CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

ライム戦奇憚

2005-05-30 08:29:32 | 昆虫学
ライムを育てているわたくしでありますが
先日、すさまじい勢いで花が咲き
さすが、去年はさぼったけど今年は
枯れるんじゃねぇかっつうほど肥料やっただけあるなと
一人大喜びというか
ある種生態実験のようなことをしておったんですが

水遣りの最中に
葉っぱに食害の痕跡を発見

捜索の結果、芋虫を捕獲いたしました
まだ、1齢、あるいは2齢程度の生まれたばかりという印象
わたくしこの類への造詣が浅いもので
はたして、何某蝶の幼虫なのか区別がつかず
とりあえず、キアゲハの幼虫と著しく相似が見られるので
そうだと決め付けて、3頭を捕獲(注:幼虫を数えるときは’頭’が正式)

さて

私が昆虫野郎だからか、ライムにとっては
明らかに害虫である彼らを
どうしても殺せない
いかん、情けをかけるわけにはいかん
正直3頭も養えるほど、うちのライムは大きくない
遠くない将来に間違い無く丸裸にされてしまうという
恐ろしい結果を迎える

昨年は、様々なストレス実験(注:水、肥料やり忘れ)
の結果、1個も実が付かなかったんだから
今年こそはならせて、ウォツカに絞って呑むんだ
だけども、だからといって無垢な
ああ、ちょっと触ると角を出すような
いたいけな幼虫を俺は、俺はっ

というわけで、困った挙句
一番大きい1頭だけ残し、4齢くらいまで育てて
蝶の種類を同定したあと殺そうと(酷い)思いつつ
他2頭はこの日中に殺そうともくろむ

しかし、前述の通りかわいくて殺せない
だからといって、とりあえず葉っぱから離して
そこらへ捨てるんだったら、むしろ
飢餓の苦しみを味わわせるだけ残酷だ
ここでひとおもいに殺してしまわないといけない
だけど、うああ

というわけで、最終的には
わたくしの家にすっかり済みついている
ハエトリグモではないクモに餌として与えたとさ

餌だと思うと
途端に芋虫どもが、かわいく見えなくなるんだから
不思議さねぇ