CLASS3103 三十三組

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【映画】るろうに剣心 最終章 The Final

2021-04-24 20:35:00 | ドラマ映画テレビ感想
公開初日、会社帰りに見てきたんだが、
見ておいてよかった、緊急事態宣言で休館も出てるようで
見られなくなるところだった

さて、前回のが何年前なのか忘れたが、
大ヒットシリーズの続編であります
人誅編と呼ばれている、剣心のかつての妻の弟の復讐劇という話だったんだが
このあたりについては、漫画のほうもあんまり読んでなかったので
どんなだったかよくわからんなと思いつつ、
ただ、新しいチャンバラ映画というつもりで見てきたのでありました
この認識は間違っていないと、相変わらず思うような
すげぇアクションでありました

原作のほうを未読に近いので、原作再現度というのがどの程度か
いまいちわからんままでありましたが、
初っ端から、列車の中で大立ち回りというのがステキで、
正直なところ、このはじめから最後まで、主役は剣心じゃなくて、
縁のほうじゃねぇかというくらいのかっこよさで、
剣玉使って、警官隊をぼこぼこにしていくくだり、
そのアクションの軽快さが素晴らしかったのでありました
演技もかなりよくて、恨みのため子供のまま止まっている、そんな風にも見える
ラストシーンで涙するというよりも、泣きじゃくる縁というシーンがあるんだが
これが本当に凄いよかった、あれがあるから
剣心が闘った意味ができたようでよかったわ

話の筋のほうはおそらく、原作そのまんまで、
割と一本道なので、要所要所で挟まれるアクションを
ただただ堪能するだけという感じで、
これだけだと、京都大火編と一緒じゃねぇかなと
そう思うところもあったんだが
そのアクションのほうがよかったので、なんも文句はないのでありました

ただ、アクションも、大群衆というか、
大量の敵を滅多打ちというのが、何回もあって、
これはあんまりだなというか、多分、見ている私の年齢のせいなんだが、
目でおっかけられない、タイマンのほうも動きが速過ぎて
まったく追えないのが残念で仕方なかったんだが
それでも、その圧倒的なクオリティというか、
物量攻撃めいたアクション過多なところが最高によかったのでありました

殺陣の話としては、久しぶりにアクションしている土屋太鳳が見られたのが一番で、
しかも、動きがさらによくなっているように見えたのがステキでありました
唐突に青紫が退場したので、その名代としての活躍と啖呵きってから、
ブルースリーかと思うような徒手空拳交えたアクションから、
青紫の回転戟ぱくったみたいな技まで見せて、すげぇよかった
こういうアクション女優貴重だから凄い嬉しいのでありました
ただ、監修入れてないからだろうけど、台詞の発音が
凄い嘘関西弁で、そこだけ気になって仕方なかった
いいながら自分も、生粋の関西人ではないんだが、
そにしてもというレベルだったように思う

あとは、その短い出番だった青紫もかっこよく描かれていて、
長い得物での派手なアクションから、二刀に持ち替えてのスムースさ
その二刀の取り回しも超絶かっこよくて、
もっと活躍を見たかったと思わされたんだが残念である
操と共闘するくだりが、ジャッキーチェンとサモハンみたいというか、
あの頃のカンフー映画が下地にあるんじゃないかと
そう思うような見せ方で、凄くよかったとおもうのである
お庭番衆だけで一本みたいわこれだと

そしてもうひとつはサプライズということらしいので
詳しく書かないわけだけど、剣心が共闘するくだりが
これまた素晴らしいアクションでよかったのである
ただ、最初の武田観柳戦と似た感じになってたので
ちょっと残念ではあったけど、超絶技巧といっても差し支えないような
壁を走りまくる殺陣が凄くよかったのでありました

最後も縁と死闘を繰り広げるというあたりにいたっても
楽しいというか、人間なのかと思うような動きばっかりで
本当によかったと思えた次第でありました

まぁ、漫画映画だからといってしまえばそれまでなんだが
ちょっと気になったというか、最終的に、みんな討たれ強すぎるだろう
なんであんだけされて、みんな死なないんだと
気になったりしたんだけども、瑣末なことである
そんなアクション映画でありました