サボテンの文化誌 著:ダン・トーレ
サボテンを主体にした多肉植物様々の歴史と
人間とのかかわり、歴史なんかを紹介した本でありました
思いのほか面白かった
自分も趣味でサボテンを育てているので、
がぜん興味をもって読んだわけでありますが
サボテンの歴史となりたち、様々な分野への活用
まぁ、しょーもないといえば、しょーもない、
キャラクター化の多様さなんかが、結構面白くて
確かにサボテンは、やたらめっぽう見かけるデザインだよなと思うのである
著者がイギリス人ということもあってか、
西洋人からの視点というか、コレクターの趣味嗜好や、
世間評判のとらえ方が、若干、日本人のそれと異なるようにも思ったりしていたんだが
画一的な大量生産品の中から、変わったものを見つけることを好むコレクターが
少数派みたいな書かれ方をしていたのが印象的で
日本だと、絶対そんなことなくない?とか、感じたりしたのである
いや、これは自分がそういうコレクター側だからなんだろうか
サボテンの歴史なんかで面白かったところでは、
食用として優れている点の解説で、
ここに書かれていることが、実際本当なんだけども、
こんだけ栄養的にも立派なら、もっと流行ってもよさそうだなと
日本におけるサボテン食用市場の可能性をちょっと考えたりしたのである
まぁ、大半が果実になってしまって、
ドラゴンフルーツと競合することになりそうだが、
あれは、日本だとまだそこまで甘いのがないからか、
人気ないから難しいのかもな
それよりも、糖尿病にきくらしい葉茎の話が興味深く
これこそ日本人のためなんじゃないかとか思ったりしたのである
もう一つ、私がサボテン収集を始めるきっかけにもなった
烏羽玉の話が興味深くて、当初よこしまな目的というか、
まぁ、食べるとトリップするという現地情報にひかれて育ててきていたんだが、
この認識が、若干異なるというか、
正式には、食べてひどい嘔吐とかが初期症状に出てから、陶酔感に至るというものなんだそうで
手持ちのを食べなくてよかったと安堵したのでありました
嘔吐ののちにという、このバッドトリップっぽいのは、
そういう傾向の人たちの中では当たり前のものかもしれんが
お手軽に食べるだけで気持ちが高揚するのを期待していた自分には合わないと思ったのである
すごい増えたけど、今後も食べずに育てていこう
本の目的としては、サボテンに関する様々なトピックを
網羅的に紹介したという本なので、
何がどうしたというものはまったくないのだけども、
なんとなく、サボテンを知るということに関しては
すごくよくできた本だったと思うのでありました
栽培や、品種紹介に偏っていないというのが、ある意味新鮮だと感じたんだが
サボテンというものそれ自体が、著者によるところのある種の置物と同じであるという
この生物なのにそうじゃない楽しみ方に集約されると
思ったのでありましたとさ
なんにせよ、楽しかった、また新しいのほしいなぁ
でも私より長生きするから、あんまり買うのはよくないなぁ
サボテンを主体にした多肉植物様々の歴史と
人間とのかかわり、歴史なんかを紹介した本でありました
思いのほか面白かった
自分も趣味でサボテンを育てているので、
がぜん興味をもって読んだわけでありますが
サボテンの歴史となりたち、様々な分野への活用
まぁ、しょーもないといえば、しょーもない、
キャラクター化の多様さなんかが、結構面白くて
確かにサボテンは、やたらめっぽう見かけるデザインだよなと思うのである
著者がイギリス人ということもあってか、
西洋人からの視点というか、コレクターの趣味嗜好や、
世間評判のとらえ方が、若干、日本人のそれと異なるようにも思ったりしていたんだが
画一的な大量生産品の中から、変わったものを見つけることを好むコレクターが
少数派みたいな書かれ方をしていたのが印象的で
日本だと、絶対そんなことなくない?とか、感じたりしたのである
いや、これは自分がそういうコレクター側だからなんだろうか
サボテンの歴史なんかで面白かったところでは、
食用として優れている点の解説で、
ここに書かれていることが、実際本当なんだけども、
こんだけ栄養的にも立派なら、もっと流行ってもよさそうだなと
日本におけるサボテン食用市場の可能性をちょっと考えたりしたのである
まぁ、大半が果実になってしまって、
ドラゴンフルーツと競合することになりそうだが、
あれは、日本だとまだそこまで甘いのがないからか、
人気ないから難しいのかもな
それよりも、糖尿病にきくらしい葉茎の話が興味深く
これこそ日本人のためなんじゃないかとか思ったりしたのである
もう一つ、私がサボテン収集を始めるきっかけにもなった
烏羽玉の話が興味深くて、当初よこしまな目的というか、
まぁ、食べるとトリップするという現地情報にひかれて育ててきていたんだが、
この認識が、若干異なるというか、
正式には、食べてひどい嘔吐とかが初期症状に出てから、陶酔感に至るというものなんだそうで
手持ちのを食べなくてよかったと安堵したのでありました
嘔吐ののちにという、このバッドトリップっぽいのは、
そういう傾向の人たちの中では当たり前のものかもしれんが
お手軽に食べるだけで気持ちが高揚するのを期待していた自分には合わないと思ったのである
すごい増えたけど、今後も食べずに育てていこう
本の目的としては、サボテンに関する様々なトピックを
網羅的に紹介したという本なので、
何がどうしたというものはまったくないのだけども、
なんとなく、サボテンを知るということに関しては
すごくよくできた本だったと思うのでありました
栽培や、品種紹介に偏っていないというのが、ある意味新鮮だと感じたんだが
サボテンというものそれ自体が、著者によるところのある種の置物と同じであるという
この生物なのにそうじゃない楽しみ方に集約されると
思ったのでありましたとさ
なんにせよ、楽しかった、また新しいのほしいなぁ
でも私より長生きするから、あんまり買うのはよくないなぁ