森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

幸せを感じた2月のある日

2021-03-13 17:41:30 | 梢は歌う(日記)

3月も半ばになってしまいますが、2月のおまとめ日記を書いておきたいなと思っているので、書ききれていない2月の日記などを書いておこうと思います。

また下の囲みは昨年の2月2日に投稿したものです。 だいたい自分の親からの電話に「お」をつける辺りから怪しいと言うものですが、今年も2月1日に、「もういいよ。」と思っても、また年を取りました。

続きは囲みの下からです。

 

 
お約束の電話
画像は、袋があれば必ず入ると言う「お約束の猫」です。※        ※朝、お茶を飲んでいたら、ふと母の声が頭の中で蘇ってきました。「花ちゃん、今日は誕生日でしょ。だか......
 


1日の朝、洗濯機を回していたら、家の電話が鳴りました。私はゼェゼェと言いながら走っていき受話器を取りました。出てみると、それは姉の蝶子さんで、思わず私は

「何だ、お姉ちゃんか。」と言ってしまいました。

もちろん 「何だとは何だ。」とお約束の切り返しが来ました。

「だって、お母さんからだと思ったから、広い家の中走って来ちゃったよ。」と憎まれ口で返す私。

別に広くはないけれど、10歩以上はありますからね。

だけど私は言いました。

「だって、お母さんから、いつも電話が朝一番にあるのに、今日はないのよ。電話が鳴れば、お母さんからだと思うじゃないのよ。なんか、忘れちゃったのかしら。なんだか心配・・・・・。」

蝶子さんも気になって母に言いに行くと(二世帯住宅なので) 母は私の誕生日をちゃんと覚えていました。ただ電話をする事を躊躇っていたのでした。

ちょっと耳が悪い母。電話が苦手です。それでも今まではちゃんとくれたのになと思うと寂しく感じたのです。 とうとう、そんな時代が来てしまったのかと思えたからです。

その後は姉妹たちからラインでおめでとうのメールがたくさん入って、私は幸せでした。

 

☆       ☆       ☆

その日はお友達とランチでした。

先日星子さんと久しぶりに柏に行って、なかなか楽しかったので、またほかのお友達とも来てみたのです。

ところが、先日星子さんと言ったお店は、なんと2種類しかないパスタの一つが欠品で、他のメニューの中にもお友達たちの食べられるものがありませんでした。

この時私は思いました。

私って、本当に好き嫌いが少ない人なんだなぁと。

お店に入って、食べられるものがなくて迷うなんて事は、ほとんどない事だからです。

このまま出ようかと言う意見も出ましたが、お水もお絞りも持ってきてもらった後だと、出にくいと言う小心者の集まり。

で頂いたのが、食事の前のデザートで、(^_^;) 豆乳モンブランでした。

美味しかったです。

そしてその後は、どこに行こうかと思いながらお店の外に出てみると、なんと隣のお店が手ごろなお値段で(ほぼケーキセットと同じ)、美味しそうなメニューの看板が出ていました。

楽しいお喋りの時間を持ち、帰る時間になったのでしたが、私はある雑貨屋さんにどうしても行きたいのだと彼女たちに告げました。

あまり言いたくはなかったのでしたが、そこは誕生日の一日だけ20%オフになるのです。

あまり言いたくなかったのは、別に歳を取る事が恥ずかしいとか言うのではなくて、気を使わせたくなかったからです。ただ20%オフの事を言うのに、やっぱりその部分を告げないわけにもいかず言いました。

「そうだったんだ~、おめでとう~。」と友だちは言ってくれて、なんだか私は幸せな気持ちになりました。

 

帰る時にそのお友達がケーキを買ってくれました。

一日で2個もケーキを食べているのでは、永久に痩せないと思います(^_^;)(^_^;)

だけど私は嬉しくて、彼女たちの誕生日も忘れないようにしようと心に誓いました。

 

雑貨屋さんでは、以前から欲しかった新しいどんぶりを買いました。

 

誕生日の記事なので、この日の出来事ではないのですが

同じサークルのお友達が、やはり誕生日ケーキをわざわざ買いに行って、お茶の時間を持ってくれました。

また近い別の日、バイト先の終わりの時間、外で星子さんが待っていてプレゼントをくれました。最近、神経質な私はやたらと手を消毒しているので、マニュキュアが落ちて仕方がないと嘆いていた事を忘れずに、けっこう落ちずに頑張ると言うマニュキュアを買ってきてくれたのです。

 

家に来ている子供からお手紙を貰ったりもして、なんだか最高に素敵な一日でした。

こんな風に書くと、私はいつもこんなささやかな幸せに包まれている幸せな人みたいに思うと思うのです。

だけどたいがいの私の誕生日のその日は、母からの電話、姉妹たちのライン、「今日は何の日だか覚えてる ?」と脅迫して聞きだす夫からの「おめでとう。」と、そんなもので終わるのが常なんです。

今年は夫からもプレゼントがあって、それが3月になってから届きました。

 

なんか書いていて、ちょっとドキドキしてきました。小心者の小市民なので、良い事が続くと怖くなるのです。

たくさんいい事がある時もあれば、何もない時もある、ただそれだけー。

 

だけどこの日は本当に嬉しかったのです。

夕方母から電話がありました。

電話を躊躇っていた母が、気持ちを奮い立たせて電話をくれたのです。

「あっ、お母さん。電話くれたんだ。」

「うん。お母さんね、電話ダメなんだ。」

「うん。知ってるよ。だけどくれたんだ。」

「うん。した。」

もう、誕生日に母からは電話がかかってくる事はないと思います。

 

2月1日は、母の二人目の子供の出産記念日。

お母さん、私を産んでくれてありがとう。

私は幸せです。

 


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