6月21日、ほんの少々の小雨降る中、東京都美術館に出かけてまいりました。
本当は「小雨降る中」ではなかったらしいのですが、大雨が降ったのは、私たちが美術館の中にいる間の事で、まったく知りませんでした。
この日は「第33回工芸美術日工会展」に行くのが目的でした。
陶芸あり漆工芸ありガラス工芸ありと、様々なジャンルの傑作が集いあっていました。
それはホテルの中庭にあってもロビーにあっても、またはお店の壁にかかっていても、何ら違和感のない大作が多く、大オブジェ大会のような感じで見ごたえがありました。
いくつかの作品を紹介しましょう。
私は、この作品の世界観が好きだなと思いました。
←この作品の写真を撮っている時、背後から「ありがとうございます。」と言う声が聞こえてきました。
この展示会は、作者たちが時間によって見る人たちに解説するのかも知れないと思いました。一緒に行った友人は、上の方に載せた籐の作品の解説をしてもらったと言っていて、帰る時にベンチに座って居たら、その人が友人に挨拶していましたから。
ところが私・・・・・・実はそう言うのはちょっと苦手です。シャイなんで・・・・。
そう言うと、たいがいは「嘘つけ。」と信じてもらえません(;^_^A
でも作者さんたちだって、ちょっと苦手だなと思っている方もいらしたと思うのです。
例えば・・・
この素敵なガラス工芸の作品近くにへばりついていた人は、そういう人だったかも。お互いに作品の近くにいても、なんかシーンとした雰囲気。その人に気遣って、端の方が欠けた画像になっちゃった(笑)
この作品名が 「ゆるやかな死」。素敵な作品だと思いました。
かなりたくさん載せてしまいましたが、それでも全部ではありません。
こちらは撮影がokでしたので、画像がたくさんあるのですが、撮影がokでないところは画像が少ない・・・・・当たり前ですね。
この日は、「せっかくだから」と同じく東京都美術館でやっていた「デ・キリコ展」に行ったのです。
ちょっと食わず嫌いで、苦手な作品かと思っていました。
が、彼がマネキンをテーマに取り入れてという時代があったことを知って、あれはマネキンなんだと思ったら、なんかその摩訶不思議間にどんどん嵌っていく自分がいることが分かりました。
そしてその自由な作風に影響された人がたくさんいたことも分かりました。
・「6月の4枚☆2024」の記事の中に書いた事ですが、
『彼の作品って、前面に押し出されているのが、ちょっと摩訶不思議な感覚の絵が多いじゃないですか。苦手かなと思っていたら、むしろ逆に好きでした。
ちょっとシュールな雰囲気のSF映画なんかを作られる方は、この世界観に影響され、取り込むアイデアとか生まれるのではないかしら。』
感想はこれに尽きるかも。
ああ、後、彼は若い時、けっこうハンサム。お友達の好みではないみたいだったけれど、彼自身もたぶん自分の顔が好きだったのではないかと、私は感じました。
自分のことが好きで、前に進む人の事は、なんか嫌いになれませんね。と言ってもこれは何の根拠もない、私の勝手な思い込みの感想ですが。
写真を撮れる記念のコーナーで、アジアの人と写真を撮りあって、短い楽しい交流が出来たのも楽しい思い出になりました。
とっても上品なお嬢様風の人たちで、この人が基本のところを日本語で話すので、実は中国の人なのか韓国の人なのか、私には分からなかったのです。
つまり日本人も含めて、私たちはみなアジアの大事な仲間ってことで良いのではないでしょうかね。