少年の名はジルベール 著:竹宮 惠子
少女マンガの巨匠の一人、竹宮惠子さんの
自伝的な本でありました
凄い面白かったんだけども、
自分が本当に少女マンガ界なるものを知らなかったのだと
ひしひし思い知ったのであります
先日終わったフイチン再見をもっとちゃんと読んでおけばよかった
正直な話、「地球へ…」も読んだことがないので、
はたしてどうなんだという感じでありまして、
友人でありながら、やがて天才が故に離れてしまうことになる
萩尾望都さんとの話とかも、
なんだろうか、これがおそらくは、
この本における、最大の読みどころであり、刊行された意味なんだろうと
それは凄くわかったし、物凄く面白いんだけども、
これは、その当時は言わずもがな、作品たちを知っていると
より一層というか、もう、物凄く面白くて仕方ないんじゃないか
そう思わされたのでありました
また、読みやすいから、ぐいぐい引き込まれてしまって
本当にもう、凄い本だったと思うのである
しかし、少女マンガの作家というのは、
とてつもなく若くして出てくるし、それを編集者が
なんとか御していくという話は、
なんとなし聞いていたわけでありますが、
実際に、その本人が書くことの生々しさというか
この、世間ズレとはまったく別の感じ、
よくある漫画家は世間を知らないというそれとは思うのだが、
まったく別の、独り立ちして生きているというこれには、
完全に応えているというか、凄いな
この年齢で、そこまで立っているのかと
呆気にとられるというか、感激してしまったのでありました
これは本当にもう凄いことだと感じ入ってしまう
そして、編集者との間とのやりとり、
少女マンガ界をなんとかしようという野望というか、
強い意志が、燃えるようであり、物凄く面白いのである
世代といってしまっていいのかわからないが、
体制と戦うということが
一種、呼吸のようになっている世代、
いや、世代といっていいのかわからないが、
そんな手馴れているというか、闘い方、思考の方法に
形式美のようなものが見てとれるのが
興味深いと思えたのでありました
情熱を戦う力にしている
これもまた、なにせ若いからという話でもあるんだろうけども
いやはや、物凄いことだなと思い知ったわけでありました
フィクサーでもないけども、増山さんという
プロデューサとの話も面白くて、その後どうなってしまったのか
そのあたりがわからないで終わってしまったのが
この本の残念というか、悲しいところではあるものの
一人の表現者の葛藤と、生き様が描かれていて
大変読み応えのある一冊だったと
思ったのでメモっておくのでありました
少女マンガの巨匠の一人、竹宮惠子さんの
自伝的な本でありました
凄い面白かったんだけども、
自分が本当に少女マンガ界なるものを知らなかったのだと
ひしひし思い知ったのであります
先日終わったフイチン再見をもっとちゃんと読んでおけばよかった
正直な話、「地球へ…」も読んだことがないので、
はたしてどうなんだという感じでありまして、
友人でありながら、やがて天才が故に離れてしまうことになる
萩尾望都さんとの話とかも、
なんだろうか、これがおそらくは、
この本における、最大の読みどころであり、刊行された意味なんだろうと
それは凄くわかったし、物凄く面白いんだけども、
これは、その当時は言わずもがな、作品たちを知っていると
より一層というか、もう、物凄く面白くて仕方ないんじゃないか
そう思わされたのでありました
また、読みやすいから、ぐいぐい引き込まれてしまって
本当にもう、凄い本だったと思うのである
しかし、少女マンガの作家というのは、
とてつもなく若くして出てくるし、それを編集者が
なんとか御していくという話は、
なんとなし聞いていたわけでありますが、
実際に、その本人が書くことの生々しさというか
この、世間ズレとはまったく別の感じ、
よくある漫画家は世間を知らないというそれとは思うのだが、
まったく別の、独り立ちして生きているというこれには、
完全に応えているというか、凄いな
この年齢で、そこまで立っているのかと
呆気にとられるというか、感激してしまったのでありました
これは本当にもう凄いことだと感じ入ってしまう
そして、編集者との間とのやりとり、
少女マンガ界をなんとかしようという野望というか、
強い意志が、燃えるようであり、物凄く面白いのである
世代といってしまっていいのかわからないが、
体制と戦うということが
一種、呼吸のようになっている世代、
いや、世代といっていいのかわからないが、
そんな手馴れているというか、闘い方、思考の方法に
形式美のようなものが見てとれるのが
興味深いと思えたのでありました
情熱を戦う力にしている
これもまた、なにせ若いからという話でもあるんだろうけども
いやはや、物凄いことだなと思い知ったわけでありました
フィクサーでもないけども、増山さんという
プロデューサとの話も面白くて、その後どうなってしまったのか
そのあたりがわからないで終わってしまったのが
この本の残念というか、悲しいところではあるものの
一人の表現者の葛藤と、生き様が描かれていて
大変読み応えのある一冊だったと
思ったのでメモっておくのでありました