昨晩の地震(2017.08.02 2:02AM震源:茨城県北部深さ約10km、M5.5)は大丈夫でしたでしょうか。
7月31日(月)に月島三丁目南地区再開発問題の第3回勉強会を開催致しました。
第2回勉強会では、都議選挙の選挙期間中にも関わらず候補自らという形でご参加下さり、かつ、その場で、今後もこの再開発問題に取り組んで下さるとお約束をして下さった森山高至氏・斎藤一恵氏の両氏が、今回の勉強会にも、ご参加下さいました。両氏ともご多忙にも関わらず、選挙の際のお約束を果たされておられるその実行力に、まずもって、心から感謝を致すところです。
また、マンション管理士でありマンション防災にもお詳しい坂井誠仁氏も、この地域の再開発問題は、首都圏全体の問題でも有るということで新たにご参加下さいました。他にも、超高層マンション建設販売の業界におられた複数の方々がご参加下さり、当該地区の地権者・借家人、地域住民を含め活発な意見交換を致しました。
勉強会での主なご意見の内容は、
〇準備組合のコンサルタントの方が、個別の話し合いということで借家人を回られている疑問点。その対応方法について。
〇現況においても、タワーマンションが完売できておらず、海外から投資目的で買われている状況。民泊利用も有りうる点。
〇超高層にするための条件としてある「公開空地」が有効活用されていない点。本事業でも同様。
〇月島地区の再開発においては、「高さ制限」が必要な点。
〇月島地区の再開発においては、交通機関、病院、公園、高齢者施設、障害者施設、子育て支援施設が足りていない点
〇再開発において、高齢者、障害者へのバリアフリーを含めた配慮が不十分な点。結局は、中央区外へと出て行かざるを得ない現状について。
〇本事業の再開発の情報が、知らされていない点。海外では当然に、知らされている実情について。
〇超高層では、管理費・家賃が高くなるだけではなく、修繕積立金、固定資産税・相続税なりの高額の負担も将来的に出てくる点。管理費の増額でさえ、現況でもたいへんな実情。
などが出されました。
今後の方針として、勉強会も回数を重ね、今後の運営力の強化や情報発信力の向上のために、“会の形”をつくっていくことが出席した皆様からのご提案としてなされました。
そこで、会の代表者をまず配置することとなり、石川福治氏、大山隆三氏、斎藤一恵氏の三人が、共同代表の任を担って下さることとなりました。
なお、会自体の名称につきましては、今後の宿題となっております。皆様、よい名前を与えて下さいますように、ご提案をお待ちいたしております。
さて、次回の第4回勉強会のご案内をさせていただきます。
本事業の問題点について、法律家の先生方のお話をお伺いすることと致しております。
記
第4回 「月島再開発問題と月島の再生を考える会(仮称)」
日時:平成29年8月8日(火) 19時半~21時
場所:みんなの子育てひろば あすなろの木
(月島三丁目30-4 飯島ビル1階、℡03-5547-1191)
参加方法:参加費無料。直接、会場にお越しください。
テーマ:『月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業の問題点につき法律家のお話を伺う』
「本事業に潜む多くの問題点を解決せずに、本事業のために計上された予算を執行することは違法・不当であり、その予算の執行をしてはならない」とする地方自治法上の「住民監査請求」という手法について
月島のこの町をなんとかしなければならないという有志の皆様が会にお集まり下さりつつあります。
超高層の分譲マンション計画ありきで再開発を進めるのではなくて、今一度立ち止まり、この地域の実情に合った月島三丁目南地区の再生のありかたを、そして、真に皆様が住み・働き続けられる再生のありかたを、地域の皆様で一緒になって考えるきっかけになればよいと思っております。
今後とも、どうかよろしくお願い申し上げます