本日2011/11/9の中央区教育委員会定例会。
教育委員のひとりから、先日開催された豊海小学校での教員研究発表会についてのご発言がありました。
研究発表での最後に「パネルディスカション」と題するイベントがあったということです。
ただ、その内容が、決められた台本を読むかのような流れで、自由闊達な意見交換がなされる場ではなかったということでした。
その委員からは、「そのようなものは、パネルディスカションとは呼ばない。」と一刀両断でした。
私は、その現場をみたわけではないので、深入りはできません。
それは、承知で敢えて書きます。
「パネルディスカション」という先生方、専門家が時間を割いて集まられた貴重な時間であったわけです。
参加された皆様にとって有意義な時間にしたいものです。
先生方おひとりおひとりの日ごろの疑問を出したり、きっとそれは、ほかの先生の疑問であったりもして勉強になるものです。
いろいろな考え方が出され、議論することも大切です。そして、それら考え方について、専門家の先生による分析がコメントされ、課題が見出されればよいと思います。
誤った考え方、意見であったとしても、それが出されても、その場で訂正されていけばよいのではないでしょうか。
誤ったまま、持ち続けられるよりなおよいでしょう。
事前に準備された模範解答の台本を読みあう時間より、自由闊達に意見交換できる場を、ぜひとも大切にしていきたいものです。
教育委員会定例会では、一時、「パネルディスカション」という命名をやめるという方向に話は収束しそうでしたが、もうひとりの教育委員が、台本を読むようなありかたはやはり問題であると再度取り上げられ、問題であるということで、「校長会」において議題に上らせるということになりました。
改善されますことを心から期待いたしております。