森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

功名が辻38回 AND 掛川城

2006-09-30 16:21:14 | ドラマ (大河)

9月24日、「つま恋」から帰ってきまして夜しっかり見ましたよ、「功名が辻」。そしてうるうる泣いていました。なんて言ったって、心は多角経営ですから。

ただ、秀次は前回同様にとっても良かったのですが、毎度おなじみ15分ドラマでしたので、心に食い込む前に終わってしまったのですね。

その後の拾の話は自然に涙がこぼれてしまいました。その時は苦渋の選択であっても、正しき判断だったと思うのです。子供を亡くしたばかりであったので、わが子として育ててしまったことが、今回の悲しい別れに繋がってしまったのですね。

「数奇な運命をたどる」

確か秀次の時も、拾の時も、そのようなナレーションが入ったような気がしました。

数奇な運命をたどった子供たちは去って行ってしまいました。

そして明日は朽ちてしまった老人も・・・・予告編見て震え上がってしまいましたよ。あの人も出るって言うのに、「柄本秀吉」と「恐怖の茶々」に期待大です。

 

秀次の側室の処刑のシーンですが、番組の中では刑場に引き立てられるシーンしかなくて幸いでした。それでも、胸が痛かったです。番組の終わりにそのときの絵などが紹介されていましたが、胃液が逆流してくるようなそんな感覚を覚えました。

人間とは、かくも醜く怖い生き物なのか・・・

この報いは必ず誰かが受けている。そんなことを思いながら見ていました。

ところで、掛川城が出ていましたね。
前日の23日に行ってまいりましたので写真なんかを載せていってみたいと思います。

 

          

          

 

         

         天守に立って城下を見渡してみました。

 

         

         

          二の丸御殿です。この中は、なかなか良いですよ。
 想像力をかき立てられます。割れて黒ずんだ柱など、たまりませんよ。
 一豊が溜息ついて寄りかかったりしたかも知れない、なんて考えてしまいました。

 

           

                 伝説の霧噴き井戸

今川氏真が立て籠もった時、 この井戸から立ち込めた霧が城を包み、家康 軍の攻撃から城を守ったと言う伝説があります。

         

特設会場では、「功名が辻」の展示をしていました。中にはお市の方が着た打ち掛けを着て写真を取れるコーナーなんかがあるのですよ。
「まあ、お太リになられまして・・・」なんて言いながら私もパチリ。気に入りました。

掛川城は、思っていたとおりの落ち着いた素敵なお城でした。

 

     

   

       

 

コメント (8)
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朱夏の群れ、晩夏をいく  〈つま恋〉後編

2006-09-30 02:34:45 | 観劇・コンサート日記

             

拓郎の歌には「青春」という言葉がよく出てきた。青春の真っ只中にいた頃、自分の心の叫びを代わりに歌い上げてくれているような彼の歌が本当に好きだった。

人は若さを何かの特権のように誇る時があるけれど、〈かって私もそうだったかも〉生き続けていくことが出来るならば、「人生の時」は残酷なほど平等だ。

「青春」「朱夏」「白秋」「玄冬」・・・・

なかには遅い青春の終わりにしがみついている方もいるかもしれないが、私たちは「朱夏」の時代を生きている。大きな荷物を背中に背負って、大汗かいて、だけど生き生きと。

一寸先の未来さえ見ることも出来なくて、いつも何かが不安だった、いつも何かにイラついていた。そんな青の時代に、懐かしさはあったとしても、何の未練があるのだろう。

 


 私の「つま恋顛末記」はたどり着くまで、コンサート中、帰り着くまでに分かれると思うのですが、たどり着いたときの話をまだ少しだけさせてくださいね。

姉が言いました。
「席を取ってから、トイレに行こうか。」
でも、私はまだまだ会場に向かう溢れるほどの人の波を見ていて、
「座ったら、うろうろ出来ないよ。もう、エリアの最後も最後から三番目でも同じだから、先に行っておこうよ。」これはある意味大正解で、ある意味大きな勘違いでした。

会場に入って吃驚してしまいました。知らないということは怖いことですね。私のエリアは後ろまで、びっしり人がすでに入っていました。

「ウヒャー、こりゃどっから入るんじゃー」と言ったら、
お近くに座っている方がパッと振り向いて
「あっちにゲートがあるわよ。」と即答してくださいました。
「え、あっ、ども・・」―もう、いやねえ。おばさんは独り言の声が大きくて

席に着くまでにも、書いておきたいことがあるのですが、またまた長くなるのでここではやめることにしました。今、結構書いたり消したりしっちゃった。

 

コンサート中の雰囲気は前の記事「聖なる場所に祝福を」-つま恋 を読んでくださいね。もしくは10月1日までの期間限定ですが「つま恋会場レポート」、又は「聖なる場所に祝福を」の記事にTBしていただきましたhalかあしゃんのブログ記事をお読みください。詳しいですよ。

だから、ここでは「お笑い」を。・・・「お笑い?」   

会場には不思議な一体感があったと言う事は、前の記事にも書かせていただきましたが、そうなるとお互い親切にもなってくるものです。野外で出入りは常に自由なので、常に人が流れています。シートがびっちり敷いてあるので移動も大変ですが、お近くに来た方が、通れないようだったりしたら道を開けてあげ、それでも荷物をずかずか踏んで行かれてもニコニコ笑い、よろけられたら支えてあげたリしていた訳ですよ。

一人の御夫人が私の前を通るのかと思うと引き返し、またやって来ます。それを繰り返しています。
「何かお困りですか? 」さすがに私も声をかけました。
「席を立ったら、戻る所がわからなくなってしまったんです。
―なるほど、不用意に立ったら、それもあるかもなぁ。―
「それは焦りますね。前とか横にいらした方なんかを覚えていませんか。」
同じTシャツ着ている三人組とか、赤い服来た美人な人とか、子連れとか・・
「覚えている・・・」
「まあ、良かった。どんな特徴がありました。」
「私の前に中年のおばさんが二人いて・・・・」
―  ・・・・・・・・・・    ―
「あの~、ほとんど中年なんですけど」  
ねっ、おばさん!  

 

 ほとんど席を立たなかったので会場以外のことを詳しくお伝えできませんが、一度だけ夕飯の調達に出かけました。写真に撮ることなんてすっかり忘れてしまった私ですが、いただいた「芋煮うどん」はものすごくおいしかったですよ。

姉が「芋煮うどん」の列に並んでいる時に、お隣の完売してしまっているカレー売り場で、炊き立てご飯でおにぎりを、今作って売ると言います。

おいしそうなので、並ぶ事にしました。私は二番目。前の人も後ろの人もとっても綺麗な人で、ここは美人が並ぶ所かしら・・・って、うそですよ。

前後の人が美人だったと言うのは本当です。その人たちが、また面白いのですよ。
―あたしらが結んであげようか。海苔はこっちで巻いてあげる―とか・・・
あれっ、書いてみると何も面白い事は言っていないですよね。要するにその場のワイワイと言う雰囲気が楽しかったのですね。

その炊き立ておにぎりも、とっても、お・・  コホン  とっても、おいしかった・・・・・か~?

 

                                             

 

 席に戻ってふと気がつきました。

「姉よ、姉。あれ買うの忘れちゃった。ルミカライト。アレが欲しいよ。」と言ったら姉が「アレはねえ、今はいいけれど持って帰って、明日それを見るととっても空しくなるものなのよ。」
「祭りの後みたいに?」「そうそう。」「ふーん。」って言いくるめられちゃいましたね。

でも、最後の拓郎の時は、もう座る気なんかもとよりありません。立ちっぱなしで手拍子なんかしないほうがいいような曲の時、なんていうか手持ち無沙汰で、やっぱり欲しかったなぁ、ルミカライト。・・・・もう、ホントにお子ちゃまで

最後の方では、足もすでにパンパンだなあと思いましたが、手も拍手と手拍子のし過ぎで腫れあがっている様に感じます。

「手、叩きすぎちゃったかな。」と会話もそこでやめればいいのに
「なんかサア、毛細血管切れちゃったんじゃない?」・・・・もう、ホントにおばちゃまで

 

 

拓郎のアンコール曲が終わり、彼が静かに余韻を残しながら去っていきました。ステージの画面にはThank You,Forever Young  のメッセージが・・

その時携帯にメールが入りました。

「終わっちゃったね。」  と友人から。テレビ見てたんだぁと嬉しくなりました。

そう、終わってしまいました。8時間半なんて本当にあっという間ですね  

 

            

                       ・・・・・・・バイバイ、つま恋

 

 

そして、掛川から浜松に出て、1時14分の「ムーンライトながら」に乗って横浜に帰ってきました。

浜松で1時間以上の待ち時間が有って、ファミレスで時間でも潰せばいいやと思っていた私と姉の考えはここでも甘かったことがわかりました。駅前にファミレスを見つけられず、コンビニでサクレとかプリンと買って、浜松駅の前の少し洒落た椅子に座っていただきましたが、少し肌寒い夜風が気持ち良かったですよ。

 

              

                〈ムーンライトながら〉

横浜一歩手前の戸塚で信号機事故か何かで30分近く電車が止まってしまいましたが、おおむね順調。4時50分ごろ横浜に着きました。姉のだんな様が迎えに来てくださって、再びじじばばの家に着きました。その後仮眠をして、この記事の内容のような「みやげ話」をばばにして笑っていただいた後、我が家に帰ってきました。

                                             午後5時。「ただいま~」

 

 

 

  

   

 

 

 

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