CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【読書】パレード

2017-09-25 21:25:37 | 読書感想文とか読み物レビウー
パレード  作:吉田 修一

不思議な男女の共同生活を描いた小説だったんだが
なんだろうか、酔っ払って読んだせいか
内容をよく理解できていないように思うところ
最期のオチの意味が理解できないというか
なんだ、これはどういうことなんだ
どういうドラマだったんだと驚きをもって
読み終えたのでありました、最初からそうだったのか、
本当にみんなわかってたのか

と、読んでないとまったくわからない
感想の出だしでありますけども
ほんわかした物語だと思ったら
とんだ食わせ物だったという話でありました

しかし、東京ではこういうのが当たり前なんだろうかしらねと
共同生活、シェアハウスという生き方について、
物凄く当たり前にみんな過ごしているという姿が
興味深いというか、こういう関係って
ありうるんだろうかなと不思議に思ってしまったところ
学生なら、まだ、ぎりぎりそういう話があるかもなと
思ったりしたんだが、
むしろ、学生のほうがこういうのが難しいのかもしれんなとも
感じたりしたところ、
主人公たちは、学生もいれば、社会人の結構な年齢のものまでいて
まぁ、ひとくくりに若者なんだけども
それぞれの方向性が大分違うという
実に不思議なとりあわせで、そういう人たちが
仲間とも、なんともいえない関係を
一軒の家に住んでいるというだけで共有しているのが
自然に書かれているけども、不思議で仕方ないと
そう思わされたのであります

物語に、何か深みというか
様々なことがあるわけでもなく、
淡々と上述のような関係性が描かれていくだけといった具合で
どういう物語になるのかしらと予想もつかなかったのであるが
最終的には、とんでもない話が、根幹でもないけど、
どこかにあってというところで、
なんともはや、私の能力ではちょっと理解が及ばないけども
非常に面白い小説だったと
読み終えて感じた次第なのでありましたとさ