは公式ツイッターそのものがインフルエンサー的になってるし。ただ、情報性が低い思い付きの話題をいくら流しても、読者の反応は鈍いですね。いろいろ観ていて、「Jクラブで働いています」と名乗る人のツイートの中でもあくびが出るものもあります。やはり、どこまで読者が興味を持つ情報を提供できるかでしょう。閉鎖的な体質が続くクラブであれば、何か体質の矯正が必要なのかな。
そういう意味では、地元J2岡山に面白い存在が出てきたのはいいですね。ぜひ地元岡山を、広く情報開示が豊かで、ファンを巻き込むデジタルマーケティング(クリエイター向けプラットフォーム等)に優れたJクラブに導いて欲しいと思います。
公式ツイッター( へんざん ⚽️スポーツで日本を元気に):https://twitter.com/henzanryota
話は変わり、先日開催されたJ2岡山のボランティア説明会で、応援団・浅口の岡局長さんが初参戦されたそうです。その時に、喜山選手の挨拶からスタートし、途中で金山選手、上田選手が登場し、最後は有馬新監督もサプライズで来たと聞きました。いやぁFSSも10年以上参加していますが、初めて聞きましたそういうシーン。変われば変わるものです。ここ数年、慢性的なメンバー不足に悩んでいるところですが、普段でも時々ミーティングに監督か選手代表に顔を出してもらうとか、よそのチームのようにお疲れさん会に、きちんと選手・監督も出席されたら、希少感が出て少しはメンバーも増えるのではないかと思っていました。