アルママの気まぐれ日記

主に大掘川周辺のウオーキングで出会った動植物の写真を載せています。

スイカズラ(忍冬)の花

2014-05-22 | 植物

バス通り横の小さな荒れ地でスイカズラ(忍冬)が満開だった。
この場所はここ数年荒れたままなので、スイカズラを見るのが楽しみになっている。
スイカズラは、山野に自生。全株に褐色の細軟毛を密生。初夏、芳香のある白色または淡紅色の唇形花を開き、のち黄色に変わる。黒色の液果を結ぶ。茎・葉を乾かしたものは生薬の忍冬(にんどう)で、利尿・健胃・解熱薬、花を乾かして吹き出物などの洗浄用とする。葉が冬でもしぼまないので、忍冬の名がある。(以上広辞苑より)
スイカズラ科 スイカズラ属 常緑蔓性木本
別名「金銀花」

↓ スイカズラの花
下部な長い筒状。先は上に浅く4裂、下に1片の唇形に5裂する。
雄しべ5本。咲き始めは白いが後に黄色になる。










↓ ニセアカシアの木だろうか?スイカズラの木になってしまった。






↓ まだまだ元気にどこまで伸びる?


↓ 咲いてから時間が経ったスイカズラの花。


白花タンポポ(白花蒲公英)

2014-05-10 | 植物

サークルの帰りに、今年も白花タンポポに出会った。
この白花タンポポは、一昨年咲いているのに気づいた。
太いサクラの木の根元で、増えもせず減りもせず咲いている。
キク科タンポポ属
2014年5月13日午前10時7分ころ
柏市内





白花タンポポの花
舌状花だけが集まった円盤状の頭状花序(頭花)
頭花の外側の花から開花。
もともと5枚だった花弁が合体した合弁花(花弁の先が5つに分かれている)。
雌しべは1本で先が二つに分かれる。


↓ 開花始めたばかりの花。萼、花弁、雌しべが見える。


↓ 満開になった花


↓ 花後


東大キャンパスで見かけた白花タンポポ(2014/4/13)

筑波実験植物園で見かけた白花タンポポ(2014/4/8)


モモイロヒルザキツキミソウ(桃色昼咲月見草)開花

2014-05-07 | 植物

流山水辺公園側の空き地にモモイロヒルザキツキミソウ(桃色昼咲月見草)の花群生。
ヒルザキツキミソウは花色が白だが花弁が桃色なので桃色昼咲き月見草。
マツヨイグサの仲間では珍しく昼間に開花する。
ヒルザキツキミソウの果実は水にぬれた時に裂開し、乾くと閉じる。
種子は雨滴で散布される。これは、ユウゲショウも同じ。
(農村教育協会「形とくらしの雑草図鑑」より)
アカバナ科マツヨイグサ属
2014年5月7日午後5時15分ころ
流山水辺公園

↓ モモイロヒルザキツキミソウは雌しべ1本雄しべ8本。
雌しべの柱頭は十字状に裂ける。










昨年の桃色昼咲き月見草の花(2013/5/13撮影)


フイリアマドコロ(斑入り甘野老)の花

2014-04-25 | 植物

西光院のフイリアマドコロ(斑入り甘野老)満開。
アマドコロとナルコユリは姿がそっくりで、パッと見で判断が付きにくい。
アマドコロは茎にゆるい角が付いているので、指で触るとわかる。
茎の断面が見られれば、イビツな多角形のようになっている。
ナルコユリは断面が円形で指でさわっても引っかかりはない。
キジカクシ科アマドコロ属
2014年4月25日午前7時ころ
西光院










↓ 別の場所で群生して咲いているフイリアマドコロ(斑入り甘野老)




 

メモ
・山地や野原などに生える多年草。
・地下茎は横に延び、その先端から稜角のある茎をたて、高さ30~80cmになる。
・葉は互生し、長楕円形で長さ5~15cm、幅2~5cm、裏面は粉白を帯びる。
・葉のわきから、1本または基部でふたつに分かれた花柄をだし、その先に長さ2cmほどの緑白色の花をたらす。
・和名は地下茎が「トコロ(ヤマノイモ科)」に似て、甘味があることによる。
・ナルコユリの葉は披針形で長さが8~15cmで葉の枚数も多い。
参考文献 山渓「日本の野草」






ミチタネツケバナ(道種漬花)

2014-03-21 | 植物

手入れをしなかった庭に、ミチタネツケバナのロゼットが見られた。
小さな花を付け、中には長角果が直立し花の上に突きだしているもの、
花弁をつけたまま雌しべの柱頭がのびているものなどがみられた。
アブラナ科タネツケバナ属
2014年3月21日

↓ ミチタネツケバナ(道種漬花)のロゼット






↓ ミチタネツケバナの咲き始めの花、中心にある雌しべは短い。




↓ 雌しべが色づき少しのびてきた。


↓ 左端の花は長角果が出来はじめている。






茨城県フラワーパークのトサミズキ(土佐水木)の花

2014-03-17 | 植物

茨城県フラワーパークの池近くで、トサミズキ(土佐水木)の花が開花し始めていた。
トサミズキは葉の展開に先立ち穂状の花序を出す。
約4cm程の穂状花序には7~10個の小花が付く。
小花はへら状の花弁5枚、雄しべ本で葯は紅色、
雌しべの花柱は2個で花弁より少し長い。
マンサク科トサミズキ属
2014年3月11日














2013年3月15日撮影の近所のトサミズキ
参考サイト 植物雑学辞典 トサミズキ


茨城県フラワーパークのカワヅザクラ(河津桜)

2014-03-14 | 植物

茨城県フラワーパークのカワヅザクラ(河津桜)は
山頂近くの斜面に250本植樹されている。
山頂近くでは、かなり開花が進んだ木もあったが、斜面の麓では、
殆どの蕾は多少ピンク色になってはいたが堅く閉じていた。
地元の方の話しでは、前夜に霜が降りたので、
折角咲き始めた花弁も痛みが激しいとのことだった。

バラ科サクラ属
2014年3月11日

↓ 山頂近くのカワヅサクラ(河津桜)と筑波山。
遊歩道左側のカワヅザクラは沢山のツボミがピンクに色づき脹らんできた。




↓ 山頂近くの満開に近いカワヅザクラ。
陽当たりも良く、後の林が風よけになっているお陰で見事に開花。


↓ 山頂から一段下った遊歩道から山頂方面を見る。


↓ 麓へ下るほど、蕾が堅く、ピンク色が薄い。
斜面に250本植樹されているカワヅザクラの林。






↓ 山頂近くで咲いていたカワヅザクラ(河津桜)の花
ピンク色の蕾が目立つ、折角開花した花も霜による痛みが激しい。








山の麓まで開花したらピンクに染まり、さぞ綺麗だろうと思う。
残念ながら、わが家からは常磐道利用で片道1時間弱(費用は高速料金往復2000円と入園料一人370円)かかるので、簡単には行けない。
来年はパークに電話(0299-42-4111)をして、開花状態を確認してから行こうと思う。
花と緑の楽園茨城県フラワーパークはこちら⇒ クリック




茨城県フラワーパークのフクジュソウ(福寿草)は最盛期を過ぎていた

2014-03-13 | 植物

毎年見学に行っている茨城県フラワーパークのフクジュソウ(福寿草)、今年はタイミングを外してしまい、すっかり最盛期を過ぎていた。株のひとかたまりは、大きくなっているようだが、花も葉も元気がなかった。果実ができ始めている物もあった。果実は痩果。
昨年2013年3月7日のフラワーパークのフクジュソウ
キンポウゲ科フクジュソウ属
別名「ガショウラン、ガンタンソウ、ガンジツソウ」
2014年3月11日











↓ 山の斜面の福寿草園を、道を挟んで反対側の展望所から見る。


↓ フラワーパークの山頂からやや下った遊歩道脇にも福寿草が植えられていた。


↓ フウジュソウの開花から痩果まで














ガガイモの種髪

2014-03-05 | 植物

大堀川防災調整池の草地は、すっかり枯れ野原になっている。
我が物顔で繁っていたオオブタクサなどが枯れ立ちしていたが、
全部刈られて横に倒されていた。
その枯れ枝に絡まっていた多数のガガイモの果実が種髪を飛ばせていた。
ガガイモの花は(2013/8/11)⇒ クリック
ガガイモ科ガガイモ属
2014年3月4日

↓ 大堀川防災調整池の枯れ草地。


↓ オオブタクサなどの枯れ枝に巻き付いたままのガガイモの果実
はじけて種髪が見える






↓ 見事なガガイモの種髪




ガガイモの種髪が飛ぶところは動画でどうぞ



↓ ガガイモの種髪が全部飛び出したあとは


キンカチャ(金花茶)の花

2014-03-02 | 植物

柏の葉公園の温室で初めてキンカチャ(金花茶)を撮ったのは2008年だった。
黄色いツバキと言われるキンカチャ(金花茶)は中国原産。
かつては、「幻の黄金花つばき」と言われて外国への持ち出しが禁止されていたとか。
1965年に発見、1980年代に日本に導入された。
ツバキ科ツバキ属
常緑高木
参考サイト 楽天草花コーナーキンカチャ
柏の葉公園の温室
2014年2月22日






↓ 可愛い実もついていた。










↓ キンカチャ(金花茶)の全形。



メディニラ・スペキオサの花

2014-03-01 | 植物

メディニラ・スペキオサはジャワ島原産。高温多湿と半日陰を好む。
熱帯アジアでは一般的に栽培されている。
マグニフィカと良く似ているが、スペキオサには花の上にピンク色の苞がない。
初夏から開花し秋に実がなるそうだ。

参考サイト weblio辞書メディニラ・スペキオサ
デジタル植物園メディニラ・スペキオサ


ノボタン科メディニラ属
常緑小低木
別名「サンゴノボタン」
2014年2月22日
柏の葉公園の温室
↓ メディニラ・スペキオサの花、長さ10~20cmの花序に小花を沢山つける。
小さい花を拡大して撮りたかったなぁ。




↓ メディニラ・スペキオサの花後、赤紫色の実が出来ている。








↓ メディニラ・スペキオサの全形


↓ メディニラ・スペキオサの鉢。
プレートにはマグフィニカと書いてあるが、スペキオサでは・・・




サンシュユ(山茱萸)の花芽など

2014-02-12 | 植物

サンシュユ(山茱萸)の花芽は長さ約4mmの球形で、総苞片に包まれ基部に小さな芽鱗が2個つく。
葉痕はV字形~三日月形。維管束痕は3個。
ミズキ科ミズキ属
別名「ハルコバネバナ、アキサンゴ、ヤマグミ」
2014年1月14日
流山市









↓ サンシュユ(山茱萸)の樹皮と全形。
樹皮はボロボロとはげる。



バイカウツギ(梅花空木)の冬芽など

2014-02-11 | 植物

庭先に置いた鉢植えのバイカウツギ(梅花空木)は、一見枯れ枝に見えるが、
枝先には、可愛い冬芽がしっかり育っている。
このバイカウツギは娘が新築祝に頂いた木だが、
毎年良い香りの清楚な花を満開につける。
昨年の花⇒ クリック
バイカウツギの冬芽は、参考資料によると
白い葉痕が特徴的で冬芽は葉痕の下にある隠芽タイプ」と
書かれているが
、我が家のバイカウツギを見ると
対生する葉痕と頂芽がはっきり見える。
葉痕の下には冬芽らしきものがちょこっと見える。
ちょっと成長したのかな?
ユキノシタ科バイカウツギ属
2014年2月10日


↓ バイカウツギ冬芽を真上から見ると、可愛いヒツジさんに見える。


↓ 真ん中の頂芽には細かい毛がはえている




↓ おなか空いたと親を待つ子に見える




そろそろ散歩にも行きたいが、もう少し我慢・がまん・ガマン。


トチノキ(栃の木)の冬芽など

2014-02-07 | 植物

一年ほど前に撮ったトチノキ(栃の木)の冬芽。
鱗芽、樹脂に被われてべたつく。頂芽は大きく長さ1~4cm。側芽は小さい。
芽鱗は暗赤褐色~帶紫褐色で8~14枚。
芽鱗痕は環状。葉痕は腎形、三角形~心形で大きい。
維管束痕は5~9個でV字に並ぶ。
トチノキ科トチノキ属
2013年2月22日
柏の葉公園







↓ トチノキの樹皮と全形