私の手元に長く整備もして貰えず放置されている Campagnolo カンパの
ピスト用ハブが有ります 可哀想なので手入れをしてあげましょう
Campagnolo RECORD カンパニョーロ レコード ラージフランジ 36穴 ピスト用ハブです
私の先輩が使っていたハブで出所ははっきりしています 先輩がこのハブを使った車輪で
良く一緒に甲子園の競輪場で練習をしたのを思い出します
Campagnolo RECORD のマーク
しかし長く放置されていたので 表面も可哀想な
状態です
回転もコリコリとして良く無い状態です
自分でどの様な整備でも出来る人なんですが
この辺は大変おおらかな人でした(笑)
でも大丈夫でしょう カンパなら手入れをしてやれば
蘇ります 玉押しに使うのは 13mm のハブスパナ
ロックナットにモンキーを掛けて緩めます
ロックナットを外しました 裏には 67 の刻印
1967 年頃の製造だと想像出来ます
私も同じ67 のハブをまだ使っていますが これは
偶然です しかし 48年前のハブですよ・・
次は舌付ワッシャーです
そして玉押し
内部や玉押しに グリスの潤いが有りません
シャフトを引き抜くと 使われているグリスは
今は製造中止になった カンパグリス
スチールボールを取り出します
左右でグリスの汚れ方が違います
この状態と スチールボール
こちら側はグリスがほとんど潤滑剤の役目を
していないので いけませんね
よし 綺麗に洗ってやります 今回もガソリンを
使います 赤い容器は消防法で認められた保管容器
でもガソリンスタンドでは このタンクにも入れてくれません
ハブの内部などは この様な細いブラシで隅々まで
洗ってやります
全てのパーツが綺麗になりました
ハブ本体は内部のガソリンをブロワ―で吹き出します
カンパグリスを洗うとこの様な独特の色になります
私は何気なく仕事を進めていますが ガソリンの
扱いにはかなり注意を払っています この時期は
静電気も怖いくらいです 皆さんもガソリンを
使う時はお家を燃やさない様に注意して下さいよ
長年の汚れを落してやりました 私は汚れた物が綺麗になって行く過程が好きです
だからこう言う作業が全く苦になりません
パーツの洗浄が済んでも この様な表面の腐食まで
綺麗になる訳では無く これを綺麗にするのは又
別物です
この頃のオールドカンパはアルマイト加工が
されていません 素肌の軽合金は磨いてやれば
光ります 一皮剥いてやりましょう
機械と先端用品を使い磨く事 3 時間
この時期これを続けるのはちょっとこたえます(笑)
磨くだけで終えると又短時間で酸化が始まります
ピカールを使ってもう一磨きします ピカールに
含まれる油脂で酸化が随分と抑えられます
磨きについては何処までやるのかは本人次第
これ以上を求めるなら 腐食が深い部分に合せ
全体をそこまで研磨する必要が有ります 強度の
問題も無視出来ないので このハブはここまでに
しておきます
冬の景色ですね この種も昨年の 11月にはこんな状態だったのですが
その頃は周りにもっと緑色が有りました
長く放置されていたハブですが洗浄と美装を済ませました 次回はグリスアップを
行いましょう
次の作業 【 カンパ ピスト用ハブ グリスアップ 】
ピスト用ハブが有ります 可哀想なので手入れをしてあげましょう
Campagnolo RECORD カンパニョーロ レコード ラージフランジ 36穴 ピスト用ハブです
私の先輩が使っていたハブで出所ははっきりしています 先輩がこのハブを使った車輪で
良く一緒に甲子園の競輪場で練習をしたのを思い出します
Campagnolo RECORD のマーク
しかし長く放置されていたので 表面も可哀想な
状態です
回転もコリコリとして良く無い状態です
自分でどの様な整備でも出来る人なんですが
この辺は大変おおらかな人でした(笑)
でも大丈夫でしょう カンパなら手入れをしてやれば
蘇ります 玉押しに使うのは 13mm のハブスパナ
ロックナットにモンキーを掛けて緩めます
ロックナットを外しました 裏には 67 の刻印
1967 年頃の製造だと想像出来ます
私も同じ67 のハブをまだ使っていますが これは
偶然です しかし 48年前のハブですよ・・
次は舌付ワッシャーです
そして玉押し
内部や玉押しに グリスの潤いが有りません
シャフトを引き抜くと 使われているグリスは
今は製造中止になった カンパグリス
スチールボールを取り出します
左右でグリスの汚れ方が違います
この状態と スチールボール
こちら側はグリスがほとんど潤滑剤の役目を
していないので いけませんね
よし 綺麗に洗ってやります 今回もガソリンを
使います 赤い容器は消防法で認められた保管容器
でもガソリンスタンドでは このタンクにも入れてくれません
ハブの内部などは この様な細いブラシで隅々まで
洗ってやります
全てのパーツが綺麗になりました
ハブ本体は内部のガソリンをブロワ―で吹き出します
カンパグリスを洗うとこの様な独特の色になります
私は何気なく仕事を進めていますが ガソリンの
扱いにはかなり注意を払っています この時期は
静電気も怖いくらいです 皆さんもガソリンを
使う時はお家を燃やさない様に注意して下さいよ
長年の汚れを落してやりました 私は汚れた物が綺麗になって行く過程が好きです
だからこう言う作業が全く苦になりません
パーツの洗浄が済んでも この様な表面の腐食まで
綺麗になる訳では無く これを綺麗にするのは又
別物です
この頃のオールドカンパはアルマイト加工が
されていません 素肌の軽合金は磨いてやれば
光ります 一皮剥いてやりましょう
機械と先端用品を使い磨く事 3 時間
この時期これを続けるのはちょっとこたえます(笑)
磨くだけで終えると又短時間で酸化が始まります
ピカールを使ってもう一磨きします ピカールに
含まれる油脂で酸化が随分と抑えられます
磨きについては何処までやるのかは本人次第
これ以上を求めるなら 腐食が深い部分に合せ
全体をそこまで研磨する必要が有ります 強度の
問題も無視出来ないので このハブはここまでに
しておきます
冬の景色ですね この種も昨年の 11月にはこんな状態だったのですが
その頃は周りにもっと緑色が有りました
長く放置されていたハブですが洗浄と美装を済ませました 次回はグリスアップを
行いましょう
次の作業 【 カンパ ピスト用ハブ グリスアップ 】