森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

花田少年史  幽霊と秘密のトンネル

2006-09-09 23:41:24 | 映画
花田少年史 幽霊と秘密のトンネル - goo 映画

―泣いて笑って、また泣いて―

大好きですよ、こんな映画。原作も知りませんし、映画館で予告編も見ていないです。題名とテレビでのCMだけで見たいと思って出掛けました。いわば、「面白そう」と言う「感」だけでチョイスしたのですが、その期待には充分こたえてくれた映画でした。

〈ネタバレになっちゃうのかな・・程度あり〉

しょっぱなから、ああ、これはやばいぞと思ってしまいました。何がやばいのかって。写真の母と子のバトルシーンです。だってそこに映っている一路はラッタだったのですよ。〈ラッタって、私の息子です〉
もし私の母が、この映画の冒頭見たら指差して
「アハハ、これラッタとお前ジャン。」って言うに違いないと思ってしまいました。もちろん、私はこんなに美人ではなかったし、ラッタもこんなやんちゃ坊主ではなかったですよ。

そういえば、篠原涼子演じる母は、闘う日本の母のアイテム「ほうき」を持っているましたね。
―あっ、でも私は「ほうき」を振り上げた事はないですよ。子供を掃きだしたことはありますけど・・・・

で、とにかく感情移入しやすかったものだから、一路が事故にあって魂が空を飛んでいる時ユーモラスなのに涙がぼろぼろこぼれてしまいました。もうすっかり、一路の母ですよ。また、このやんちゃ坊主があまりにも楽しげに天に向かって泳ぐので、私はこの夏不運にも幼くしてなくなってしまった子供たちが、こんな風に天に昇ってくれるならいいのになあとかも思ってしまって、またまた泣いていたのですよ。

泣いた後は、あちらこちらで大笑いでした。

一路役の須賀健太の好演はもちろんですが、親友役の松田昴大も素晴らしく、運動会のシーンはまた泣いて、忙しい映画でした。

一路の家族、近所のタバコ屋のおばちゃん、みんな良かったですよ。それと忘れてはいけないのが、医師役の濱田マリと犬のジロと猫です。笑わしてくれました。・・・猫、名前もないのかぁ。

撮影も大変だったろうなと思えるクライマックス。ここは好き好きかもしれませんね。

でも、私は全体がよければ細かい事には目をつむるタイプなので、この映画は、お気楽に泣いたり笑ったり、ほろっとしたい時、お勧めしたい映画です。


続編、出来たらいいのになとか思っても見ました。そんなにヒットしない?それだったら、ドラマでもいいからやらないかな。deepな印象はないけれど、そんな風にも思える映画でもありました。

コメント (2)
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夏の終わりと秋の始まり

2006-09-09 14:46:23 | お散歩&写真日記
 今日のような日を誰も、もう夏とは言わないのではないかしら。
確かに蒸し暑くて少し歩くと、汗をかく。でも、なんとなく空気は澄んできた。

昼間外を歩くとあらゆるせみの鳴き声が、「夏は終わり」と歌っている。
夜、ベランダに出ると、「秋がやってきた」と鈴虫等の鳴き声が世界中を包み込む。

晩夏と初秋・・・美しいのは言葉だけではなく、その違いを感じ取る事のできる日本人の感覚だ。

この少年は、夏の終わりを楽しんでいるね、きっと。

美容院の帰りに日頃の運動不足を補うために、柏の葉公園を散歩してきたが、そんなことを考えながら歩いていた。それと、携帯の写真をもっと使いこなせないかなと思っているので、何か探しながら歩いてみた。見つけたのは「さよならの夏」かな。



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