Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

変速機の移動量を確認する RD-7800

2015-01-06 20:07:10 | 自転車整備 ディレーラー
リアの変速の調子が思わしく無い私のロードレーサー 色々と手を尽しますが
改善しません 今回は変速機の作動量を計測してみます





後ろの変速を行うとトップ側から 3~4 枚目辺りで少し音鳴りがします
ロー側からトップ側へ一段づつ落して行く時には全く問題が有りません
トップから上へ上げて行く時にスプロケットの真下にガイドプーリーが
移動してくれない症状です






シフターは ST-7800 と ST-7801 の両方で試しました
変速機は RD-7800 これらの互換性に問題は有りません
一度チェーンを切って変速機単体の動き方を見てみます




このチェーンにはミッシングリンクを使っています
チェーンは DURA-ACE CN-7901 で 600km 程度の
走行距離です




ミッシングリンクの取り外しにはこの工具を使います
Park Tool MLP-1 マスターリンクプライヤー






チェーンのインナーリンクに工具を掛け 左右のリンクを
寄せてやります これでミッシングリンクを外す事が出来ます






ミッシングリンクを外しチェーンを切りました




外したチェーンは後に一度丁寧に洗浄をして 
オイルアップをしてやりましょう






変速機が上手く移動してくれたら不調にはならないですが
上手く作動しない原因が解りません 車輪を外しました




建築工事で良く使う差し金をリアエンドに当てて
変速機の移動量を測ります




シフターは ST-7800 ワイヤーの張りはやや緩めにし トップから
1段づつロー側に移動し 右側リアエンド内側から変速機のガイド
プーリーまでの距離を測ります
二回目はロー迄移動した変速機を一段づつトップ側へ移動します
三回目はややきつめにワイヤーを張りトップからローへ移動します
その寸法を控えました






シフトワイヤーを外し シフターをもう一度交換します






ST-7800 から ST-7801 に替えます




二つのシフターで試す事で何かが見えてくるかも
分かりません






ST-7801 と RD-7800 の組み合わせでも同じ様に
計測しました





計測した結果を書き直しました シフターがトップとローに有る時は
変速機の位置はそれぞれ同じ場所に居ます その間は 39.5-4.5=35.0mm
シマノの 10速は 35.55mm ですがこの誤差は測り方に依るのかも分かりません

歯のピッチは 3.95mm 有ります それに対しトップ~2枚目~3枚目 ここの移動量が
少ないですね この数値は不調の状況と一致しています 特にワイヤーの張りが緩い
時は酷い数字です

前回の作業 【 シマノ STI レバーを 交換する 】

次の作業 【 変速機のメンテナンス RD-7800 】

コメント (6)
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