「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

日本橋の皆様、ご存知でしょうか?まちのシンボルのイチョウ並木(日本橋小舟町、日本橋保健センター近く)が、伐採の危機です。計画を変更し、保存することを求めます。

2017-08-03 23:00:00 | 地球環境問題

 日本橋在住の方から、ご相談いただいた案件です。

 樹齢数百年と言われるイチョウの木。
 

 これら、イチョウの木を含め街路樹(日本橋小舟町、日本橋保健センター近く)が、電線共同溝設置などの理由で、26本(うち2本は移植)伐採されようとしています。
 26本の内訳;イチョウ9本、クロガネモチ17本、うち2本のみ移植。

 私の地元では、月島川に面したところで、昨年、大きなイチョウの木が少なくとも2本、川に面する歩道整備を理由に伐採されてしまった経験があります。
 イチョウの木は、伐採を避ける形で、歩道整備ができなかったのか、今でも悔いています。
 平成29年度予算特別委員会では、街のシンボル的な樹木の伐採においては、地元説明会などの手続き保障をきちんとすることを求める議論も致しました。 

 
 さて、下の二枚の写真は、上記伐採計画における実際に伐採されたイチョウの木の断面と、そのイチョウの木が立っていた場所を示します。
 一番手前の木が伐採されていますが、その伐採直後の写真です。

 伐採された木の幹を観察しても、痛んでいないと樹木の専門家の分析でした。

 すなわち、
 1、空洞があるが、生存に影響はない。

 2、実際に、切り株では、「断面の白い部分(生きているところ)が半分以上あり、十分健康な木だと思われる。白い部分は1/3あれば、十分生きていく」

 3、なお、その伐採されたイチョウの木も、上部を伐られて残っている部分は、生きていける。
   切り口にトタンのカバーをかけて、それ以上雨が入らないようにするとよい。

 

 区道における街路樹であり、中央区の英断にかかっています。

 計画を変更し、まちのシンボルともいうべきイチョウ並木の保存を求めます。
 
 すくなくとも、伐採の前に、地元説明会を十分に周知の上で開催し、地域皆様の声を、きちんとお伺いする場を設定すべきです。
 なお、イチョウについては、戦前にどなたかからご寄贈という話でもあります。ご寄贈頂いたかたにも、了解をうるべきものです。





 現地調査確認の写真をお示しします。

 伐採撤去の公告。



 道路工事の公告。



 手前のイチョウは、枝を切られ、伐採されんとしています。日本橋三越方面へ向かっての写真。高架は、首都高。


 さらに離れてみる。




 さらに、さらに離れてみる。人形町通りから。



 逆の向き。日本橋保健センターに向けて。手前の伐採の木が、切り株の写真の木。

 

 離れて見る。



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