CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

コックサッカーブルース

2005-03-21 21:43:34 | 読書感想文とか読み物レビウー
とうとう読みました
今のところ読んでおかないといけない気がする作家「村上龍」
新しい作家という概念が
勝手なおいらの話なのでありますが
ともかく、こんなに有名なんだから
きっと凄い人なんだろうと
京極夏彦、村上龍、よしもとばなな、宮部みゆき
あたりは頑張っておこうと、まぁ、ここの所
それぞれ読んできたわけでありますが
とりあえず、ま、読んだ

またSMかよっ

前回の蛇にピアスといい
なんでこう、なんというかな
モロに書くかな、これは高校生くらいの
読書感想文には大変向かない本であり
そっから考えたら、この作家自体がノンのような気が
せんでもないのでありますが

さて、実際はそのSMっぽいところが
話の中心ではあるんだが、面白サスペンス
宮部みゆきとは全く違ったのではありますが
いわゆる推理ものというか
読んでいって、なんだなんだ、どうなっていくんだ?
とそれを探す旅という具合

ドラゴンツリーフェスティバル
という単語を巡って、物語は進むわけだが
巧妙でもないけど、世界の違いのリンクが描かれておりました
表社会やら裏社会やらが前半で書かれて
その後、その表社会と裏社会をミキシングして
新しいのと古いのに分ける
価値観の違いというのがSMを通して
新旧に分けられていくようななんというようなと
そんな具合で進むんだが

最終的には、はぁ?宗教?
みたいなノリになってきて
我々読者は、主人公とともに、この喜劇から降りるというお話
ようは置いていかれてしまうわけですが、本当よくわからんかった
で終わりのような気がせんでもないですが
ねちっこいSM描写と
執拗な女のヨガる姿描写は
まぁ、すげぇと思いました、頭が痛い
こういうことをせにゃ、そういうことした気にならないのではないかと
いらぬことをこの年で思いました

というか、本当は
村上龍がエドガーダービッツの出てくる
サッカーの小説書いてると聞いて
「コックサッカーブルース」て名前からしてサッカー小説だろうと
勝手に早合点して、読んだわりには
面白かったです、というか、この人の小説はこんなのばっかなんだろうか
他のを読むのがはばかれるのであります

蛇にピアスを一押ししたという
村上先生のことは、ここからわかった気が、します
違うのかもしれん、どうなんだ