「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

グローバル化時代 中央区基本構想 教育分野に入れるべき視点、自身の哲学を見出せる子ども

2016-06-03 12:34:04 | 中央区 新基本構想
 現在、20年後の中央区を見据え、中央区の憲法ともいうべき「基本構想」策定作業が進行中です。

 教育の部分では、重要なキーワードとして、「グローバル化」が出されました。
 
 そのグローバル化に対峙した子ども達を育てるにあたって、重要な方向性を、佐伯氏は、指摘されていると考えます。すなわち、「私たち自身の哲学」

 中央区の子ども達が、自らの哲学を見出す力を養うことも、中央区の基本構想(教育分野)で落としてはならない視点であると考えます。

 

***********朝日新聞20160603 オピニオン 抜粋**********
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12390175.html

(異論のススメ)西田幾多郎の哲学 西洋と異なる思想、今こそ 佐伯啓思

 今日、西洋の思想や科学が作り出したこのグローバルな世界は、ほとんど絶望的なまでに限界へ向けて突き進んでいる。新たな技術を次々と開発し、経済成長に結び付けることで人間の幸福を増大できる、という西洋発の近代主義は極限まできている。しかし、日本は今日、丸ごとこの近代主義にのみこまれ、漱石ではないが、その先端でグローバル化に遅れまいと上滑りを続けているように見える。国際化やグローバル化の掛け声よりも、われわれが今日必要としているのは、われわれ自身の哲学であり、それはまた西洋思想の深みにも突きささるであろう。西田は、一度も留学体験もなく、ほとんど日常生活の空間をはみ出すことなく思索を続け、それが、成功したかどうかは別として、「日本の哲学」を構想した。戦後70年以上過ぎ、今日、改めて西田のような志が求められているのではないだろうか。


さえきけいし 1949年生まれ。京都大学名誉教授。保守の立場から様々な事象を論じる。著書に「反・幸福論」など
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中央区長ら来月欧州視察、1週間で経費1118万円。中央区が説明責任を果たすべきことについて

2016-06-03 10:25:03 | 公約2015

 中央区もまた、説明責任を果たしていかねばなりません。

 手続き面においては、なぜ、計画的に視察をできるにも関わらず、3月の予算審議で視察案を出さずに、6月の補正予算案で出さざるを得なかったのか。

 内容面においては、

 1、視察により何を得ようとしているのか(目的、必要性)?

 2、それは、この時期の視察でないとだめなのか(緊急性)?

 3、節約をしながら、算出したのか(相当性)?

 4、本当に、視察という手段でなければ、ならなかったのか(補充性)?

 5、視察をした内容を、区民、区議会ときちんと共有し、東京五輪にいかせるのか(目的と手段の間の合理的関連性)?


6月補正予算案⇒ https://www.city.chuo.lg.jp/kusei/kohokotyo/press/puresuheisei28/20160603press.files/2806hoseiyosan.pdf



***************産経新聞**********************************
http://www.sankei.com/region/news/160603/rgn1606030046-n1.html 

2016.6.3 07:02

中央区長ら来月欧州視察、1週間で経費1118万円


 ■ビジネスクラス使用「正当な支出」

 中央区は、平成28年度一般会計6月補正予算に、矢田美英区長、押田満理子区議会議長ら計6人が7月に1週間、パリ、ロンドンを視察する経費約1118万6千円を計上した。舛添要一知事の高額海外出張費が問題となったばかりだが、区は正当な支出としている。

 「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた海外視察」は、7月3日から9日までの日程。区長、区議会議長のほかは区議1人、区職員3人が同行する。

 2020年東京五輪・パラリンピックでは、区内に選手村が設置される予定で、区は視察の目的を「ロンドンでは五輪の選手村跡地の活用」と説明。パリについては、「築地市場の豊洲移転をかかえるため、舟運の状況について視察する」としている。

 視察費用のうち、旅費は約460万円で、区長、区議会議長、区議と議会事務局の職員が羽田-パリ、ロンドン-羽田でいずれもビジネスクラスを利用。五輪関連部署の区職員2人はエコノミークラスを使う。

 区の規則では「飛行機旅費に関して8時間以上かかる場合には最上級の直近下」とされ、ファーストクラスは区長も利用できない。五輪関連部署の職員2人はビジネスクラスの利用が可能だが、「諸般の事情を鑑み、節減に努めた」という。

 宿泊費は約150万円を見込んでいる。スイートルームなどは使わないが、視察期間はテニスのウィンブルドン選手権、サッカーの欧州選手権の開催時期が重なるため、割高になるとしている。他の費用はレンタカー代や、通訳への費用などと説明している。

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