CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

功名が辻 一城の主

2006-07-31 08:35:48 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ功名が辻
今週は、ほのぼのな回でありました

先週の劇的な城主指名に続いて
いよいよ一城の主となった一豊を
じりっと追った展開、また、生き別れになった(違う)弟
康豊とも再会を果たして、順風満帆な具合がステキ
なんたる平和かと思うのでありますが
城主って本当、偉いのだなとあの描写でつくづく思いました

というか、あれだ、前々回で出世脱落したのに
すぐ出世街道復帰しているとしか見えないじゃないか
これに若干どころか、ずいぶんと不安があるのですが
はてさて、どうなっていくことかであります
どうもこの流れだと、いくつか戦を飛ばしてしまい
清正とかが、なんかわからない内に出世とか
平気でやりそうだなと不安なのでありますが
ともあれ、主人公の栄達は見ていて感激するものでありました

物語は、一部余計なとか
まさか、そんな絡め方するのかよと
ガラシャと康豊の出会いとか、また、余計なことしやがるなと
ちょっと思ったのですが、よしなに
個人的に細川の殿様好きなので、ああいう
余計なことせずと、二人のというか夫の偏った愛と
なんか疲れたから宗教に入信してしまった嫁(違う)の
そういったものを描いてほしかったのでありますが
まぁ、いいか、今後に期待であります
というか、六平太どこいったんだ

しかして、秀次の後見人として、三人が選ばれるあたり
ドラマになりすぎてて気持ち悪かったのですが
三人とも、歴史においても羽柴の家にずいぶんと
貢献してたんだろうなと思うところであります
まぁ、信長に仕えていた頃からなんだから
当たり前かとも思うが、蜂須賀とか官兵衛とかでないところが
どうかなぁと、ちょっと不審に思ってしまいました
でも、だんだん、秀吉が天下人というか
傍若無人になっていく姿が、少しずつ描写されてて
すげぇ楽しい
色ボケではなくて、権力ボケしているかのような振る舞いながらも
決して、手を緩めない様がよく出てて
実によかったのであります、あそこからは転落人生というのが
お決まりのパターンでありますが、最後まで
策略家としての秀吉を見たいとせつせつ願うところです

んで、その秀吉の嫁である北の政所様も
大変よかった
あの夫婦は、関白になろうと関係ないなと
細川幽斎の件で思いました、しかし光秀の怨念とは
うまいこと言ったもので、ああいっておくと
ガラシャには手を出すまいと思ったのかどうか
幽斎の生き様は、戦国大名の中で一、二を争う
ステキなものだとつくづく思うのです
教養人はいいなぁ、織田有楽斎とかどうしてんだろうか
利休とかいつ出てくるのか
茶人関係も目が離せないと思ったのであります

で、まぁ、本編とまったく関係ない
一場面ずつが気になった今回でありましたが
なにわともあれ、出世をかなえて安心してしまう一豊を
若干叩くため、国主という「一国一城」の本来の意味を
ちらつかせるステキな嫁ちゃんと
かわいすぎる娘の「こっくしゅさま」が
べらぼうによかったというか、娘がいてあんなんされたら
お父さんそりゃ、大喜びだべなと
この年齢に到達してわかる境地が
とてもステキであります

戦国武将を戦場だけで語るでなく
ああいう、自然なところにも共感して
サラリーマン時代劇として秀逸な功名が辻が
描かれていくのね、そうなのねと思うのであります

おしむらくは、城主が意外とというか
すげぇ立派な具合だったから、順風満帆すぎる街道にしか見えなくて
こう、出世したときのカタルシスが小さいのが残念
まぁ、仕方ないんだけども
どんどんグレードアップしていく千代の着物もステキだなと
思うのです

しかし、康豊はいい男だな
兄弟で出会った節は、ちょっと涙腺をやられた心持がしましたとさ
もう一人の兄弟(ある意味な)六平太の出番が待ちどおしいですね