Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

ペダルに トウクリップを取り付ける

2020-06-02 20:04:42 | 自転車整備 ペダル
自転車のペダルとトウクリップ 最近はビンディングペダルが主流になり常にトウクリップと
トウストラップを使う自転車選手は競輪選手だけになってしまいました そんなトウクリップの
取り付け風景をご紹介させて頂きます





私が選手をしていた頃は現在のビンディングペダルは存在せず
ロードレースもトラックレースにもトウクリップとトウストラップを使っていました
今でもまだ使えるクリップが幾つか保存して有ります






今回クリップを取り付けるペダルは Campagnolo SUPER REGGELI
カンパニョーロのスーパーレゲロ カンパが始めて出したプレートが
軽合金のペダルです 1974年にリリースされました






さて今回取り付けるクリップはこのどちらかにします
メーカーは MINOURA ミノウラです






こちらは MKS 三ヶ島製作所の商品で NJS 認可部品です
少しサイズが小さいので今回は見送ります
※ NJS 認可とは 競輪選手の方達が競輪競走で使う事が
許された部品です






これは Camapagnolo カンパニョーロのペダルの 
クリップ取り付け用ボルトです この 8mm の六角頭のネジは
オールドカンパの至る所に使われています 機能的である事以外に
オールドカンパ愛好家はこれにも拘りたい部分です




加えて Campagnolo の工具 T型レンチです






ハンドル部は 6mm のアーレンキー ボックスは 8mm で
凄く便利な工具です




ではペダルにトウクリップを取り付けます






取り付け位置は もう一つの Campagnolo RECORD 鉄ペダル
これを叩き台にして進めて行きます




自転車部品の組み付けに 私はグリスを結構使います
まずはネジの噛り付きの防止 加えて錆を防ぐ目的で
使います 自転車部品を長く使う為には大切な事だと
思います






今回使うグリスは Super Lube スパールーブの多目的グリス
フッ素系でサラサラ感が強いグリスで、回転部分にも良く
使っています とても便利な潤滑剤だと思います




トウクリップのペダルとの接触面にグリスを塗布します
ここは汚れが溜まり易い部分で放っておくと良く腐食します






クリップ取り付けネジにもしっかりと塗布しておきます
グリスははみ出したら拭き取れば済みますから気にしなくて
結構です




取り付けの準備が出来ました






ペダルの手前側 クリップの反対側にはこの様な突起が有ります
これは 蹴返し(けかえし) と呼び クリップに足を入れる時に
これを利用してペダルを裏返します クリップは取付け用メスネジが
有る方に付けます






クリップ取り付けネジを手で締め込んでいます




ここで先程の T型レンチを使います






クリップの位置を良く考えながら 両方のネジをしっかり
締め込みます ここではネジの線切りに注意が必要です




クリップを取付けました






同じミノウラの商品でも細かな部分で違いが有ります
少し気になりますがこれは実際に自転車で使い感じて
みる事にします




はみ出したグリスは綺麗なウエスで良く拭き取っておきます





最近は自転車がお好きな人でもトウクリップを見た事が無い方々もいらっしゃるかと思います
しかしこれが自転車競技で主流だった時代が有ったのも事実です
あえて今の自転車に使う必要は無いかと思いますがクロモリ時代の自転車には似合う取り合わせですね





公園の花壇に咲いていた真っ白な花です 綺麗ですね
今回はここまでにさせて頂きます トウストラップの装着は次回にさせて頂きます
どうぞ次回もお付き合い下さい

次の記事 【 ペダルに トウストラップを取付ける 】


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