森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

「九尾狐〈クミホ〉伝~不滅の愛~」

2021-11-28 00:11:04 | 海外ドラマ

イ・ドンウク主演の「九尾狐伝」を前々から見たいなと思っていました。それを10月から2話ずつwowowで放送してくれたので、見ていました。

正直に言うと、最初、序盤の方ではあまり面白く感じなかったのです。

カッコ良く超綺麗なイ・ドンウクの山の神、クミホだっていうのに。

大好きなファンタジーだっていうのに。

たぶんラブストーリーメインっていうのが、あまり好みではなかったのかもしれません。もっと、クミホらしいファンタジーを前面に出した、何かを見たかったのかも。

 

だから中盤、最大の敵である咬竜が復活してきた辺りから、ようやく面白くなってきたのと、更にお兄ちゃんを愛しすぎていて、可愛さあまって憎さ百倍になってしまっているラン様がお気に入りで、この兄弟がどうなってしまうのか、徐々に面白く感じていきました。

このラン様を(なぜか、様付け)、キム・ボムが演じました。

この人を検索したら「サイコメトリー~残留思念~」という映画に出ていて、この映画は見ました。じゃ、あの人が・・・?  

と、なりましたが、もう一回見て確認したくなりました。

 

このドラマは、美しすぎるイ・ドンウクのラブストーリーみたいな感じで、涙は不要のドラマだと思っていたのに、最終回で大泣きしました。

後日談も丁寧に描かれていて、(またそこでちょっと泣き・・・)、見終わってみれば、「楽しい時間をありがとう。」という気持ちになりました。

ネタバレなしで書こうと思ったら、ここまででしょうか。

あっ、ちょっとだけどうしても語りたい・・・詰まらない事だけど・・・・と、言うわけで、ささやかなネタバレの話は、一番下に書いておきますね。

私は、本当に韓国の俳優さんには詳しくないので、ひとつのドラマから気にいった俳優さんを見つけ次の作品を見たりして、そんな風に広がっているようなものです。

後は、姉からのお勧めからですかね(笑)

 

イ・ドンウクも「トッケビ」から。

その「トッケビ」も姉からの強いお勧めによって見たわけですが、今またテレビで再放送されていますね。前はネット配信で見たので、またテレビの画面でも見たいかなと思って録画しています。

(BSフジ、午前8時から月~金)

問題は、いつその録画消化をするか・・・・・・(^_^;)

また26日に、彼の新しいドラマの事が記事になりましたね。

「Bad and Crazy」という作品ですが、またいつか機会があったら見てみたいと思います。

その記事は→こちら

 

ささやかな事ですがネタバレしています。

ランは最後に「エビに生まれ変わるから、海老は食べるな。」と言うー。

だけどヨン(ドンウク)は、生まれ変わった少年ランに出会います。

自転車に乗っていて転んでしまった少年を助け起こすと、それはかって少年だった頃のランにそっくりな少年でした。

「次はひとりで起きるんだぞ。」と優しく声を掛けるヨン。

そしてひとり呟くのでした。

「エビには成れなかったな。」と。

 

家族を持って愛を知ったから、その命にはヨンの命と引き換えにする価値があったのです。その彼の最後の時は、やっぱり泣くでしょう、普通に(ノД`)・゜・。

 

また人間に転生してきたヨンが、人間として生きていくのは面白かったです。

「人間と言うのは痛みとの戦いだ。」みたいな事を言うじゃないですか。

思わず共鳴してしまいました。

 

だけどヨンは、何で赤ちゃんからの転生じゃないのと思っていたら・・・・

ラスト・・・ああ、やっぱり~となりました。

これって、続編を作ろうと思ったら出来ますよね。(でも作らないか、やっぱり(笑))

 

 

 

 


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「主君の太陽」を見ました。

2021-10-06 22:43:47 | 海外ドラマ

ソ・ジソブ、コン・ヒョジン主演のラブコメです。

「ごめん、愛してる」を見終わった後、少々のロス。

そう、分かっていらっしゃる方には分かると思うのですが、韓流は「癖」になるのです。

で、Amazonprimeで、この作品を見たのです。

私が姉に、「『主君の太陽』にもソ・ジソブが出ているよ。」と言いましたら、姉はこちらを先に見ていて、彼のファンになり、その後に「ごめん、愛してる」を見つけて見たのだと言いました。

へぇ、そうだったのかと思いました。

なんだかんだと言って、私は、あまり詳しくはないのですよね。

 

これは2013年の作品で、最高視聴率21,8を叩きだしたヒット作品らしいですね。

 

事故に遭ってから、幽霊が見えるようになってしまった、デ・ゴンシル(コン・ヒョジン)は、幽霊のおばあさんに頼まれて遺族に知られていなかった通帳を渡しに行きます。その帰り道にヒッチハイクで、無理やり、強欲で傲慢なチュ・ジュンウォン(ソ・ジソブ)の車に乗り込みます。

見えても、本当は怖くてたまらない彼女は、ほとんど引き籠って暗い生活を送っていたのです。

だけどチュ・ジュンウォンに触れる事によって、その幽霊たちが消える事に気がついた彼女は、彼に付きまといます。

 

もうこの段階では、気持ちの悪いストーカー女にしか見えません。

しかも無職の引き籠り女で、片方は大手のショッピングモール、キングダムの社長なんですよね。

これがどのようにして、愛し合う二人になっていくのかって、そこも見ものだと思うんですよね。

 

毎回の幽霊がらみのエピソードにも、しみじみとするものが多く、面白かったです。

 

またこの物語には、底辺にチュ・ジュンウォンの過去に起きた誘拐事件の謎解きがあって、ホラー&サスペンス風味のラブコメなんですよね。

 

ホラー&サスペンスなら、なんか私好みじゃない ?

父親との確執とかもあったのですが、意外と早くに解決していくんですよね。その誘拐事件の解決編も、最終回まで引っ張らず、テンポがイイのも良かったです。

だけど私的にはラストの方は、ファンのためのおまけのような気がしました。

 

一生懸命、ゴンシルが自分の気持ちを話すけれど、なんだか分かり辛かったです。ただ戻ってきたゴンシルの経済状態を思うと、韓国の女性の方が自立を常に意識しているような気がしました。これは「トッケビ」の時にも、同じような事を思ったような気がしました。

私的には、過去のトラウマから難読症に陥っていたチュ・ジュンウォンが、ゴンシルからのヘルプメールを、必死になって読もうとするシーンが大好きでした。

 

そして今、このドラマを見終わってしまって、またロスになっているワタクシ。

次は何を見ようかな。

 

あっ、そうそう。劇中にも出てくる「あらしのよるに」という絵本。以前かなり話題になったので、最初の1冊目の話は知っていたけれど、ラストがどうなっていたか知りませんでした。

そんな切ないお話だったのか・・・・・・(涙)

ちゃんと読んでみたくなりました。

・・・・

 

全話がまとまって入っている本だそうです。ちゃんと最後まで読んでみるのも良いかもしれませんね。

 

 

 

 

・・・・

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「ごめん、愛してる」を見終わって

2021-09-08 23:54:45 | 海外ドラマ

とある準備の為に、少々気ぜわしくしてました。その「とある」については、もう少し先でご報告する事もあるでしょう。そのせいもあって、なにげにブログに気持ちが向かないでいましたが、いろいろと書いておきたい事が溜まってしまったので、またせっせと書いて行こうと思います。

※        ※       ※

見ている途中で「見ています」と書いたので、このドラマの感想を書く予定はなかったのですが、最終回まで見てしまっては書かないわけにはいかないでしょう。

最終回、号泣してしました。

このドラマが放送されていた頃を、私はまったく知らなかったのですが、かなりのコアなファンがいらっしゃったと思います。たぶんそれは今もかしら。

私もですね、今更ながらソ・ジソブと言う方の新しいファンになってしまいました。

 

だけどこの作品は2004年のもので、ちょっとその頃の癖のようなものを感じて、すべてオールオッケーと言うわけではなかったのです。だからもっと早くに、涙がこぼれるかなと思ったのですが、最終回まで保留になってしまいました。

でも泣かないから逆によく見れたみたいな部分もあって、私、あのシーン、ちょっと・・・・・

ウィキペディアに依れば

『主演俳優のファッションやセリフを真似る熱血ファンたちが現れたりするなど、社会現象を起こした。』とあって、きっとこのセリフは一種のパロディ化して流行ったのではないかと思いました。

「飯を食うか、それとも俺とキスするか。」のシーンとセリフ。

落ち込んでずっと食事もとれないウンチェを誘いだして、バイクを運転しながらムヒョクが言うシーン。

「飯を食うか、それとも俺と暮らすか。」

はっきり言って、訳が分からない。だけどきっと、みんなその頃、「キャー」ってなって、胸がキュンキュンなったんだろうなと思うと、なんだかニヤニヤしてしまいました。

で、その頃の若者が、その言葉をまねしたのかななんて思うと楽しいですね^^

 

それなのに、何で最終回に滂沱の涙だったかといえば、いろいろと分かったからです。

韓国の映画でもドラマでも家族を想う気持ちを描いたら、ちょっと日本の上をいくんじゃないかと、私は思っているんです。だけどユンとドゥリは、やり過ぎじゃんと思うほどの母と息子の密接な関係で、ちょっと気持ち悪いなと思っていたのです。

あっ、そうそう。

ここからはネタバレしています。

これから見る方はお気をつけてね。

 

だけど、ユンが自分も孤児院育ちだったと明かして、それで

「僕はお母さんの事を思うと涙が出るんです。」の言葉が理解できるのですね。

本当の子供ではない僕を、ここまで大切に育ててくれたお母さん。愛情を注いでくれたお母さん。思っただけで、心が温かくなるユンだったと思います。

 

それにやっぱりあのシーンは、最高でした。

ムヒョクは元々、自分を捨てた母を恨んではいなくて、何か事情があったのだと信じていました。そして、再会したら、服も買ってあげる、家も買ってあげると言い、親孝行をしようと誓って、それを生きるよすがにしていたのです。

だからドゥリにラーメンを作ってもらって、そしてひっそりと帰る時、

「来世も俺を生んでください。その時こそ満足するような息子として生まれてきます。お母さん産んでくれてありがとう。」と去って行くじゃないですか。

もう滂沱の涙ですよ。

「お母さん、産んでくれてありがとう。」といえた人生ならば、その人生は、けっして悲しいだけのものではなかったと思えるのです。

そして、その母も、作ってくれと強く言ったくせに、ほとんど残されて「まったくイラつく人ね。」などと言いながら、わけも分からず涙がこぼれるのでした。

もう、泣いちゃうよね、こんなシーン。

 

そして、ムヒョクが居なくなってしまってから・・・・。

ユンは結局彼の心臓を貰って、復活します。

その復活ライブの席に、ウンチェは居ません。

ムヒョクと出会った思い出のオーストラリアをひとり歩いて、その想い出に浸るウンチェ。

そして彼の眠る墓地に行き横たわるウンチェ。

 

想い出の中で、ウンチェはムヒョクと想い出の中で寄り添い、そしてウンチェは、また一人去って行くのでした・・・・・・にならなかった!!!!!

 

「メルボルンの墓地で韓国女性の遺体を発見。」というニュースが流れます。

遺体 !!!

「生きているのに、死ぬほど孤独だった彼を 放っておけませんでした。

一生で一度のわがままを 誰かの為でなく 自分の心に従います。

罰は私が受けます。 ソン・ウンチェ」

 

えっ !?

えーーーーーーーーーーーー!?

と、私は、もうびっくりしてしまいました。

だからさ、だからね、韓国ドラマは侮れないのよねと、私はしみじみと思いました。

 

「罰は私が受けます。」

という事は、ウンチェは真実を知ってしまったんだなと思いました。

ムヒョクが居なくなってから、ユンの復活ライブと、ウンチェのオーストラリア一人旅まで1年間の時間がありました。きっと描かれなかったドラマがあったのでしょう。だけどそれをばっさりと切って、あのシーンだけに終わらせ、その後に余分な映像を入れなかったのは、凄いなと思わざるを得ませんでした。

 

よくよく見ると、

その墓石には「安らかに眠れ、ごめん、愛してる」の文字が。

 

미안하다, 사랑한다」「ミアナダ サランハンダ」

「I'm Sorry, I Love You」

 

ちょっと、涙、引きずりました。

かなり・・・・・かも。

 

So Jisubの「雪の華」

 

 

 

 

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「アチアラの秘密」と「ごめん、愛してる」

2021-08-27 09:37:40 | 海外ドラマ

8月もいろいろと楽しい、または面白いドラマを見ました。

今、ネットで視聴途中のドラマは「アチアラの秘密」と「ごめん、愛してる」です。

なぜ途中で言うかというですとね、姉の蝶子さんが、ある日

「GYAOでやっている『ごめん、愛してる』が素敵だから、絶対に見てみて。感動を分かち合いたいから。」と言いました。だけどその後に言った言葉の恐ろしさ。

「だけどそれ、明日で配信終了なの。」

「えっ !?  何話あるの?」

「16話かな。」

バカヤロ !

思わず頭の中にビートたけしが出て来て、そう言いましたね。

「無理ですよ。」

「なんなら最終回だけでも良いから。」なんて言われてもだね・・・・。

でもこちらは、アマプラにあったのですよ。それで、今見ています。

「アチアラの秘密」はGYAOで配信中。全16話ですが、ラストの解決編の2話が来週の30日に配信されて、9月5日で終了です。

というわけで、見終わってからの感想だと、配信終了までが、「バカヤロ」の少なさになってしまうので先に書きました。

ご興味のある方は如何ですか ?

 

 

  

「アチアラの秘密」はサスペンスです。微かなホラー要素も含んでいて、なんだか「ツイン・ピークス」みたいだなと思いました。

ほんのちょっとの感想を書く場合でも、何か情報はないかなと思って、ちょっとネットウロウロしますが、ちょっとまずいなと感じる時もあります。例えば、この「ツインピークス」みたいに感じたと言うのは、本当に私のチラリと感じた感想ではあるのですが、ネットで同じ感想を拾ってしまった時、書くべきか書かざるべきかちょっと迷いますよね。今回は迷いつつ書きました。分かりやすいような気がします。

平穏な田舎町のアチアラで見つかった白骨死体。それは誰で、なぜ死なねばならなかったのか ?

視聴者側だと「分かるじゃん、こんなのすぐに。」と思う展開の鈍さもあったりもするのですが、物語はかなり意外な方向に突き進んでいくので、なかなか面白いです。

また、私は「悪魔が来たりて笛を吹く」も、ちょっと連想してしまいました。

来週がとても楽しみです。

それにこれ、タイトルでチョイスして見始めたのですが、なんと、「トッケビ」のユク・ソンジェが出ていたのですよ。

(オバサン、この子、可愛いと思ってるわけですよ。(^_^;)(^_^;))

 

 

 

アマプラで見ている「ごめん、愛してる」は、聞き覚えのあるタイトルだなと思いました。

それもそのはず、日本でも長瀬君が主演でリメイク(2017年)されていましたね。我が家ではラブロマンス系はほとんどかからないので、きっと見てなかったと思うのです。その後番組の「陸王」は見ていましたから、その番組が終わって、また日曜劇場に戻ったのですね。

でもなんとなく知っているような・・・・・・・

だけど今更ですが、日本版のそれも、今だったら凄く見たいと思います。

 

親子の接し方に、私的にはかなりの違和感があるのですが、「それはそれ」と思って見ていると、蝶子さんではありませんが、かなり嵌ります。

このドラマ・・・・・凄く古い例えでむしろ分かり辛くなるかもしれませんが、はっきり言って「瞼の母」だなと思いました。(笑)

と言っても、それが伏線にあるラブロマンスです。

16話中、今8話です。

この先、涙の予感がします。ハンカチは必須かな。

女性・男性問わず、ファッションも素敵です。

でもこれは2004年の作品なんですね。

その頃、私何をしていたのかなぁ。

その頃、あんな風にバッグを持つ人が居たのかも知れないですね(たすき掛けのバッグ本体がウエスト辺り)

ハッピー・エンドにならないかなぁ・・・・。←まだ、途中なので言える発言ですね。

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スーシェの「オリエント急行の殺人」が一番好き

2021-08-04 02:41:21 | 海外ドラマ

先日より、過去記事「名探偵ポワロ第64話「オリエント急行の殺人」」

に多くの人がいらしてくださって、ありがとうございます。

(その記事は映画などの感想を交えての、「オリエント急行殺人事件」のまとめ記事のようにもなっています。またこの記事は、それを踏まえて書かれている部分もあるので、お読み下さるとうれしく思います。)

 

何故かと言えば、たぶん土曜日にNHKBSで放送されている「名探偵ポワロ」で、その64話が放送されたからだと思います。

私も録画して、昨日見ました。

ポワロはかなりいろいろな回を複数回見ているのに、この「オリエント急行の殺人」は、今回で二回目の視聴です。たぶん私的には、繰り返しては見たくない作品なのかも知れません。「見たくない」と言うと拒否っているみたいですが、そうではなく、寧ろすごく大事に思っているからなんです。

ゲストの人々には、(詳しく知らないが故ですが)華々しさを感じる事はなかったのでしたが、それでも全体の重さを考えると、映画並みにも感じる作品だと思います。

そしてその重さを感じさせるのは、「罪と罰」「信仰と赦し」がテーマになっているからなのかも知れません。

リンクした記事の中で

「杉下右京には絶対に出来ない選択だな。」

と言う事を書いたのですが、これは三谷版のコレの感想の中で私が言った言葉です。

右京には出来ない選択。だけど、私にも出来ない選択だったなと、今回、またこの作品を見てそう感じました。

誰も「あなただったら」などとは問わないと思うのですが、思わず今回は思ってしまったのですよね。

「オリエント急行殺人事件」のラストは、映画や他の作品だと、そのラストがほとんど「してやったり」みたいな感じになって、「良かった良かった。」みたいで終わる事が多いと思うのです。だから考えても見なかったのかもしれません。自分だったらこれどうする、みたいなことを。

それはポワロの言っている「法」についての考えが、今回凄く良く理解できたからだと思います。

法で裁かれなかった罪を、皆で断罪する心情は凄く分かります。だけどその自ら裁きを下した罪から逃れようとするのは、また別の問題なのではないかー。

 

お気楽に見ている私の心を揺るがすポワロの言葉。

だけどそれでも、ポワロはもう一つの選択をするのです。

警察に報告した後、微塵にも笑わず、12人の刺客たちの方に顔を向けるポワロ。

さながらカンパーイと言う雰囲気ではないけれど、そのポワロの視線に大きく目を見開いたメアリーの顔には、ちゃんと感謝の気持ちが表れていたように思いました。

また5年前から信仰に目覚めたグレタは涙ぐみます。きっと彼女は、神に赦されたのだと思ったのかもしれません。

しかし去りゆくポワロは苦悩に顔をしかめ、そしてその手に十字架を強く握りしめるのでした。二回目だと言うのに、やはりここで私は、やっぱり泣いてしまいましたね。。。。。

そしてその時私は思いました。

ポワロの人生の多くの事件のうちに、この「オリエント急行の殺人」があったから、最後の「カーテン」の選択があったのだなと。

やっぱりこのシリーズ、凄いです。

そしてやっぱりこのスーシェの「オリエント急行の殺人」が一番好きです。

 

(あっ、ちょっとね。メアリーとかグレタとか名前が知りたくて、ウキに行ったんですよ。そしたら、吃驚しました。この事件→「カーテン」の事が書いてあったんです。そう感じたのは、あながち間違えではないなと思う反面、ちょっと嫌な感じ(笑)パクリじゃないですからねって、そこはキッパリ。(^_^;))

 

 

 

 

因みにドラマとは関係ありませんが、オリエント急行旧駅舎のレストランに行ってはしゃいでいる記事は→こちらです。・オリエント急行☆イスタンブール

・・・・


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ミセス・アメリカ~時代に挑んだ女たち~

2021-02-23 23:55:55 | 海外ドラマ

2月に見たドラマの感想です。(やっと^^)

これはWOWOWで放送されたものを録画して見たのですが、3月1日2日3日とまた放送されるので、ご加入の方はチェックしてみてくださいね。お勧めできる良作でした !!

全9話。

WOWOWの番組紹介の言葉を借りると(いわゆる手抜き)

『フェミニズムが大きく展開した1970年代アメリカ。男女平等憲法修正条項をめぐる賛成派・反対派の激しい戦いを、C・ブランシェットらの豪華競演で描いたミニシリーズ。』となるわけですが、私は知らない事がいっぱいの人なので、フィリス・シュラフリーなる人物を初めて知りました。

この人は、フェミニズムの反対の立場を取り、1970年代男女平等修正条項、通称ERA(The Equal Rights Amendment)とその推進運動に対するネガティブキャンペーンを主導した・・・・・。

女性解放に反対する女性って言うのがいたのかと思うと不思議な気もしますが、彼女たちの主張するものが何だったのかと考えると、全否定などは出来ないものもあり、いろいろ考えさせられる奥深い話でした。

1970年ごろ、私は何をしていたのかなと考えてみたら、ようやくABCを学び、ようやく友と世界の国についての憧れを語りだしたころ。

「私はアメリカ」と友は言い、「私はイギリス」と私が言っていた頃。世界に誰がいて何が起きていたのかなんて、よく分かっていなかったのでした。

そんな程度の私であっても、それでもある事に関しては分かるような気がするのです。それは何かと言ったら、もしもスライドして、こんなフェミニズム運動が日本に入って来ていても(きっと影響された人たちは、動いていたのでは?)、あのころの日本では絶対にダメで、激しく活動する人を、きっと色眼鏡で見て同性が攻撃してしまったのではないかと思います。

だからいまだにこんな程度の日本なのかも知れないのですが、それでもずいぶん変わったのですよ。

折しも森氏のトンデモ発言があって、・・・・・・、って、ここ書いていたら、ドラマの話からメチャクチャ遠くなってしまったので、ちょっと今日は止めておこうと削除しました。

そうなんです。このドラマ、ドラマとしても凄く面白いのですが、やっぱり上にも書いた通り、自分の中の女性史みたいなものを、ついつい思ってしまうような、そんなドラマだったのです。

そして凄く勉強にもなりました。

ちょっとウキペディアにですが、リンクしておきますね。

フィリス・シュラフリー

常に夫を立てている(ふり)をしていたけれど、夫の方もそうとう我慢していたと思います。だけど最後までおしどり夫婦。

グロリア・スタイネム

1971年、彼女は、全国女性政治リーダー会議(National Women’s Political Caucus)のメンバーで、女性行動連盟(Women’s Action Alliance)の創立者でもある。1972年には雑誌「ミズ」(Ms)を創刊。カッコいい。

なんと我が母上よりも一個下。母よ、頑張れよって、意味もなく言いたくなってしまいました。いやいや、1971年ごろ、わが母は子育て真っ最中。どっちかと聞かれたらきっとフィリスの方の集会に出ちゃったと思う・・・・。

シャーリー・チザム

1972年大統領指名候補者予備選挙にアフリカ系アメリカ人であり女性で、民主党から初めて出馬したー。

まったく知らなかった。凄いですね !!

ベラ・アプツーグ

ベティ・フリーダン

しかしみな女優さんたちの、本人たちの再現度が素晴らしいと思いました。

 

 

 

 

 


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「蒼ざめた馬」とミス・マープル「復讐の女神」

2021-01-22 00:28:59 | 海外ドラマ

年末と新年に録画しておいたものを、順番に見ていました。

ミス・マープルの「復讐の女神」ですが、

これは韓国ドラマの「復讐の女神」の放送時に、関連ドラマとして放送されました。なるほどトリックが一緒。

※ 韓国ドラマ版「復讐の女神」の感想は→「韓国ドラマ「復讐の女神」」

 

ミス・マープルは、依頼された古き友人から「復讐の女神」と呼ばれます。彼女自身が誰かに復讐するのではなく、真実を暴く者として、そう呼ばれたのですね。

人は愛しすぎても人を殺す。でもやはりそれは究極の自分勝手。一番愛しているのは自分自身に他ならないなと思いました。

ミス・マープルのシリーズはあまり見ないのですが、上品で容赦のなさと優しさが混在しているようなそんな感じがして、これからはたまには見てみたいなと思いました。

 

AXNミステリーで、この「蒼ざめた馬」の予告編を見た時に絶対に見たいと思いました。私はオカルトも好きですから。

予告編では、怪しげな祭りのシーンや三人の魔女のシーンなど、オカルト色がいっぱい見え隠れ・・・・。

でもアガサでオカルトって可笑しいですよね。それっぽく見えるサスペンスかと思って見ました。

だけど、確かに妻の死の真相も犯人もトリックも分かるのですが、やっぱりこれは、しっかりオカルトもしくはホラーになっているんじゃないかと、最後に思いました。

そのラストはちょっと分かり辛かったのですが、見るものが好きに受け取って良いように、少し幅を持って描かれていたのかも知れません。

人は呪いで殺せるのかー。

雰囲気バッチリ、面白かったです。

またこれは原作と、雰囲気が違うみたいですね。そこにもまた興味が湧きました。

 

《近頃、記憶喪失症気味なので、以下は自分のためのネタバレのメモ的感想です。》

あの三人の女性たちは、普段は占いなどを生業としてるけれど、本当に魔女だったのかと思わせるラストでしたね。

死の床から生還した妻の前に、魔女たちは現れていましたよね。妻は普通に「夫はどうしたの。」みたいな事を言ったので、やはり彼女たちとは面識があったのかも。

だけど看護師が部屋にやってくると、三人は居ないなんて?!

それに訳が分からないのは、家に戻ってきた主人公である夫が、ドアの所で拾った新聞に自分の死の記事が載っていた事。そしてその先のバスには死んだ妻が・・・・・

悪夢に取り込まれた男?

やはりここは好きに受け取って良い所なのかも知れませんね。

犯人は、怪しかったあの人だったけれど、「あっ、そういう事か。」って思わせてくれるトリックで、なかなか面白く感じました。

そして嫉妬して疑うのは、ちゃんと裏を取ってからにしないと、墓穴を掘るよねと言う教訓でもあるなと思いました。

 

※ とりあえず、ドラマの録画消化は終わりだと思います。日本の作品も海外の作品も良作が多くて、良い時間が持てました。


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英国ドラマ「宇宙戦争」

2021-01-05 22:29:00 | 海外ドラマ

ちょっと更新多めに書いて行こうと思っています。じゃないと、年末も年始も終わらない感じがして(^_^;)

ひとつ前の「韓国ドラマ「復讐の女神」」もよろしくお願いいたします。

 

次の感想は、英国ドラマの「宇宙戦争」です。

年末にやっていたもので、その録画をお正月に夫のお昼寝タイムのスキを狙って見ました(笑)

12億投入したとwowowの番組紹介に書いてありましたが、全体的に地味で暗いお話でした。

この作品の映画は1953年、2005年に作成されたものがありますが、その1953年に作成されたものを、子供の時にテレビで家族と一緒に見た記憶があまりに楽しくて、「宇宙戦争」はすべて大好きになるという呪縛があるのです。

二つの映画も共にwowowで放送されたので、録画しました。まだ先の楽しみになっています。

ドラマ版のこの「宇宙戦争」の舞台は20世紀初頭のイギリスで、敵は火星人です。人間関係などの物語とその後の物語の展開はオリジナルと言えますが、ポッドの落下やそれに近づく人々など、原作の流れを感じさせるものがあったと思います。

このお話は「宇宙戦争」とタイトルは大きくとも、逃げ惑う普通の人々がメインなので、様々な描き方があると思えるのです。全四話。このドラマはSF的にはちょっと地味で好きか否かが分かれるかもしれないと思いました。

ただ主人公の男性が、世界中を植民地化しようとしたイギリスを宇宙人を置き換えて、自らの罪を思うところなど、ドラマゆえの深さがありました。

 

H・Gウエルズ原作「宇宙戦争」自体が古典なので、最大のネタバレの部分を気にせずに書かせていただくと、・・・・(あっ、でも、今まで興味が無くて知らなかったけれど、見てみようかなと思われる方は、以下は重要なネタバレしていますのでお気を付けください。)

 

この原作の物語の最大のどんでん返しは火星人たちの自滅なんですよね。地球の在来菌の免疫がなかったのです。ある物語ではそれが「はしか」になっていましたよね。このドラマでは「チフス」。

どんなに持っている武器の最大のものを投入しても、全く歯が立たなくて、死を覚悟した人類の前で、彼らは勝手に死んでいくのです。

子供の時、その結末は凄く衝撃的に感じました。そして凄く嬉しかったのです。やはり人類は地球自信に愛されているのではないかと思われたからかも知れません。

だけど未知なるものの前に、人類は右往左往。ただ時が過ぎたら、それらは消え去って、後は人々が犯した愚かな傷跡が残る・・・・・。

なんだかそれって、今の世界なんじゃないのかしら。

 

コロナと言う未知のウイルスとの戦いは、ある意味、宇宙戦争なのかも知れません。

私たちと見えない世界の未知なる生物との戦い・・・・。

為すすべもない人類は逃げ惑うだけです。

ただいつか、地球の淘汰によって消えていくのを待つばかり。

ー だけどその時、淘汰されるのはどっち ?

人類は今でも地球に愛され続けられているのかしら・・・。―

 

最後にこのドラマのオリジナルティがあって良かった点は、彼らが去った後の世界の再生を描いた点だと思います。

そしてSFでありながら、いつも最後は神に繋がっていくのも、キリスト教圏のドラマだなと強く感じてしまったのでした。

 

 

 

 

 

 

・・・


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韓国ドラマ「復讐の女神」

2021-01-05 13:20:23 | 海外ドラマ

今週は、ドラマ・家で見た映画・漫画の感想を続けて書こうと思っています。

あっ、それからテレビで見た舞台の感想も。今日5日はwowowで午後7時から「てにあまる」の生放送があるので、楽しみにしています。と言いましても、今日から仕事なので録画して、それも後からのんびり見る事にします。

最初の感想は昨年のクリスマスの頃に放送され、年末昼食タイムやコーヒーブレイクの時に、ちょっと頑張って見続けた韓国ドラマ「復讐の女神」です。

これはアガサ・クリスティの作品「ミス・マープル」のストーリーを原案にしたもので、全16話。その中に「鏡は横にひび割れて」のようなお話も盛り込まれていて、こんなに改変しちゃっていいのかとも思えたのですが、なかなか面白かったです。私は、ミス・マープルの「復讐の女神」の元のストーリーを知らないので、実はヒクソン版の方も録画したのだけれど、まだ未見です。

冒頭で「ああ、これはまるで映画の『ダブル・ジョパディー』みたいな話だな。」とふと思ってしまいました。もちろん夫殺しの罪ではなく、娘殺しの罪で服役しなければならず、刑期を終えてということもなく途中で脱走。違うお話ですが、イメージと雰囲気が一緒で、そう思うと、犯人が1話目の冒頭15分で分かってしまいました。加えて言うとそのからくりも。また共犯者も、不自然に理不尽な事を繰り返し言うあの女に違いないと思っていました。もちろん、その段階では予想ですが、だいたい予想通りに進んでいきました。

でも映像で見るサスペンスの醍醐味は、犯人当てではないのですよね。如何に描かれるかであって、時には涙し、時にはドキドキとしました。それに物語は決してハッピーエンドとは言い難いものがあり、かなり残酷に思われるところもありました。

主演はキム・ユンジン。アメリカの大ヒットドラマ「LOST」に出演していた人だったのですね。どうりで親しみを感じたわけです。

その他の脇を固める人々も、みな魅力ありでした。16話もあると感情移入もして、出演者たちが好きになり、見る楽しみも増したように思います。

以下は数行はネタバレしています。

どう考えても、殺される必要はなかったのではと思える少女の死は、ただ夫を信用させ意のままに動かすためにだったように思われて、残酷極まりない話だと思いました。夫は馬鹿な男だなと思いましたが、悪魔と言うものは、人間の弱き心に忍び寄ってくるのだと思いました。会社を妻から奪ったとしても、得体の分からない組織につけ込まれて、ただの操り人形になってしまった夫。こういうのを自業自得と言うのでしょうね。
例えほかの子供の愛を手に入れても、わが子は帰って来ないという悲しさが残りました。

コミカルなキャストに薄められていますが、意外と辛口だったかもしれませんね。

 


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『真心が届く』を見ました。

2020-12-16 14:11:42 | 海外ドラマ

※ 本日二回目の投稿です。真夜中に書いた

相棒19 第9話「匿名」」も、どうぞよろしくです。

 

「トッケビ」で死神と苦しく切ない恋を演じた二人が、2年ぶりの再共演。

ずっと見たいと思っていました。

テレ東の「韓流プレミア」でやってくれたので、毎朝楽しみに見ていました。

かつてはトップ女優だったけれど、無実のスキャンダルで崖っぷちに追いやられていたオ・ユンソは、再起を図るために、法律事務所に現場実習にやって来ます。

そうしてエース弁護士クォン・ジョンロクの秘書として働くようになったオ・ユンソ。

ジョンロクはそのオ・ユンソを本名の「ジンシム」で呼びます。「ジンシムさん」と。この名前は、どうも韓国語の「真心」との掛詞になっていたみたいですね。

因みにハングル語では

【진심】
読み:チンシム
発音:chin-shim』https://www.yuki0918kw.com/entry/chin-shim201812 から

らしいです。

ユンソもジョンロクも実は恋の経験値が全くない人たち。そして純粋です。

お互いに過去に傷ついて、それでもそれを感じさせずに今をキチンと生きようとしていました。

裁判のどんでん返しのエピソードもあり、法律事務所の他の人たちとの絡みなども楽しく、過去にユンソを追い込んだセレブのストーカーとの事件もありで、なかなか楽しめました。

だけどこれはやはり、イ・ドンウク とユ・インナのファンのためのサービスドラマだったような気がしました。ひたすらニヤニヤ、デレデレと見ていました(笑)

ラブコメは少々苦手という私なので、彼らじゃなかったら見なかったかもしれません。

だけどこんな時代だったから、こんな風なひたすら明るい感じのドラマを毎朝見る事が出来て、ちょっと幸せだったかもしれません。

 


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