マカロンはマカロン 作:近藤史恵
フランス料理を具材とした現代小説でありました
家族の謎や、男女の綾、友情の行方なんかが、
短編で美しく編まれていました
物語の良さもさることながら、
目に付いたというか、読んでいていいなぁというのが
食事、料理の描写でありまして、
まったく馴染みもないし、食べることはおろか、見たこともないと
そんなフランス料理が、山ほど出てくるわけでありますが
まぁ、それがどれもこれも凄い旨そうで
見事なのであります
夜中に読んではいけない、そういうのとは違う、
どっかに食べにいきたくなる
食事を楽しみたいと思わされる文章なのでありました
これが、最近よくある飯本と違うよなぁと
勝手に感心したところであります
旨そうなのは確かなんだけども、
こういうものを食べている自分というか、
食べに行くというイベント感みたいなのがステキだと
そう思うわけなのであります
とはいえ、という繋ぎが正しいかわかりませんが、
意外と話が重たいものもあって、
人との付き合い方みたいなのを考えさせられる
よく考えてみると、全編そういう話だったようにも思うんだが、
ご飯系小説ではなく、人情というか
人間関係を描いた短編集だったのでありました
衝撃といっていいのか、やだなぁという話が一遍ありまして、
友達付き合いというものを考えさせられるもので、
なんといったらいいか、後味悪いんだけども
そこに希望を見せる一言で終わるというのが
お洒落だと感じたのでありました
難しくあれこれ考える必要はないのだけども、
ちょっと立ち止まらされるようで、
あとはやっぱり、ご飯食べに行きたいと感じたのでありました
フランス料理を具材とした現代小説でありました
家族の謎や、男女の綾、友情の行方なんかが、
短編で美しく編まれていました
物語の良さもさることながら、
目に付いたというか、読んでいていいなぁというのが
食事、料理の描写でありまして、
まったく馴染みもないし、食べることはおろか、見たこともないと
そんなフランス料理が、山ほど出てくるわけでありますが
まぁ、それがどれもこれも凄い旨そうで
見事なのであります
夜中に読んではいけない、そういうのとは違う、
どっかに食べにいきたくなる
食事を楽しみたいと思わされる文章なのでありました
これが、最近よくある飯本と違うよなぁと
勝手に感心したところであります
旨そうなのは確かなんだけども、
こういうものを食べている自分というか、
食べに行くというイベント感みたいなのがステキだと
そう思うわけなのであります
とはいえ、という繋ぎが正しいかわかりませんが、
意外と話が重たいものもあって、
人との付き合い方みたいなのを考えさせられる
よく考えてみると、全編そういう話だったようにも思うんだが、
ご飯系小説ではなく、人情というか
人間関係を描いた短編集だったのでありました
衝撃といっていいのか、やだなぁという話が一遍ありまして、
友達付き合いというものを考えさせられるもので、
なんといったらいいか、後味悪いんだけども
そこに希望を見せる一言で終わるというのが
お洒落だと感じたのでありました
難しくあれこれ考える必要はないのだけども、
ちょっと立ち止まらされるようで、
あとはやっぱり、ご飯食べに行きたいと感じたのでありました