「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

武蔵野市 ひまわりママ 病児保育研修

2009-04-05 06:49:18 | 小児医療
 4/4武蔵野市で病児保育を展開する『ひまわりママ』のスタッフの研修会の講師を行ってきました。
 100名ほどの方がいらっしゃったでしょうか。午後2時から午後6時までの4時間。
 
 講義のレジュメは、以下。

①小児科診療の現場
ウイルス、細菌、抗生剤

②薬の飲ませ方

③成長に伴いどんな病気に罹るか、心の発達と合わせて

④病気への対応
その予防と病気になった時の対応

⑤症状別の対応

嘔吐・下痢
腹痛
けいれん


⑥事故・リスクマネジメント
事故対策
誤飲・誤飲
心肺蘇生のABC

⑦各論
胃腸炎・ノロウイルス・下痢食
けいれん
喘息・クループ・百日咳・喘息性気管支炎・マイコプラズマ・細気管支炎

麻しん・風しん・みずぼうそう・おたふく
帯状疱疹、反復性耳下腺炎、無菌性髄膜炎
空気感染・飛まつ感染・接触感染

夏かぜ、ヘルペス、インフルエンザ、
突発疹、EB、りんご病

溶連菌、とびひ、尿路感染症、腸重積、肘内障
川崎病、中耳炎
など

以上、レジュメ。

会場からは、活発なご意見・ご質問が出ました。
*投薬について
*投薬のタイミング、食事の関係
*病気予防のための抗体検査、予防接種
*抗生剤、耐性菌
*タミフル
*インフルエンザワクチンの効果
*けいれん

などなど


 病気のときは、親御さんが看病するのが一番。お子さんが病気のときは、すぐに休める社会が来る時まで、あらたなコミュニティの形としての、病児保育が、看病していくことで乗り越えて行きたいですね。医師ー事務局ー預かる人のネットワークを組むことで子どもの安全・安心な病児保育は実現できます。と締めくくりました。

 私自身も勉強させていただきました。貴重な機会をありがとうございました。


コメント
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