4/27 私が副委員長を務めさせていただいております防災等安全対策特別委員会が開催されました。
まさに、「豚インフルエンザ」が蔓延し始め、たいへんなこの時期、新型インフルエンザ対策の充実を求めて、6つの観点から質問いたしました。
Ⅰ区民に対する情報発信の観点から
①個人でできる新型インフルエンザ対策のリーフレット配布や、ホームページ上での公開を積極的にお願いしたい。
回答:区民への情報提供は、やっていく。区のホームページでも掲載している。しかし、その場所が探しにくい実態もある。
②あらゆる機会を通じて、情報発信を区民にしていただきたい。
例えば、「防災フェア」「交通安全週間」「消費者相談」「健康まつり」などの機会を通じて、安全安心のために必要な情報をすべて発信する。その中に、「新型インフルエンザ対策」も発信することをお願いしたい。
回答:防災フェアや避難訓練の機会を捉えて、「新型インフルエンザ」の情報提供をうけることもできるように工夫していく。
③リスクコミュニケーション
区の考え方を説明し、区民から意見を聞き、合意形成をはかるリスクコミュニケーションを行っていくべき。
例えば、
*保育園が休園になること
*プレパンデミックワクチン接種の優先順位
などを、説明の上、区民の合意形成をうるようにお願いしたい。
回答:パブリックコメントを募集する過程を通じて、リスクコミュニケーションを行う。
小坂要望:ネット上だけでなく、講座のあとの質疑応答の時間を多くとるなどして、リスクコミュニケーションの機会を多くつくっていただきたい。
Ⅱ医療体制の観点から
①医療従事者が、出動時に万が一、新型インフルエンザに罹患した場合の補償の整備はどのようになされているのか?
回答:話がまだまだ進展していない。
Ⅲ感染症危機管理ネットワーク会議のあり方の観点から
①原則非公開であることの是非は?
回答:ざっくばらんな話し合いをできるように非公開としている。
小坂要望:感染症危機管理ネットワーク会議の準備会は非公開でもよいかもしれないが、最終段階の決定をする会議は、公開であっていただきたい。
Ⅳ現在、策定されている「新型インフルエンザ行動計画」の改定の必要性の観点から
)平成19年7月策定(当時人口102,431人)から人口が11万人を突破して、増えている。
)発熱センター、発熱外来の整理がなされつつある。
)わかりやすい用語の使用の必要性がある。
例えば、中央区や東京都は、「レベル」を用い、国やWHOは、「フェーズ」を用いている。一般のひとには、わかりずらい。各段階に一言でイメージして理解できる日本語名をつけて、括弧書きで、「レベル」と「フェーズ」を補足するようにするなど改善すべきである。
回答:確かに、「レベル」と「フェーズ」はわかりにくい。「行動計画」は手直ししていく。
Ⅴ中央区の事業継続計画(BCP)の観点から
①行政側も、如何にするかを問題意識として挙げられている区立特別養護老人ホームなどを運営する指定管理者がBCPを作成することの指導は、通っているのか。
回答:福祉保険部を通じて、働きかけを行っている。
小坂要望:今、まさに発生するかもしれないから、早く整備することを指導していただきたい。
②万が一、選挙の期間に流行が当たった場合の考え方は?
回答:法令でも定められ、難しいかもしれない。選挙をする場合、感染がおこらない工夫をする。
③職員が、出動時に万が一、新型インフルエンザに罹患した場合の補償の整備はなされているのか?
回答:補償の整備はある。
Ⅵタミフルなどの備蓄の考え方
①タミフルの備蓄は、東京都のマターなのか。
②東京都で400万人分を備蓄するが、期限切れで破棄することは、非常にもったいないが、なんとかならないものか。
回答:都が配分するものである。
小坂要望:都のマターゆえ、言えない状況があるが、しかし、薬局、薬剤師のかたがたとの連携で、流通を見直し、タミフルを調達する形もつくれるかもしれない。うまくすれば、400万人以上のタミフルの調達も可能かもしれないと考える。
以上、