中央区で行われる会議で最重要会議のひとつが、教育委員会定例会。
教科書採択が議題に上るときは、そのテーマの重要性から、傍聴者も多くなります。
いつもは、小さい部屋で開催し、傍聴者も10名未満で余裕で対応できていますが、教科書採択の際は、いつも10名以上となります。
果たして、本日8/8の教育委員会(審議事項:.中央区立小学校において平成30年度から使用する道徳教科書について)においても、傍聴希望者が24名おられました。
傍聴希望者が多くなることが予想されたため、6月の中央区議会第二回定例会本会議一般質問では、傍聴席を増やす対応を求め、教育長から、他区の状況も考慮に入れて判断すると前向きな答弁を頂き、期待をしていました。
しかし、結局は、対応はいただけない形となってしまいました。
少しの努力で、開かれた教育行政にひとつ前進できたのではないか思うと、残念であります。
少しの努力とは、すなわち、本日のことで述べますと、
中央区教育委員会は、同委員会庶務課名で、中央区役所本庁舎8階の大会議室を本日9時~5時までおさえておられました。
その大会議室の利用目的は、教育委員会定例会傍聴希望者の抽選を行う場所とするためでした。
結局、大会議室で抽選のみをし、その後は、いつもの小さな定例会の部屋に移動して、定例会を開催しました。
写真1をみてわかりますが、抽選会場の大会議室では十分に広いスペースがあり、ここに机を配置して、定例会を開催し、24名の傍聴希望者全員を傍聴いただくことは、見てわかる通り可能でした。
もちろん、大会議室の使用希望部署があれば話は変わって参りますが、抽選がなされた後、その大会議室は、終日使用されることはありませんでした。(文面には、次の会議があると書かれていますが、次の会議の予定は、庶務課に確かめましたが入っていませんでした。)
教科書採択という“特別の”審議の際は傍聴者をできる限り受け入れる努力をしている他区の状況もありながら、そしてその行うことが区民の知る権利に応え、開かれた教育行政に繋がるにも関わらず、こちら中央区ではなされなかったことに対し、教育委員会は、もっと努力をすべきであったと私は考えます。
写真1、本日の教育委員会傍聴者抽選会 会場である区役所大会議室
写真2、大会議室案内板
写真3:大会議室で待つ傍聴希望者への説明事項、
写真4、本日の教育委員会定例会 会場の配置図。いつもの会場である区役所6階の小さな会議室。10名の傍聴者がおられると、結構きつい配置になると思われます。