中野のお父さんは謎を解くか 作:北村薫
二作目にあたると思われる
前作も、さくさくお父さんがあれこれなぞかけを解いていく
テンポのよい作品だったという印象だけ残ってたんだが
今回は、かなり国語に寄ったというか、頓智っぽいそれこれよりも
蘊蓄の重きが強い作品だったように思う、
いや、もしかすると前作もそうだったんだろうか
いかんせん覚えてないな
さておいて、様々な文学雑学みたいなのを織り交ぜつつ
文壇というか、小説家先生と出版社、印刷屋さんといったところの
本を作るお仕事というものの界隈で、
ちょっとした謎が出てきては、主人公のお父さんが、
ああそれは、こういうことだねと
看破するということの繰り返しになっている
なかなか楽しく読めるんだが、なんというか、
ふわっとしているというか、かなりの頻度でダジャレが差し込まれるのが
個人的には、どうも読書というか、読む妨げになるようなところがって、
どういう話があったか、読み終わって、すぐに忘れてしまったような感じになってしまった
ダジャレに気を取られてしまうんだな(読み方が悪い)
しかし、紅葉、鏡花、秋声の話は、かなり興味深くて、
こういうことがあったんだろうなと、
その真実については非常に面白くてよかった
往々にして、誰かがこういっていたという話が、面白くなっちゃって、
だんだんと盛られていくということはありそうだし、
その出自の似たところの話と混同されて
もはや別物というか、創作になってしまうというのは
世の中いっぱいあるんだろうなと思わされたのでありました
火鉢を乗り越えて殴ったという印象の面白さが、
その引き金となる話題もなければ、そもそも、そんな事実もどうなんだというのは
なんとも、調べてみると面白そうなことばかりである
古い文豪のあれこれ話は、こうやって裏とりしていくと
案外こんなことはなかったなんていっぱいありそうだなと思ったのでありました
のほほんと読むのによい一冊でありました
二作目にあたると思われる
前作も、さくさくお父さんがあれこれなぞかけを解いていく
テンポのよい作品だったという印象だけ残ってたんだが
今回は、かなり国語に寄ったというか、頓智っぽいそれこれよりも
蘊蓄の重きが強い作品だったように思う、
いや、もしかすると前作もそうだったんだろうか
いかんせん覚えてないな
さておいて、様々な文学雑学みたいなのを織り交ぜつつ
文壇というか、小説家先生と出版社、印刷屋さんといったところの
本を作るお仕事というものの界隈で、
ちょっとした謎が出てきては、主人公のお父さんが、
ああそれは、こういうことだねと
看破するということの繰り返しになっている
なかなか楽しく読めるんだが、なんというか、
ふわっとしているというか、かなりの頻度でダジャレが差し込まれるのが
個人的には、どうも読書というか、読む妨げになるようなところがって、
どういう話があったか、読み終わって、すぐに忘れてしまったような感じになってしまった
ダジャレに気を取られてしまうんだな(読み方が悪い)
しかし、紅葉、鏡花、秋声の話は、かなり興味深くて、
こういうことがあったんだろうなと、
その真実については非常に面白くてよかった
往々にして、誰かがこういっていたという話が、面白くなっちゃって、
だんだんと盛られていくということはありそうだし、
その出自の似たところの話と混同されて
もはや別物というか、創作になってしまうというのは
世の中いっぱいあるんだろうなと思わされたのでありました
火鉢を乗り越えて殴ったという印象の面白さが、
その引き金となる話題もなければ、そもそも、そんな事実もどうなんだというのは
なんとも、調べてみると面白そうなことばかりである
古い文豪のあれこれ話は、こうやって裏とりしていくと
案外こんなことはなかったなんていっぱいありそうだなと思ったのでありました
のほほんと読むのによい一冊でありました