CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

龍馬伝 船中八策

2010-10-24 20:53:24 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ龍馬伝
視聴完了、すげー面白かった、今日も

倒置形になるほど興奮してしまいました
ふつうの回だと、ながら見してしまうこともしばしばありましたが
今日はまったくそんなことなかった
さすが、終りが近いと抜群に濃縮されてきますね
久しぶりに出てきた、中岡も、相変わらずというか
本当、ちょっとしか出てきてないはずなのに
今回メインに近いところにいたら、もう、
ずっと出てるような気がというか、うめぇ、上川さん
目力と、表情の妙味が抜群すぎる
擬音で、思わず「わなわな」とかつけたくなるような
あの絶妙な表情がすばらしすぎた

さて、船中八策について、改めて
いちから説明されると、ああ、なんて思わずびっくりだった
あの伏線の回収が気持ちよかったように思います
大仰にすぎる演出ではありましたが、
それはそれとして、一個一個、伏線回収をしていく手法は
見ていて、何か気持ちよいものであります
もうちょっと、私も歴史の勉強をしっかりしておかないといけない
あんだけあからさまに、船中八策への伏線だったら
もっと速くに気づけただろうに、気づいたからってなんでもないけど
なんであの人、一話だけ唐突に出てきたんだろうと思った人が
ここにすべてつながってきたのに感心してしまいました

また、その裏で、もう一人の主人公弥太郎が
あれこれと頭を下げてまわっているところもよかった
仕方ないとはいえ、龍馬と対比して、やや
下品というか、いわゆる、金儲けに狂った感じに描かれたのは
残念ではありますが、あれくらいやられると
また、いっそ、すがすがしく面白いなんて感じた次第
これも、香川さんがうますぎるせいでありましょうか
最後のシーンで、戦を食い物にする話を
馬鹿にするなと怒るかと思ったら、すぐに理解してしまう

あの常人から離れたようで、もっとも、常人に近い感覚が
見事すぎてびっくりしたのでありました
むしろ、あれに眉をひそめるような、
また、龍馬にシンパシー感じているグラバーさんの方が
浮き世離れた感じに見えてしまうのであります
まぁ、実際夢みたいなことをしたという話だから
いいんだろうが、なかなかどうして
また、シンパシーを感じている人ことごとくが、
大浦屋さんも、グラバーさんも、弥太郎が栄達したところで
衰退しているというのも
また皮肉というか、悲しいところであります

あとは、突然でてきた大久保どんも
なかなかよかった
ちょっとかっこよすぎるなと、ミッチーを見て思ってしまったんですが、
迫力というか、龍馬を嫌いという役柄で出てきたんだなと
わかりやすい感じですばらしかった
ただ、顔の線が細いせいか、長州のお侍さんに見えてしまうという
イメージ的なものを覚えたのも確か、
ミッチーで桂さんもありだったんじゃなかろうかと
思ってしまうのであります

あとは、冒頭の殺陣シーンが
やっぱりあんまりだったのが残念だなぁと
そこだけ気になったのですが、いた仕方なく
来週以降も楽しみにしていきたいのであります

なにげに、藤吉が出てきたのも
ああ、最期かぁって思わされて感慨深いものです