北村薫さんの『紙魚家崩壊』を読みました。
まず『溶けていく』
何気ない状況から、こういう結果が生まれていく。
あまりにも日常の世界から、物語が展開していくので、恐怖感が倍増されました。
『紙魚家崩壊』
本好きな人間なら、あの計算式は納得できると思います。
でも、ああいう結果を導き出すのは・・・崩壊してしまったのは、心理的な面も象徴しているのかもしれません。
『死と密室』
老人介護に携わる者としては、耳が痛い物語とも言えます。
そもそも、レクリエーションって、毎日やらなければならないものなのでしょうか?
毎日やることに決めているから、惰性でやってしまうのではないかとも、思えます。
『白い朝』
温かくて優しい物語ですよね。
カナリアのような若夫婦を思いながらの、老夫婦の思い出話。
『サイコロ、コロコロ』
喫茶店で転がってきた十面のサイコロの使用方法。
持ち主は、中年のおじさん。
解った時には、とても懐かしく感じました。
『おにぎり、ぎりぎり』
誰が、どのおにぎりをにぎったのか?
稲村先生が、その謎を、鮮やかに解明していきます。
さて、その真相は?
いやー、笑ってしまいました。
『蝶』
起こったことは、日常の何気ない出来事です。
ただ、蝶にまつわる子供の頃の話が、何とも幻想的な子供らしい思考のたまもので、好きです。
『俺の席』
日常が、ほんの少しずれてしまったせいで、居心地が悪くなったり、おかしくなったりします。
最後が、気の毒としか思えません。
『新釈おとぎばなし』
北村薫さんの解釈による、おとぎばなしです。
こういうので、昔・・・いや、今も好きなのが、星新一さんの『未来イソップ』です。
北村さんのも、とても、面白いです。
これら9編の中で、一番のお気に入りは『おにぎり、ぎりぎり』です。
まず『溶けていく』
何気ない状況から、こういう結果が生まれていく。
あまりにも日常の世界から、物語が展開していくので、恐怖感が倍増されました。
『紙魚家崩壊』
本好きな人間なら、あの計算式は納得できると思います。
でも、ああいう結果を導き出すのは・・・崩壊してしまったのは、心理的な面も象徴しているのかもしれません。
『死と密室』
老人介護に携わる者としては、耳が痛い物語とも言えます。
そもそも、レクリエーションって、毎日やらなければならないものなのでしょうか?
毎日やることに決めているから、惰性でやってしまうのではないかとも、思えます。
『白い朝』
温かくて優しい物語ですよね。
カナリアのような若夫婦を思いながらの、老夫婦の思い出話。
『サイコロ、コロコロ』
喫茶店で転がってきた十面のサイコロの使用方法。
持ち主は、中年のおじさん。
解った時には、とても懐かしく感じました。
『おにぎり、ぎりぎり』
誰が、どのおにぎりをにぎったのか?
稲村先生が、その謎を、鮮やかに解明していきます。
さて、その真相は?
いやー、笑ってしまいました。
『蝶』
起こったことは、日常の何気ない出来事です。
ただ、蝶にまつわる子供の頃の話が、何とも幻想的な子供らしい思考のたまもので、好きです。
『俺の席』
日常が、ほんの少しずれてしまったせいで、居心地が悪くなったり、おかしくなったりします。
最後が、気の毒としか思えません。
『新釈おとぎばなし』
北村薫さんの解釈による、おとぎばなしです。
こういうので、昔・・・いや、今も好きなのが、星新一さんの『未来イソップ』です。
北村さんのも、とても、面白いです。
これら9編の中で、一番のお気に入りは『おにぎり、ぎりぎり』です。