CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【読書】ハリー・クバート事件

2014-11-01 18:28:04 | 読書感想文とか読み物レビウー
ハリー・クバート事件  作:ジョエル・ディケール

長編小説を久しぶりに読みました
疲れた、続きというか、オチが気になって
ついつい、一日で読みきってしまった
連休中にちょっとずつ読もうと思ってたのに
そんなわけで、次へ、次がと気になるミステリー小説でありました
なかなか面白かったと思うんだが、
話にぶん回された感じでちょっと疲れた

謎を解明していくという形ではあるものの、
解明が進んで、終わったと思ったら、違ったとかいう形で
二転三転としていくのが、なかなか斬新だなと
驚いたのでありますけども、
そんなことされたら、ここまでの話必要なかったんじゃないかと
思ったりもしなくもないと
そんな割り切れない感覚も覚えながら
容疑者も、出てくるやつがみんな怪しいといった感じ、
さらには、何度か、出てきた人物たちが
全部最初っから信用できなくなったりとか
まぁ、せわしないというか、あまり考えて読みすぎると
こいつなんだったんだろうかしらと
読み返さないといけないというか
ともかく疲れたのでありました

内容としては、愛とはなんだろうかしらと
そういうことを考えさせられる内容でありつつ、
書くということについての取組だとか、
人間関係だとかいうのが
あれこれと深いような、そうでもないようなと
考えさせられるものでありまして
なんだろうかな、そもそも発端であるところの
30歳過ぎて、15歳の女と恋に落ちるとか
それはもう犯罪なのか、そうでもないのかとか
そういうことも含めて、
さりとて、本質はそこじゃないようなと
まぁ、なんだかんだ、読んでいて
あれこれ考えさせられたのでありました

何度か、同じフレーズを登場させたりと
読んでいて、惑わされる表現が多くて
ステキでありますなと感心しつつ、
原作では「できるやつ」という称号は
なんという単語だったんだろうかなと
思ったりしたのでありました
ジーニアス?いや、フランス語だから
もうちょっとかっこよさげな何かなんだろうか