今回のイチョウなど街路樹26本伐採計画http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/c0913a400b36ddd503adb99d861a97c2 は、自ら策定した『緑の基本計画』に反しています。
「歩道拡幅等にあわせ、街路樹の間に中木や低木を植栽した植樹帯へと改修」するのであって、街路樹を伐採して、歩道拡幅等にあわせ、中木や低木を植栽する方針は持っていません。
結果として、緑のボリュームアップを図ります。
********『緑の基本計画』********************
http://www.city.chuo.lg.jp/kankyo/keikaku/midorinokihonkeikaku.files/06-07.pdf
2.街路の緑化
1) 街路樹の整備
街路樹は道路利用者や沿道住民に快適な空間を提供し、大気浄化やヒートアイランド現象を緩和する風の道づくりなど大きな役割を担っています。東 京都の計画では、都内の街路樹を現在の 2 倍となる百万本としていること から、東京都と連携するとともに、区では、歩道拡幅や電線共同溝などの街路事業にあわせた街路樹や植樹帯の整備を積極的に進めます。
2) 街路樹の多層化・連続化
歩道拡幅等にあわせ、街路樹の間に中木や低木を植栽した植樹帯へと改修し、街路の緑を点から線へとつながりをもたせます。また、街路樹桝への草 花・低木の植栽や植樹帯への中木の植栽により、多層化を図るとともに、中 央分離帯の植栽や公開空地などとの一体的な植栽を進め、街路を中心とした 緑のボリュームアップを図ります。
さらに、歩道が狭く街路樹が植えられない街路においても、メッシュフェ ンスにツタ類を這わせるなどの緑化に努めます。
3) 特色ある街路樹の整備
街路樹はまちの骨格となる街路を彩る緑であり、通りのシンボルとなるな ど風格あるまちづくりに欠かせない施 設です。樹種の選定にあたっては、車 による排気ガスや歩行者による土壌の 踏み固めなど厳しい街路環境に耐える、 剪定の手間や病害虫の発生が少ないな ど維持管理の容易さなどの街路樹の適性だけでなく、地域の要望や景観、地 域の特色を活かすなどさまざまなニーズを調整し、花や実、新葉や紅葉がき れいなどの特色をもたせます。
既存の街路樹についてもこうした視点から見直しを進め、沿道の価値やま ちのイメージなどを高める必要がある箇所については特色ある樹種への変 更を進めます。
4) 緊急輸送道路の緑化
街路は震災時の避難路などの機能をもっています。このため、中央区地域防災計画に指定する緊急道路障害物除去路線を中心に、沿道建築物からの落 下物を緩衝する植栽、火災に耐える樹種の植栽、高中低木による植栽の多様 化・連続化などを進めます。
5) 高速道路の緑化
高速道路の出入口、高架下、掘割区間の壁面および上部、フェンス等の緑化を進め、沿道の環境改善が図れるよう首都高速道路株式会社に要請します。
6) 交差点の緑化
幹線道路の交差点は多くの人々が行きかう場所です。そこで、交差点にシンボルとなる木や四季を感じさせる草花の植栽を行い、地域のランドマークやシ ンボルとなる空間とします。
7) 街角広場の整備
緑地帯に緑陰、花壇、ベンチを設置するなどにより、街角広場として整備し、 人々の休息や地域住民の交流の場の充実 を図っていきます。
8) 橋詰の整備
震災復興事業により設けられた橋詰の小広場の思想を継承し、橋詰広場の整備 を進めます。
整備においては、河川や運河、周辺の景観を活かすとともにシンボルとなる樹 木を植栽するなどまちのランドマークとなるよう配慮します。また、橋詰の整備 にあわせて、河川や橋に因む歴史・由来などを説明する解説板の設置に努めます。