「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

いじめによる自殺をなくすことも、小児科医師の役目のひとつ。

2011-11-28 17:34:30 | 小児医療
 虐待による死亡、いじめによる自殺、これら防ぐことができる死をなくしていくことが、小児科医師の役目のひとつであると考えています。

 いじめ、それに起因するであろう心身症の相談で当院を受診されるお子さんもいらっしゃいます。
 学校だけでなはなく、地域やかかりつけの小児科医師もいっしょに取り組むことで、いじめやそれに続く自殺をなくしていきたいと考えます。

*****読売新聞(2011/11/28)****
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111128-OYT1T00606.htm

富山の中2自殺、学校は6月にいじめを把握

 富山県射水市の市立中学2年生の男子生徒(14)が26日に自宅で首をつって死亡した問題で、同校が今年6月に男子生徒へのいじめを把握していたことが28日、わかった。


 同校側はこれまで「いじめはあったようだが、相談を受けた時期については把握していない」と説明していた。

 同校によると、年に4回全校生徒を対象にいじめに関するアンケート調査を行っており、今年6月の調査で男子生徒が「暴力を受けた」と記入、担任教諭が本人と面談したうえで、同学年の男子生徒数人にやめるよう注意した。さらに夏休み前の7月中旬、いじめたとされる生徒の保護者を呼び、話し合った。

 同校は10月中旬になって、死亡した男子生徒を含む複数の生徒が、再びからかわれていることを知り、同月17日に学年集会を開き、注意をしたという。教頭は「1年生のときから、からかう行為があったようだが、いじめという認識はなかった。学校として対応しなければいけないとなったのは今年の6月からで、至らなさがあったかもしれない」と話した。

(2011年11月28日13時29分 読売新聞)
コメント (1)
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