以下、小児科医師の研究会が千葉で開催されます。
小児科医師にとって、まさにトピックスである演題が並んでいます。
第27回
東日本外来小児科学研究会in千葉
http://mnclinic.web.fc2.com/puroguramu3.pdf
共催:
外来小児科学研究会
予防接種システム検討会
日時 : 平成23年11月20日(日)9:45~16:30
(受付開始9:30~)
場所 : 幕張メッセ 国際会議場 会議室201・301A・B
9:45~ 開会式
代表世話人挨拶 横田俊一郎(横田小児科・小田原市)
担当世話人挨拶 原木 真名(まなこどもクリニック・千葉市)
予防接種システム検討会世話人挨拶
10:00~11:00 教育講演1 GSK(株)&第一三共(株) 共催
テーマ【いよいよ待望のロタウイルスワクチンが投与できる】
座長 片岡 正(かたおか小児科クリニック:川崎市)
演者 川村 尚久(大阪労災病院:堺市)
ロタウイルス感染症は小児の重症下痢症の原因として最も頻度が高く、大部分の小児が5歳までに感染する。日本を含め先進国ではロタウイルス胃腸炎による死亡はほとんどみられないが、嘔吐・下痢症状の重症化による入院のリスクは高く、先進国・発展途上国を問わず、安全で有効な予防対策であるワクチンが必要とされていた。
弱毒化されたヒト由来株で、最も頻度の高い株である (G1P[8])を持つ1価のヒトロタウイルス生ワクチンで、交叉反応による他のGタイプへの免疫性を持つRotarixTM、は、欧米を中心とした多くの国で認可され、4年以上の臨床投与実績があるが、乳幼児の重症ロタウイルス感染に対する有効性があることと、腸重積の発症のリスクを高めないこと等の安全性が確認されている。本邦においても、当院も参加した第III相、二重盲検、無作為化、プラセボ対照、多施設共同試験は無事終了し、G1野性株についても非G1株についても重症化を予防する有効性と安全性が確認された。2009年11月に承認申請、本年6月に製造承認され、いよいよ待望のロタワクチンが本年度中に日本国内で使用できる予定となり、日本の乳児たちもようやくその恩恵を受けることができるようになった。
11:00~12:00 教育講演2 「VPDを知って子どもを守ろう。」の会 共催
テーマ【知って欲しい“無視されてきたガン予防ワクチン、
B型肝炎ワクチンのこと】
座長 薗部 友良(日赤医療センター:東京都)
演者 藤澤 知雄(済生会横浜市東部病院こどもセンター:横浜市)
1980年代に21世紀に残る国民病として、B型肝炎が注目され、母子感染の予防に至った。40年もすれば世界に先駆けてわが国ではB型肝炎が撲滅されると誰しもが信じた。そしてB型肝炎の関心も急速に薄れていった。
それから約30年、B型肝炎は撲滅される気配はないどころか様々な問題も浮上した。留まる事を知らない国際交流による外国株の感染、母子感染予防が肝癌の予防に繋がるという意気込の風化、父子感染を主体とする水平感染の相対的増加、急性肝炎でも肝細胞内に残るウイルス遺伝子が起こす様々な問題、などである。
世界的には天然痘、ポリオに次いでB型肝炎を撲滅するために生まれる子全員にB型肝炎ワクチンを接種している。
もう一度、B型肝炎ワクチンのことを先生方と一緒に考えてみたい。
12:00~12:10 次期年次集会のお知らせ
第22回日本外来小児科学会年次集会 パシフィコ横浜
事務局 山本 淳(星川小児クリニック:横浜市)
12:20~13:20 ランチョンセミナー ファイザー(株) 協賛
テーマ【トラベルクリニックからみたワクチン事情】
座長 及川 馨 (及川医院:島根県出雲市)
演者 近 利雄 (THE KING CLINIC:東京都渋谷区)
年々増加傾向にある海外渡航者数に伴い、日本でも渡航者や医療機関の渡航医療への関心が高まっている。
長期滞在者・海外在留邦人も増え、家族のコンサルテーション、子供たちのトラベルワクチン接種や入学に際しての調整など、需要も多様化の傾向がある。ワクチンの種類と関心が増すなかで、同時接種、未承認ワクチンの取扱いへの動きも散見する。講演では、医療の質を考えるとともに、海外の接種手技などについても触れたい。
13:30~14:30 特別講演
テーマ 【ビタミンTの贈りもの】タッチケア
座長 原木真名 (まなこどもクリニック:千葉市)
演者 吉永陽一郎(吉永小児科医院 日本タッチケア協会幹事:久留米市)
タッチケアは、ママやパパの手を使い、子どもの全身をマッサージしていく方法です。赤ちゃんの体重の増加が良くなることなど、タッチを受ける子どもにとってよい効果が報告されていますが、タッチケアを行った親が、我が子の特性をよりはっきりと認識し、子どもの安らかな顔を見て自分が穏やかな気持ちになり、子どもをいっそうかわいいと思うようになるということなどが歓迎されており、その意味で愛着形成支援の試みと考えて良いでしょう。新生児センターで検討が始まったタッチケアは、健常児、より年長児へと次第に広い年齢層に歓迎されてきました。タッチケアと同様に、だっこや絵本、子守唄、添い寝など、愛着形成を助ける活動は様々に行われています。愛着形成支援という育児支援は、今後小児医療の現場でもますますその重要性を増してくると考えています。
14:30~16:00 一般演題 ・要望演題
【一般演題】 座長 椿俊和(つばきこどもクリニック:千葉市)
演題1 草刈 章(くさかり医院:埼玉県)
「発熱している子どもは実は水があふれている? ウソ、ホント!」
-進化医学からみたオオカミ仮説を提案する-
要旨:「発熱している子どもは脱水症になり易いので、多めに水分を与えなさい」という指導はもっとも基本的な医学常識である。その理由として発熱によって不感蒸泄や発汗が増し、水分が喪失するためとされている。しかしこれは本当のことだろうか? 演者は以前から発熱の患者でしばしば血清Naが低いことに気づいていた。そこで昨年一年間に電解質を検査した患者について、A群;37.5℃以上の発熱があり、3回以上の嘔吐、下痢がない群 B群;発熱なし C群;発熱不問、3回以上の嘔吐、あるいは下痢があるに分類して血清Na値を統計的に処理してみると、この常識とはまったく相反する結果が得られた。「オオカミの真実はヒトでも真実?」を皆様にご検討いただきたく発表します。
演題2 佐久間 秀人(佐久間内科小児科医院:福島県)
「放射性物質汚染についてのアンケート」調査結果より(仮題)
演題3 高田 修(たかだこども医院:宮城県)
「被災地の学校での活動について」(仮題)
演題4 宝樹 真理(たからぎ医院:東京都)
「IPVワクチンを始めたわけ」(仮題)
【要望演題】 座長 阿部博紀(あべひろきこどもクリニック:千葉市)
演題1 及川 馨(島根県) 「日脳ワクチン最新情報」
演題2 藤岡 雅司(大阪府) 「同時接種の勧め」
16:00~ 閉会式
次期世話人挨拶 佐藤順一(上大岡こどもクリニック:横浜市)
以上
小児科医師にとって、まさにトピックスである演題が並んでいます。
第27回
東日本外来小児科学研究会in千葉
http://mnclinic.web.fc2.com/puroguramu3.pdf
共催:
外来小児科学研究会
予防接種システム検討会
日時 : 平成23年11月20日(日)9:45~16:30
(受付開始9:30~)
場所 : 幕張メッセ 国際会議場 会議室201・301A・B
9:45~ 開会式
代表世話人挨拶 横田俊一郎(横田小児科・小田原市)
担当世話人挨拶 原木 真名(まなこどもクリニック・千葉市)
予防接種システム検討会世話人挨拶
10:00~11:00 教育講演1 GSK(株)&第一三共(株) 共催
テーマ【いよいよ待望のロタウイルスワクチンが投与できる】
座長 片岡 正(かたおか小児科クリニック:川崎市)
演者 川村 尚久(大阪労災病院:堺市)
ロタウイルス感染症は小児の重症下痢症の原因として最も頻度が高く、大部分の小児が5歳までに感染する。日本を含め先進国ではロタウイルス胃腸炎による死亡はほとんどみられないが、嘔吐・下痢症状の重症化による入院のリスクは高く、先進国・発展途上国を問わず、安全で有効な予防対策であるワクチンが必要とされていた。
弱毒化されたヒト由来株で、最も頻度の高い株である (G1P[8])を持つ1価のヒトロタウイルス生ワクチンで、交叉反応による他のGタイプへの免疫性を持つRotarixTM、は、欧米を中心とした多くの国で認可され、4年以上の臨床投与実績があるが、乳幼児の重症ロタウイルス感染に対する有効性があることと、腸重積の発症のリスクを高めないこと等の安全性が確認されている。本邦においても、当院も参加した第III相、二重盲検、無作為化、プラセボ対照、多施設共同試験は無事終了し、G1野性株についても非G1株についても重症化を予防する有効性と安全性が確認された。2009年11月に承認申請、本年6月に製造承認され、いよいよ待望のロタワクチンが本年度中に日本国内で使用できる予定となり、日本の乳児たちもようやくその恩恵を受けることができるようになった。
11:00~12:00 教育講演2 「VPDを知って子どもを守ろう。」の会 共催
テーマ【知って欲しい“無視されてきたガン予防ワクチン、
B型肝炎ワクチンのこと】
座長 薗部 友良(日赤医療センター:東京都)
演者 藤澤 知雄(済生会横浜市東部病院こどもセンター:横浜市)
1980年代に21世紀に残る国民病として、B型肝炎が注目され、母子感染の予防に至った。40年もすれば世界に先駆けてわが国ではB型肝炎が撲滅されると誰しもが信じた。そしてB型肝炎の関心も急速に薄れていった。
それから約30年、B型肝炎は撲滅される気配はないどころか様々な問題も浮上した。留まる事を知らない国際交流による外国株の感染、母子感染予防が肝癌の予防に繋がるという意気込の風化、父子感染を主体とする水平感染の相対的増加、急性肝炎でも肝細胞内に残るウイルス遺伝子が起こす様々な問題、などである。
世界的には天然痘、ポリオに次いでB型肝炎を撲滅するために生まれる子全員にB型肝炎ワクチンを接種している。
もう一度、B型肝炎ワクチンのことを先生方と一緒に考えてみたい。
12:00~12:10 次期年次集会のお知らせ
第22回日本外来小児科学会年次集会 パシフィコ横浜
事務局 山本 淳(星川小児クリニック:横浜市)
12:20~13:20 ランチョンセミナー ファイザー(株) 協賛
テーマ【トラベルクリニックからみたワクチン事情】
座長 及川 馨 (及川医院:島根県出雲市)
演者 近 利雄 (THE KING CLINIC:東京都渋谷区)
年々増加傾向にある海外渡航者数に伴い、日本でも渡航者や医療機関の渡航医療への関心が高まっている。
長期滞在者・海外在留邦人も増え、家族のコンサルテーション、子供たちのトラベルワクチン接種や入学に際しての調整など、需要も多様化の傾向がある。ワクチンの種類と関心が増すなかで、同時接種、未承認ワクチンの取扱いへの動きも散見する。講演では、医療の質を考えるとともに、海外の接種手技などについても触れたい。
13:30~14:30 特別講演
テーマ 【ビタミンTの贈りもの】タッチケア
座長 原木真名 (まなこどもクリニック:千葉市)
演者 吉永陽一郎(吉永小児科医院 日本タッチケア協会幹事:久留米市)
タッチケアは、ママやパパの手を使い、子どもの全身をマッサージしていく方法です。赤ちゃんの体重の増加が良くなることなど、タッチを受ける子どもにとってよい効果が報告されていますが、タッチケアを行った親が、我が子の特性をよりはっきりと認識し、子どもの安らかな顔を見て自分が穏やかな気持ちになり、子どもをいっそうかわいいと思うようになるということなどが歓迎されており、その意味で愛着形成支援の試みと考えて良いでしょう。新生児センターで検討が始まったタッチケアは、健常児、より年長児へと次第に広い年齢層に歓迎されてきました。タッチケアと同様に、だっこや絵本、子守唄、添い寝など、愛着形成を助ける活動は様々に行われています。愛着形成支援という育児支援は、今後小児医療の現場でもますますその重要性を増してくると考えています。
14:30~16:00 一般演題 ・要望演題
【一般演題】 座長 椿俊和(つばきこどもクリニック:千葉市)
演題1 草刈 章(くさかり医院:埼玉県)
「発熱している子どもは実は水があふれている? ウソ、ホント!」
-進化医学からみたオオカミ仮説を提案する-
要旨:「発熱している子どもは脱水症になり易いので、多めに水分を与えなさい」という指導はもっとも基本的な医学常識である。その理由として発熱によって不感蒸泄や発汗が増し、水分が喪失するためとされている。しかしこれは本当のことだろうか? 演者は以前から発熱の患者でしばしば血清Naが低いことに気づいていた。そこで昨年一年間に電解質を検査した患者について、A群;37.5℃以上の発熱があり、3回以上の嘔吐、下痢がない群 B群;発熱なし C群;発熱不問、3回以上の嘔吐、あるいは下痢があるに分類して血清Na値を統計的に処理してみると、この常識とはまったく相反する結果が得られた。「オオカミの真実はヒトでも真実?」を皆様にご検討いただきたく発表します。
演題2 佐久間 秀人(佐久間内科小児科医院:福島県)
「放射性物質汚染についてのアンケート」調査結果より(仮題)
演題3 高田 修(たかだこども医院:宮城県)
「被災地の学校での活動について」(仮題)
演題4 宝樹 真理(たからぎ医院:東京都)
「IPVワクチンを始めたわけ」(仮題)
【要望演題】 座長 阿部博紀(あべひろきこどもクリニック:千葉市)
演題1 及川 馨(島根県) 「日脳ワクチン最新情報」
演題2 藤岡 雅司(大阪府) 「同時接種の勧め」
16:00~ 閉会式
次期世話人挨拶 佐藤順一(上大岡こどもクリニック:横浜市)
以上