太公望 作:宮城谷昌光
面白かった
素直な言葉ですらりと語ってしまいます
いや、実際はもう、なんというか
凄いの、超面白いの、前に椰律素材読んで感動したけど
やっぱり中国の歴史関係小説は抜群に面白いの
今回は、太公望こと呂尚の半生を描いた
すばらしい作品を読んだのであります
わたくし、見識が狭いため、小説でどんなジャンルに
誰が凄いのかとか、そういうのさっぱりわからないんですが
きっとこの作者の人は、中国古代史関係で
なみなみならぬ著書がある傑人でありましょう
でなきゃ困る、この作品を世に出しておきながら
小説家としては中とか言われたら、わたしは
生きている間にあと何冊傑作を読まねばならぬのか
と、まぁ、そんなこたぁどうでもいいのですが
物語は、呂尚が幼い13,4といったところから始まります
いきなり、因縁となる商の受王に族を滅ぼされるところから
幼い子供で連れだって、長い放浪生活をするという展開
もうこの時点で既にひきこまれて、大丈夫か
がんばれ望、負けるな彪とか、
小説の中に没頭していくのであります(読み手が)
この手の歴史にさっぱり詳しくないので
どこまで本当で、どっから違うのかは
よくわからんのですが、とりあえず
小説っぽさというか、創作だと思われる部分も
心地よくて、剣の修行をするところや
妖術めいたものが登場する場面とかも
冒険活劇のようにして読めて、もう、なんだ
史実がどうしたとかいいやという気分になれたのであります
そして、出てくる登場人物たちの
非常にステキな性格設定がまた魅力で
誰も彼もが何か小さなものでも光を持っていて
それが随所で活躍するところなんかあーた
俺もやればできるのかもしれないとか
高校生くらいに読ませておくべきではないかと
真剣に考えてしまった次第
女性もよく出てきたけど、特にいかがわしい描写が出てくるとか
そういうのはなくて、またそれでいて
男女の機微がとてもうまく描かれていたように思われます
個人的に、蘇侯の娘で受王の寵愛を受けた姫と
望との出会いから、ラストにいたるまでは
思わず感動で涙が
というか、全編にわたって、最初に苦楽をともにした
族の生き残りと再会したり、また分かれたりといった
この、なんだ、泣ける、これは泣ける
心底から久しぶりに感動したのであります
ええ、はなしやわ・・・そういう具合でありました
継という族の妹のような娘の話もしかり
鬼王と約束するところもしかり
ああ、もう、読んでない人全然わかんねぇだろうけど
とりあえず面白かった&感動した
そういうものでありました
さて、この小説は陰謀と渦巻き方と
そのかわしかた、仕掛け方、そして
王たるものは威光という、実力とはもうひとつ違う
権謀策術に優れるだけが正しいのではないと
そういうことを十二分に説明してくれており
男として、どう居きるべきかそういうことも考えさせてくれました
どちらかというと、男気とかではなく
地に足をつけて、人と関わり合い
相手を決して軽んじることがなければ
少なくとも進むことはできる
最終的には天祐とも呼べるものがあるのかもやもと
そんな教訓を得たりして
説教大好きな自分には、最高でありました
戦争とは勝ちに行くのではなく、相手の負けを確認しにいくもの
この言葉を胸に生きていこう
そう考えた、ステキ小説でありました
高校生必読、そして、蘇の娘と青に萌えるがいい
面白かった
素直な言葉ですらりと語ってしまいます
いや、実際はもう、なんというか
凄いの、超面白いの、前に椰律素材読んで感動したけど
やっぱり中国の歴史関係小説は抜群に面白いの
今回は、太公望こと呂尚の半生を描いた
すばらしい作品を読んだのであります
わたくし、見識が狭いため、小説でどんなジャンルに
誰が凄いのかとか、そういうのさっぱりわからないんですが
きっとこの作者の人は、中国古代史関係で
なみなみならぬ著書がある傑人でありましょう
でなきゃ困る、この作品を世に出しておきながら
小説家としては中とか言われたら、わたしは
生きている間にあと何冊傑作を読まねばならぬのか
と、まぁ、そんなこたぁどうでもいいのですが
物語は、呂尚が幼い13,4といったところから始まります
いきなり、因縁となる商の受王に族を滅ぼされるところから
幼い子供で連れだって、長い放浪生活をするという展開
もうこの時点で既にひきこまれて、大丈夫か
がんばれ望、負けるな彪とか、
小説の中に没頭していくのであります(読み手が)
この手の歴史にさっぱり詳しくないので
どこまで本当で、どっから違うのかは
よくわからんのですが、とりあえず
小説っぽさというか、創作だと思われる部分も
心地よくて、剣の修行をするところや
妖術めいたものが登場する場面とかも
冒険活劇のようにして読めて、もう、なんだ
史実がどうしたとかいいやという気分になれたのであります
そして、出てくる登場人物たちの
非常にステキな性格設定がまた魅力で
誰も彼もが何か小さなものでも光を持っていて
それが随所で活躍するところなんかあーた
俺もやればできるのかもしれないとか
高校生くらいに読ませておくべきではないかと
真剣に考えてしまった次第
女性もよく出てきたけど、特にいかがわしい描写が出てくるとか
そういうのはなくて、またそれでいて
男女の機微がとてもうまく描かれていたように思われます
個人的に、蘇侯の娘で受王の寵愛を受けた姫と
望との出会いから、ラストにいたるまでは
思わず感動で涙が
というか、全編にわたって、最初に苦楽をともにした
族の生き残りと再会したり、また分かれたりといった
この、なんだ、泣ける、これは泣ける
心底から久しぶりに感動したのであります
ええ、はなしやわ・・・そういう具合でありました
継という族の妹のような娘の話もしかり
鬼王と約束するところもしかり
ああ、もう、読んでない人全然わかんねぇだろうけど
とりあえず面白かった&感動した
そういうものでありました
さて、この小説は陰謀と渦巻き方と
そのかわしかた、仕掛け方、そして
王たるものは威光という、実力とはもうひとつ違う
権謀策術に優れるだけが正しいのではないと
そういうことを十二分に説明してくれており
男として、どう居きるべきかそういうことも考えさせてくれました
どちらかというと、男気とかではなく
地に足をつけて、人と関わり合い
相手を決して軽んじることがなければ
少なくとも進むことはできる
最終的には天祐とも呼べるものがあるのかもやもと
そんな教訓を得たりして
説教大好きな自分には、最高でありました
戦争とは勝ちに行くのではなく、相手の負けを確認しにいくもの
この言葉を胸に生きていこう
そう考えた、ステキ小説でありました
高校生必読、そして、蘇の娘と青に萌えるがいい