森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

相棒19 最終話「暗殺者への招待~宣戦布告」

2021-03-18 02:02:39 | ドラマ(相棒)

「相棒」、最終回でした。「相棒」が終わると、ひとつの季節が終わったような気がします。

画像は、はなもも。ひとつの季節が終わっても次の季節が始まって・・・・。

 

☆         ☆        ☆

ラストのラストが、そうとうヤバかったですね。

官房長官の鶴田の「警視庁の杉下右京と冠城亘。消し去りたいねぇ・・・あの二人。」「いや、そうじゃない。警視庁からじゃないよ。」という電話のやり取り。

自らの手は汚さずに暗殺までやってのけちゃう、鶴田は本当に怖いです。

かなり以前(になってしまいましたが)は、警察庁長官官房室長だった小野田さんが、「相棒」のラスボスになるのだと思っていた頃がありました。小野田は右京の良き理解者だったけれど、二人の正義がぶつかり合って、最後は彼が最大の敵になるのかと。だけどそうなる前に消えて行ってしまった小野田官房室長。小野田さんは人気も高かったので、もしもそうなったら、そうとう心はザワザワしちゃったと思うのです。

で、今回の内閣官房長官の鶴田は、真っ黒クロスケ。

宣戦布告は彼に対してだったのですね。彼は「権力はかくありたい」なんてのたまうやつだし、税金の10億をまるで自分のお金のような事を言うし、微塵も同情する余地なし何で、やっつけちゃいましょうと思えますよね。

冠城亘も鶴田を訪れた時、はっきりと

「我々 喧嘩 売りに来ているもんで、」っていうじゃないですか。

あそこ、カッコ良かったですね。

今シーズンで、たぶん一番好感度を上げたのは内村刑事部長だったのではないかしら。

ずっと敵対関係だったのに、頭を打ってまともな正義の人になり、特命の味方に変わった彼。

なんだか揃って来たなぁって感じちゃうんです。

特命が宣戦布告して、そして敵が命にかかわるような恐ろしい事を言って次のシーズンにつづく。

「相棒」も次のシーズンで「20」ですから、いつ特別な秋が来てしまっても不思議はない事だと、心の奥底ではちょっと思ってしまっている私がいるのです。

だけど、

確かに、そうとうヤバイ。だけどなんだかワクワクします。来シーズンがまたも楽しみになってきました。

なんだかまとめのような事を書きましたが、感想はもう少し続きます。

Twitterでの「相棒」の公式さんが、後編の為に相関図を出してくれたのでお借りしました。

あると分かりやすいですね。

つづきの感想は、この相関図の下からです。

 

この物語の前編である19話の感想は→「相棒19 第19話「暗殺者への招待」」なのですが、

今回の最終話を見ていて、思わず「しまった~!」と思いました。あの「ねっとで・・・」の手紙の件は、19話の感想の中で書いてはいけなかったのかも知れません。凄く丁寧に答え合わせをしていたので、ちょっと驚きました。

もうちょっと簡単で良かったような気がします。気になっていたのは、やっぱりそんな簡単な事に、(私でも蒔子にもわかる程度)、あの女弁護士が気がつかないわけがないと言う事だったので、ちょっとそこのからくりは思っていた通りだったのですっきりしました。(いくらなんでも19話の感想には書いてません^^)

その19話の感想の中で

>口頭伝播で誰が河西逮捕に横やりが入れたのかが分かってしまったくだりは、「流石~!」となんだか感心してしまいました。

この部分、裏がありましたね。「流石~!」と思いつつ、鑓鞍はフェイク黒幕だと思っていたので、首を傾げていたんです。黒幕は絶対に鶴田だと思っていました。(顔つきで(^_^;))

鶴田が鑓鞍との会話を引用したのが、衣笠の印象に残ったのですね。

印象と言えば麗音の怒りと嘆きは凄く良かったですね。その持って行き場のない気持ちをしっかりと受け止める社も、カッコいい女上司だと思いました。

お金の受け取り方法も感心したのですが、私何かはずぼらなので、こんな方法嫌だなと思ったりもしたのですが、それが為替詐欺の疑い濃厚じゃ、本当に嫌なやつらですよね。

そうならないように右京さんが守ったてくれてホッとしました。

 

私は本当に殺し屋なんか来るのかと思っていたのですが、来ましたね。それも下手をしたら事故死扱いにもなりかねない方法で。

でもあのおばさん、なんか怪しいなと思ってしまいましたよね。

あの方、前にも見たようなと・・・・・・今ずっと調べてしまいました。

「怪しいな」と思うのは正しい事だったのだと思いました。なぜなら前は騙されちゃったから。

彼女は「相棒 season13第17話「妹よ」」に出てくる牧田冬美(人材会社「ゴールド・サーチ」の清掃員)で、松本海希さんと言う方なんですね。

だけどあの殺害方法は、ボディガードの人が意地でも会社のルールを守っていたら、無理だったわけで・・・・・・

と言っても、河西が死んだの後に、あんなに死体が並ぶとは思っていなかったので、吃驚しました。

 

けっこう子供も見る「相棒」なんで、写し方やカメラなんかも明るい感じなんだけれど、今回はかなり怖いお話だったと思います。

復讐を果たした静は、一人静かにほくそえんでいました。

蒔子はひとりでまた仮想空間に入り込んでいました。

部屋の中で、息子の仏前の前で、空を見上げるかのように上を見る蒔子。

きっと蒔子は、ゆっくりとビルを降りてくる幸矢を見守っているのかもしれません。

それとも空からじっと母を見つめる幸矢と語り合っていたのでしょうか。

そう思ったら、じわっと瞼がぬれました。

このお母さんのシーンだけは、ホッと出来ました。

☆         ☆       ☆

今シーズンも全話、感想を書くことが出来ました。

いつも「相棒」の感想をお読みくださりありがとうございました。

「相棒」クラスタの皆様、また秋になったらお会いしましょう。

いやいやいや、そうでない時も、又ぜひお越しくだされば嬉しく思います。m(__)m

 


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