Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

チューブラーリム マビック GP4 の新旧比較

2015-01-10 20:27:35 | ホイール
昨年チューブラーリムのマヴィック GP4 について後期型の形状は
タイヤを装着し難いと言う記事を書きましたが 前期型との形状の
比較をしてみます





MAVIC GP4 人気を博したチューブラーリムですが後期型の評判はあまり芳しいものでは無く
以前にその形状に依る不安な点などを書き留めました 保管しているホイールの中に
マイナーチェンジをされる前の物が有ったのでそれと見比べてみましょう






MAVIC GP4 見た処同じシールが貼って有ります
トラック用の両切りハブにフリーホイールを
装着した街道練習用の車輪です シャフトも
クイック芯に替えてあります




タイヤを外した後、古いリムセメントを荒削りして
います




する事が多くそのままにしていましたが
セメントの除去を最後までしてしまいます






この位の状態のセメントには塗料用の剥離剤が
使い易くて良いと思います 必要量別容器に取り
刷毛で塗って行きます






塗る量は出来るだけ多く ここから 2~30分置きます
その後スプーンやバターナイフなどリムの形状に
合った物で 柔らかくなったセメントを削り取ります






削り取りブラシで擦り 最後は水洗いをすればこの
程度にはなります 剥離剤を塗り始めてから約 3時間の
作業です 荒削りを入れると 5~6時間の仕事です






自転車小屋へ持って帰りシンナーで良く拭き取り
直ぐに使う予定が無いのでタイヤ装着面に薄く
オイルを引いておきます 酸化防止です 全体に
ワックスを掛けて完成です




MAVIC GP4 のステッカーです






この 2枚が貼られています このステッカーの以前には
赤い菱形の物も有った様です






これがマイナーチェンジされる前の形状で人気が
有ったリムです ごく普通の平リムと変わりません




マイナーチェンジ後の物を見てみましょう
私のトラックレーサーに装着しています






これは前後輪同じ形状ですが 貼られているシールが
違います、この辺りの詳しい事は私には解りません






前期型と同じ様に 2枚貼られています






これがマイナーチェンジ後の形状で 左右に折り返しの
様なリブが有り アールが深く重量も増えあまり良い
評判では有りません






前回の記事で私が問題にしたのは 古いリムセメントを
綺麗に除去し 新たにベッド作りをしリムセメントで
タイヤを張りました






貼って空気を使用圧まで上げて一晩置いたタイヤを
剥してみます






その結果アールが深く底が深い形状の為に タイヤが
リムに届いていないと言う不具合が起ります






上がマイナーチェンジ前 下がマイナーチェンジ後の
リムの形状です






何処か違いが無いか良く見ると 古いタイプと
新しい物ではシールの一文字だけが違います
末尾の W と V です 上が旧タイプです





どうでも良い様な事ですが折角比較する二つのタイプが有ったので この様な事を
してみました はっきりとした時代考証までは出来ませんが GP4 の歴史の一つでは
有ります

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