CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

本読み力

2005-05-10 08:35:54 | 雑感
唐突ですが、スピノザの国家論を読み進める中
一度ざらっと中身を読み終えて
さぁ、感想を書こうかしらと思ったところ

特に感想がない

という事態に陥ってしまったんですけども
これは、あれですね、わたくし
読む力が著しく衰退しているせいですねと
ようやく気づきました

思い返せば高校の頃
小林秀雄の論文かなにかを読まされた時と同じ
ああ、読んだけど頭には入ってない
これと同じ減少を味わってしまいました
大人というか、われわれ識字率の高さが売りの
ステキ日本人ではありますが
字が読める=本が読める
とは違うのだと、つくづく思うのです

もっとも、そういう読む力が乏しい人が読んでも
がっつりわかる本というのを書くのが
1番いいんだろうなぁと思わないでもないが
まぁ、それこそ無理な気がせんでもないので
せつせつ、今は読み解いております

で、無い頭をひねって読解したところ
国家論で定義される国家
自然権と個人の自由に関して
なんとなくいろいろわかったのだが
これがわかることによって悲しいかな

どうして会社で出世している人の人気が著しく低いのか

また、低いくせに上にいられるのかのなぞが解ける気がして
なんというかな、サラリーマンの愚痴で終わる模様
つまるところ、近年の国家体においては
選ばれて託される統治権ではなく、奪い取り行使する統治権であって
奪い取るための様々なことが、上へとおもねること
そして下をこきつかうことなのだと痛感

これは、上という存在において
それを監視する役を設置していないからにほかならない
滅亡すべきモデルケースなんだが、今の日本は
そうでもないらしい等々
統治する側が、自分に有利なようにいろいろ物事を変えていく
ルールはそうやってできてくるから仕方ないとも
定義されるあたり

組み込まれた上で氾濫するのが1番よいのですねとか
結局読み解けておらず
JRあたりの話につなげたかったところですが
このあたりで