![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/b5/30627b67865ea1958491e4a1e01edd50.jpg)
拓郎の歌には「青春」という言葉がよく出てきた。青春の真っ只中にいた頃、自分の心の叫びを代わりに歌い上げてくれているような彼の歌が本当に好きだった。
人は若さを何かの特権のように誇る時があるけれど、〈かって私もそうだったかも〉生き続けていくことが出来るならば、「人生の時」は残酷なほど平等だ。
「青春」「朱夏」「白秋」「玄冬」・・・・
なかには遅い青春の終わりにしがみついている方もいるかもしれないが、私たちは「朱夏」の時代を生きている。大きな荷物を背中に背負って、大汗かいて、だけど生き生きと。
一寸先の未来さえ見ることも出来なくて、いつも何かが不安だった、いつも何かにイラついていた。そんな青の時代に、懐かしさはあったとしても、何の未練があるのだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/d4/4c800d404f97cde3c621d697bc621b47.jpg)
私の「つま恋顛末記」はたどり着くまで、コンサート中、帰り着くまでに分かれると思うのですが、たどり着いたときの話をまだ少しだけさせてくださいね。
姉が言いました。
「席を取ってから、トイレに行こうか。」
でも、私はまだまだ会場に向かう溢れるほどの人の波を見ていて、
「座ったら、うろうろ出来ないよ。もう、エリアの最後も最後から三番目でも同じだから、先に行っておこうよ。」これはある意味大正解で、ある意味大きな勘違いでした。
会場に入って吃驚してしまいました。知らないということは怖いことですね。私のエリアは後ろまで、びっしり人がすでに入っていました。
「ウヒャー、こりゃどっから入るんじゃー」と言ったら、
お近くに座っている方がパッと振り向いて
「あっちにゲートがあるわよ。」と即答してくださいました。
「え、あっ、ども・・」―もう、いやねえ。おばさんは独り言の声が大きくて![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
席に着くまでにも、書いておきたいことがあるのですが、またまた長くなるのでここではやめることにしました。今、結構書いたり消したりしっちゃった。
コンサート中の雰囲気は前の記事「聖なる場所に祝福を」-つま恋 を読んでくださいね。もしくは10月1日までの期間限定ですが「つま恋会場レポート」、又は「聖なる場所に祝福を」の記事にTBしていただきましたhalかあしゃんのブログ記事をお読みください。詳しいですよ。
だから、ここでは「お笑い」を。・・・「お笑い?」 ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_warai.gif)
会場には不思議な一体感があったと言う事は、前の記事にも書かせていただきましたが、そうなるとお互い親切にもなってくるものです。野外で出入りは常に自由なので、常に人が流れています。シートがびっちり敷いてあるので移動も大変ですが、お近くに来た方が、通れないようだったりしたら道を開けてあげ、それでも荷物をずかずか踏んで行かれてもニコニコ笑い、よろけられたら支えてあげたリしていた訳ですよ。
一人の御夫人が私の前を通るのかと思うと引き返し、またやって来ます。それを繰り返しています。
「何かお困りですか? 」さすがに私も声をかけました。
「席を立ったら、戻る所がわからなくなってしまったんです。
」
―なるほど、不用意に立ったら、それもあるかもなぁ。―
「それは焦りますね。前とか横にいらした方なんかを覚えていませんか。」
―同じTシャツ着ている三人組とか、赤い服来た美人な人とか、子連れとか・・―
「覚えている・・・」
「まあ、良かった。どんな特徴がありました。」
「私の前に中年のおばさんが二人いて・・・・」
― ・・・・・・・・・・ ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_gaan.gif)
―
「あの~、ほとんど中年なんですけど」 ねっ、おばさん!
ほとんど席を立たなかったので会場以外のことを詳しくお伝えできませんが、一度だけ夕飯の調達に出かけました。写真に撮ることなんてすっかり忘れてしまった私ですが、いただいた「芋煮うどん」はものすごくおいしかったですよ。
姉が「芋煮うどん」の列に並んでいる時に、お隣の完売してしまっているカレー売り場で、炊き立てご飯でおにぎりを、今作って売ると言います。
おいしそうなので、並ぶ事にしました。私は二番目。前の人も後ろの人もとっても綺麗な人で、ここは美人が並ぶ所かしら・・・って、うそですよ。
前後の人が美人だったと言うのは本当です。その人たちが、また面白いのですよ。
―あたしらが結んであげようか。海苔はこっちで巻いてあげる―とか・・・
あれっ、書いてみると何も面白い事は言っていないですよね。要するにその場のワイワイと言う雰囲気が楽しかったのですね。
その炊き立ておにぎりも、とっても、お・・ コホン とっても、おいしかった・・・・・か~? ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_nika.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/bd/e15a098655326d792fe761b29fb67699.jpg)
席に戻ってふと気がつきました。
「姉よ、姉。あれ買うの忘れちゃった。ルミカライト。アレが欲しいよ。」と言ったら姉が「アレはねえ、今はいいけれど持って帰って、明日それを見るととっても空しくなるものなのよ。」
「祭りの後みたいに?」「そうそう。」「ふーん。」って言いくるめられちゃいましたね。
でも、最後の拓郎の時は、もう座る気なんかもとよりありません。立ちっぱなしで手拍子なんかしないほうがいいような曲の時、なんていうか手持ち無沙汰で、やっぱり欲しかったなぁ、ルミカライト。・・・・もう、ホントにお子ちゃまで![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ase.gif)
最後の方では、足もすでにパンパンだなあと思いましたが、手も拍手と手拍子のし過ぎで腫れあがっている様に感じます。
「手、叩きすぎちゃったかな。」と会話もそこでやめればいいのに
「なんかサア、毛細血管切れちゃったんじゃない?」・・・・もう、ホントにおばちゃまで![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ase.gif)
拓郎のアンコール曲が終わり、彼が静かに余韻を残しながら去っていきました。ステージの画面にはThank You,Forever Young のメッセージが・・
その時携帯にメールが入りました。
「終わっちゃったね。」 と友人から。テレビ見てたんだぁと嬉しくなりました。
そう、終わってしまいました。8時間半なんて本当にあっという間ですね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/1b/257203d9f1d9174e2b6822716636a0f5.jpg)
・・・・・・・バイバイ、つま恋
そして、掛川から浜松に出て、1時14分の「ムーンライトながら」に乗って横浜に帰ってきました。
浜松で1時間以上の待ち時間が有って、ファミレスで時間でも潰せばいいやと思っていた私と姉の考えはここでも甘かったことがわかりました。駅前にファミレスを見つけられず、コンビニでサクレとかプリンと買って、浜松駅の前の少し洒落た椅子に座っていただきましたが、少し肌寒い夜風が気持ち良かったですよ。
〈ムーンライトながら〉
横浜一歩手前の戸塚で信号機事故か何かで30分近く電車が止まってしまいましたが、おおむね順調。4時50分ごろ横浜に着きました。姉のだんな様が迎えに来てくださって、再びじじばばの家に着きました。その後仮眠をして、この記事の内容のような「みやげ話」をばばにして笑っていただいた後、我が家に帰ってきました。
午後5時。「ただいま~」