波乱の時代 世界と経済のゆくえ 著:アラン・グリーンスパン
久しぶりに凄いがんばって読んだと
声を大にして言いたい2冊(上下巻)でありました
読み終わって、半分以上意味わからんという具合なので
読んだという事実だけで、まるで意味を成していない読後ですが
面白いのは面白い、わかった部分だけでも
なかなか楽しめたので、よい読書だったと思うのであります
内容は大きく二つ
上巻で語られていた、グリーンスパン氏の半生を振り返った自伝的な部分
下巻で語られていた、氏が考える今後の展望と不安と懸念
こんな按配でありました
上巻は歴史書といっても差し支えないと、
大げさに語ってしまいたくなるできばえでありまして、
時のFRBでマエストロをつかさどった男の回顧録というだけで
非常に興味深い部分が数多く見られたのであります
アメリカの政治家や、その当時の情勢を
さっぱり理解していないんだなと、自分の知識の浅さを嘆いたりしながら
がんばって読み進めたわけでありますが、氏が考えるところ、
カーターは凄いいい大統領で、ブッシュジュニアの方とは話が合わなかった
そんな具合だったんじゃなかろうかという話であります
そういうアメリカ政治の裏話も面白いところですが、
FRBが何をしているのか、議長であるグリーンスパン氏は何をしていたのか
いや、何を考えていたのかが、非常に事細かな解説で知れて
楽しい限りなのであります
識者によれば、これは言い訳、後出しじゃんけんなのかもしれませんが
頭のいい人なんだなと、そして、心配性なんだなというのだけ
ひしひし伝わってきたのである
下巻では、経済とはそもそもどういう仕組みなんだろうか
そういうことを氏なりに考えたところをつまびらかにしていて、
色々と論理を組み立てた上で、自分はすべてを市場に任せるのが一番いいと
そう結論づけていたのであります
いわゆる、自由主義、リバタリアニズムとかいうやつなんだろう
よくわからんが、そう読めた
この市場に任せるというのが曲者というか考え物で、
昨今問題になっているというか、個人的に頭にきている
投機の過熱という事象について
これは、市場が揺り戻しを起こすための装置であると
そういう必然で語っていたところでありました
流石、頭のいい人は考え方が違いすぎると
ちょっと、喝破という具合でありました
成る程とも思えるんだが、腹が立つのは抑えられないのである
そんなことを考えつつ、昨今怖いのは
ポピュリズムであるという指摘でありまして
これまた、今まさにを言い当てているかのような懸念で、
市場も熱狂や不安に左右されまくるということから、
人間はそういうのに流されやすいという部分を指摘し
これらが、経済指標や、論理を駆逐して
情動によって、市場、経済を動かしてしまうのは怖いなぁと
歌っていたんだが
まさか、その数年後に、大統領がそういう感じで選ばれてしまうとは
氏は思っていたのか、凄い訊ねてみたいと考えさせられたのでありました
というわけで、今後のアメリカの人口統計を見て
移民が必要だと語っていたりして、
本当にもう、この人があって、今のアメリカがあるのは
間違いが無いのだなと、この時期に読んでグッドであったと
自分を褒めたりしながら、えらい時間かけて読んだので
しっかりとメモっておくのでありました
久しぶりに凄いがんばって読んだと
声を大にして言いたい2冊(上下巻)でありました
読み終わって、半分以上意味わからんという具合なので
読んだという事実だけで、まるで意味を成していない読後ですが
面白いのは面白い、わかった部分だけでも
なかなか楽しめたので、よい読書だったと思うのであります
内容は大きく二つ
上巻で語られていた、グリーンスパン氏の半生を振り返った自伝的な部分
下巻で語られていた、氏が考える今後の展望と不安と懸念
こんな按配でありました
上巻は歴史書といっても差し支えないと、
大げさに語ってしまいたくなるできばえでありまして、
時のFRBでマエストロをつかさどった男の回顧録というだけで
非常に興味深い部分が数多く見られたのであります
アメリカの政治家や、その当時の情勢を
さっぱり理解していないんだなと、自分の知識の浅さを嘆いたりしながら
がんばって読み進めたわけでありますが、氏が考えるところ、
カーターは凄いいい大統領で、ブッシュジュニアの方とは話が合わなかった
そんな具合だったんじゃなかろうかという話であります
そういうアメリカ政治の裏話も面白いところですが、
FRBが何をしているのか、議長であるグリーンスパン氏は何をしていたのか
いや、何を考えていたのかが、非常に事細かな解説で知れて
楽しい限りなのであります
識者によれば、これは言い訳、後出しじゃんけんなのかもしれませんが
頭のいい人なんだなと、そして、心配性なんだなというのだけ
ひしひし伝わってきたのである
下巻では、経済とはそもそもどういう仕組みなんだろうか
そういうことを氏なりに考えたところをつまびらかにしていて、
色々と論理を組み立てた上で、自分はすべてを市場に任せるのが一番いいと
そう結論づけていたのであります
いわゆる、自由主義、リバタリアニズムとかいうやつなんだろう
よくわからんが、そう読めた
この市場に任せるというのが曲者というか考え物で、
昨今問題になっているというか、個人的に頭にきている
投機の過熱という事象について
これは、市場が揺り戻しを起こすための装置であると
そういう必然で語っていたところでありました
流石、頭のいい人は考え方が違いすぎると
ちょっと、喝破という具合でありました
成る程とも思えるんだが、腹が立つのは抑えられないのである
そんなことを考えつつ、昨今怖いのは
ポピュリズムであるという指摘でありまして
これまた、今まさにを言い当てているかのような懸念で、
市場も熱狂や不安に左右されまくるということから、
人間はそういうのに流されやすいという部分を指摘し
これらが、経済指標や、論理を駆逐して
情動によって、市場、経済を動かしてしまうのは怖いなぁと
歌っていたんだが
まさか、その数年後に、大統領がそういう感じで選ばれてしまうとは
氏は思っていたのか、凄い訊ねてみたいと考えさせられたのでありました
というわけで、今後のアメリカの人口統計を見て
移民が必要だと語っていたりして、
本当にもう、この人があって、今のアメリカがあるのは
間違いが無いのだなと、この時期に読んでグッドであったと
自分を褒めたりしながら、えらい時間かけて読んだので
しっかりとメモっておくのでありました