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太田忠司さんの『レストア　オルゴール修復師・雪永鋼の事件簿』読み終わりました。

主人公は、うつ病のオルゴール修復師、雪永鋼。
仕事の依頼も、依頼者に直接会わずに請け負うことにしている。
しかし、お得意様の遠江早苗は、修理だけではすまない依頼を持ち込んでくる。
人に深く関わりたくないのに、様々な謎に出会い、解決していく。

とても思いやり深く、厳しい物語だと思います。
そして現実も、この小説の登場人物のように、うつ病について無理解な方々が多いのだろうなぁ、と思いました。
私自身も、解っているかというと、心もとないのですが。
この小説を読んで、その一端でも理解できていれば、と思います。