NHK大河ドラマ風林火山
いわゆるいい最終回だったっ!!
そんなステキ心あふれる回でありました
実際のところ、第一部完に相当する回で
原作の話が来週あたりから始まるというのだそうで
今回までの一区切りとして、あまりにも見事でありました
というか、何度このドラマもう終わるんだと思ったことか
まずは、晴信方の評定
ここの諸角と次男坊、なによりも長男坊のやりとり
これが最高きわまっておりました
ステキすぎてたまらん
信繁が力いっぱいに晴信に尽力する様を打ち明けるところ
あの声と視線、ろうろうと吐露される台詞のそれぞれが
本当、それまでの感情を代弁するようでステキすぎた
晴信も聞きながら、まさに
この日ほど己を恥じたときはなかったろうと思われるのでありました
この後は、曲者というか切れ者小山田殿の立ち居振る舞いが
いちいちかっこよすぎるのと、家臣団が既に篭絡している
この二つだけで十分な説得力
板垣達もかっこよすぎたんだが、特に
諸角に言い寄られるように「謀反か?」とたずねられ
サニー様が「謀反でござる」と、はっきり、判然と放ったのが
かっこよすぎた、あの一瞬と惑うではない
確実に決意が見てとれた視線の動かし方と
台詞の吐き方に卒倒しそうになったのであります
この家臣どもはかっこよすぎる
虎の字をたまわったあれこれ全てが引き連れられ国境へ
あの心境いかばかりかというのは、せつせつ語られるのでありました
一方で勘助方、その前に信虎のあれこれ演技もあったのだが
それはそれとしておこう
個人的にもう二度と、いーたーがきーぃ、というあの独特の声かけが
聞けなくなってしまうのは酷く残念でありますが
最後も立派でありました
その立派に追い出されるところの
それぞれ家臣に声を上げる様、刀を抜き放った姿
かっこよかったのであります
しかし、突き返されて、そこに勘助登場
この瞬間、ああ、最終回だったんだ
そう思ってしまったのは余談
デンベエが「勘助っ!」と一番に気づいて
おろおろしながら言うところから、なんか急に最終回臭が漂い
颯爽とやってくる、そして腹に一物、そんな具合の表情
ずずいっと下馬して迎えの口上を立てる
この場では、まだ、信虎のほうがかっこよかった
「大儀である」
あの台詞だけでステキだ、ここ数年
様々なオヤカタ様が「大儀」と言っておられたが
今回のは、特に見事でありました、ステキ
一瞬、あのまま信虎が勘助切りつけるんじゃないかと
ひやひやしましたが、ややつき物がおちた感じで
踏み台にしてから乗馬、そして消えていく
あの背中に、ずっとこうべを垂れていた信繁が
せつな過ぎて泣けたのでありますが
その信繁が、ふっきれたようにさっぱりとした顔で
そっと兄に近づいて、絶句する
この一連がよかった
親子兄弟の様々な思いが、ようよう伝わったように思われたのであります
しかし、信繁よりもさらに鋭い瞳で背中をおった勘助
もらった眼帯を投げ捨てて、ミツやんの眼帯をはめる
あのときのデンベエの台詞と声が、あまりにも最終回(くどい)
並々ならぬ気迫が伝わってきたというか、恐ろしい憎悪というか
なんか凄いものが見えた、摩利支天だろう(違う)
さて、そしていよいよ
完全な最終回テンションによる一騎打ち
まさか、大河ドラマでここまでかっこいい一騎打ちが見られるとは
夢にも思わなかったのでありますが
何度も馬ですれ違う大アクション
その前の、まがましき殺気を感じる、といったところ
あの信虎の、何かを諦めた様子とそれでも武人の一人として
そういったものを逃さない、そんな何かがステキで
急な一騎打ち
見て様というか、わたしとしては
なんかわからんが、ともかく武人らしく
一人のもののふとして一騎打ちで散じるのも一興
そう思ったのではなかろうかと
脳内物語が耳から漏れるほどだったのでありますが
見事な一騎打ち、すれ違いざまに
勘助がきりつけられて、刀を抜く、そして大音声
うおおおおおっっ!
その構図たるや、画面の中心に勘助がいるのではなく
画面上と刀と勘助の間から見える空が、背景が、ああ
スローモーションで突撃をする主人公
うわぁ、最終回だ
手に汗握るところから、何度も打ち合いステキ
ステキすぎるわ、なにこれ、どうなってんの
息もつかせぬうち合い
どうやって終わるんだろう、思った矢先
どりゃああ
青木、お前そこで出てくるのか
アホ侍と、勝手に思ってんだが、あの青木大膳が
いきなりうちかかって、しかも一撃で倒す
ああ、何してんだお前、なんか、色々台無しじゃねぇか
空気読めてない感じが愛されるキャラだわと思ったのだが
それによって、はた、われに帰る勘助
そして地に落ちた虎と語り合うでもない言葉をかわして終了
あの、なんとも、打ち合うたびにミツやんのことが
どんどんと昇華されてくようなステキすぎる表現が
心に染み入ったのであります
かくして、少々怪我させましたが、なんとかなったところ
無事、何もかもが終了したのでありました
ま、ただ、落ちた信虎が
何を思ったか、唐突に晴信を褒めだしたのは
どうしたんだろうと思ってしまったのだが
なんともはや、あれはあれでいいのか
よくわからんが、切なそうな顔が染み入ったのであります
次週から、いよいよ、さらに面白くなりますように
いわゆるいい最終回だったっ!!
そんなステキ心あふれる回でありました
実際のところ、第一部完に相当する回で
原作の話が来週あたりから始まるというのだそうで
今回までの一区切りとして、あまりにも見事でありました
というか、何度このドラマもう終わるんだと思ったことか
まずは、晴信方の評定
ここの諸角と次男坊、なによりも長男坊のやりとり
これが最高きわまっておりました
ステキすぎてたまらん
信繁が力いっぱいに晴信に尽力する様を打ち明けるところ
あの声と視線、ろうろうと吐露される台詞のそれぞれが
本当、それまでの感情を代弁するようでステキすぎた
晴信も聞きながら、まさに
この日ほど己を恥じたときはなかったろうと思われるのでありました
この後は、曲者というか切れ者小山田殿の立ち居振る舞いが
いちいちかっこよすぎるのと、家臣団が既に篭絡している
この二つだけで十分な説得力
板垣達もかっこよすぎたんだが、特に
諸角に言い寄られるように「謀反か?」とたずねられ
サニー様が「謀反でござる」と、はっきり、判然と放ったのが
かっこよすぎた、あの一瞬と惑うではない
確実に決意が見てとれた視線の動かし方と
台詞の吐き方に卒倒しそうになったのであります
この家臣どもはかっこよすぎる
虎の字をたまわったあれこれ全てが引き連れられ国境へ
あの心境いかばかりかというのは、せつせつ語られるのでありました
一方で勘助方、その前に信虎のあれこれ演技もあったのだが
それはそれとしておこう
個人的にもう二度と、いーたーがきーぃ、というあの独特の声かけが
聞けなくなってしまうのは酷く残念でありますが
最後も立派でありました
その立派に追い出されるところの
それぞれ家臣に声を上げる様、刀を抜き放った姿
かっこよかったのであります
しかし、突き返されて、そこに勘助登場
この瞬間、ああ、最終回だったんだ
そう思ってしまったのは余談
デンベエが「勘助っ!」と一番に気づいて
おろおろしながら言うところから、なんか急に最終回臭が漂い
颯爽とやってくる、そして腹に一物、そんな具合の表情
ずずいっと下馬して迎えの口上を立てる
この場では、まだ、信虎のほうがかっこよかった
「大儀である」
あの台詞だけでステキだ、ここ数年
様々なオヤカタ様が「大儀」と言っておられたが
今回のは、特に見事でありました、ステキ
一瞬、あのまま信虎が勘助切りつけるんじゃないかと
ひやひやしましたが、ややつき物がおちた感じで
踏み台にしてから乗馬、そして消えていく
あの背中に、ずっとこうべを垂れていた信繁が
せつな過ぎて泣けたのでありますが
その信繁が、ふっきれたようにさっぱりとした顔で
そっと兄に近づいて、絶句する
この一連がよかった
親子兄弟の様々な思いが、ようよう伝わったように思われたのであります
しかし、信繁よりもさらに鋭い瞳で背中をおった勘助
もらった眼帯を投げ捨てて、ミツやんの眼帯をはめる
あのときのデンベエの台詞と声が、あまりにも最終回(くどい)
並々ならぬ気迫が伝わってきたというか、恐ろしい憎悪というか
なんか凄いものが見えた、摩利支天だろう(違う)
さて、そしていよいよ
完全な最終回テンションによる一騎打ち
まさか、大河ドラマでここまでかっこいい一騎打ちが見られるとは
夢にも思わなかったのでありますが
何度も馬ですれ違う大アクション
その前の、まがましき殺気を感じる、といったところ
あの信虎の、何かを諦めた様子とそれでも武人の一人として
そういったものを逃さない、そんな何かがステキで
急な一騎打ち
見て様というか、わたしとしては
なんかわからんが、ともかく武人らしく
一人のもののふとして一騎打ちで散じるのも一興
そう思ったのではなかろうかと
脳内物語が耳から漏れるほどだったのでありますが
見事な一騎打ち、すれ違いざまに
勘助がきりつけられて、刀を抜く、そして大音声
うおおおおおっっ!
その構図たるや、画面の中心に勘助がいるのではなく
画面上と刀と勘助の間から見える空が、背景が、ああ
スローモーションで突撃をする主人公
うわぁ、最終回だ
手に汗握るところから、何度も打ち合いステキ
ステキすぎるわ、なにこれ、どうなってんの
息もつかせぬうち合い
どうやって終わるんだろう、思った矢先
どりゃああ
青木、お前そこで出てくるのか
アホ侍と、勝手に思ってんだが、あの青木大膳が
いきなりうちかかって、しかも一撃で倒す
ああ、何してんだお前、なんか、色々台無しじゃねぇか
空気読めてない感じが愛されるキャラだわと思ったのだが
それによって、はた、われに帰る勘助
そして地に落ちた虎と語り合うでもない言葉をかわして終了
あの、なんとも、打ち合うたびにミツやんのことが
どんどんと昇華されてくようなステキすぎる表現が
心に染み入ったのであります
かくして、少々怪我させましたが、なんとかなったところ
無事、何もかもが終了したのでありました
ま、ただ、落ちた信虎が
何を思ったか、唐突に晴信を褒めだしたのは
どうしたんだろうと思ってしまったのだが
なんともはや、あれはあれでいいのか
よくわからんが、切なそうな顔が染み入ったのであります
次週から、いよいよ、さらに面白くなりますように